調査報告書 2012年11月
File No.152

トヨタ クラウン

※2012年11月8日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

トヨタ クラウンロイヤル|ニューモデル速報
トヨタ クラウンアスリート|ニューモデル速報トヨタ クラウン インパネ|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

ロイヤルとアスリートの差別化でインパクトを追求

2012年末にフルモデルチェンジを控えているトヨタ クラウン。14代目に当たる次期モデルでは、デザインと搭載メカ、そして安全装備の充実に力が注がれるようだ。

まずはデザインだが、スレンダーな印象を強めるべく、現行型のホイールベースはそのままにフロントオーバーハング(タイヤより前の突出した部分)を25mm延長、全長は4895mmとなる。視界の改善が図られ、Aピラーは現行モデルより120mmも後方に配置される。

いちばんの注目点はフロントグリルだ。写真左のロイヤルはバンパー下部に至る逆台形グリルを採用。写真右上のアスリートはイナズマ型の専用グリルが用いられる。さらに、フロントフェンダーとボンネットフードに専用パーツを採用し、ホイールアーチの上部を力こぶが盛り上がったようなデザインとすることで力強い印象が演出される。

現行型では独立モデルとして存在感を放っていたハイブリッドは、ロイヤルとアスリートに吸収される模様。両シリーズともにハイブリッドグレードが用意されるようだ。次期型のシステムは2.5L直4+モーターという構成になる。現行モデルから160kgものダイエットを果たし、JC08モード燃費は65%アップの23.2km/Lへと向上する。

ガソリン車は現行エンジンのキャリーオーバーで、ロイヤルシリーズは2.5LV6エンジンを採用。アスリート専用である3.5LV6は、新たに8速ATとパドルシフトが組み合わされ、スポーツサルーンとしてのキャラクターが強化される。12代目の“ゼロ・クラウン”の登場時のインパクトを狙って開発が進められているという次期クラウン。登場が楽しみだ。

以上