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アウトドアブームの過熱を引き金に、規格外に車内が広い車の注目度が上がる!?
アウトドアブームの過熱を引き金に、規格外に車内が広い車の注目度が上がる!?
2015/11/02
▲自動車・カーライフに関する調査研究機関「リクルート自動車総研」の膨大な統計データを基に、ユーザーの購買行動や世の傾向を勝手に予想したり解説したりするコラム
アウトドアブームに符合する流行る車とは
アウトドアがブームになって久しい。そんな最中に発生したコロナ禍は、密を避けながら楽しめるとあって、ブームをさらに後押しする形となった。
今年のゴールデンウイークは混雑を警戒し休業したキャンプ施設も多かったが、営業していたキャンプ場には、にぎわっていたところもあったという。
昨今のアウトドアの流行は、1990年前半以来の盛り上がりとあって、第2次ブームとも呼ばれている。
その起源は、大規模な野外音楽フェスが定着したり、山ガールという言葉が流行語になったりした2010年頃と見るのが定説になっているようだ。
ファッションにアウトドアの要素が取り入れられ、それに呼応する形でアウトドアメーカーが高品質で洗練されたギアを市場に投入したということも、第2次ブームを加速させた要因と考えられる。
また、ソロキャンプやグランピングなどキャンプの楽しみ方が多様化。そうした“ひと味違う”スタイルがSNSや動画で拡散されることで、アウトドアの裾野が広がっている。さらに、アウトドア=“映える”という認知が広がる一方で、東日本大震災などの自然災害の経験から、サバイバルの一環としてアウトドア用品を揃えたり、スキルを身につけたりする人も増えいるようだ。
このように、レジャーの領域を超えてライフスタイルまで浸透している点が、今回のアウトドアブームの特徴だろう。
このアウトドアブーム、実は周期がクロカン・SUVの流行とシンクロしているのをご存じだろうか。第1次では、三菱 パジェロやトヨタ ハイラックスサーフなどの4WD車を筆頭とするRVブームが起こっていた。そして今回は、昨今のSUVブームと見事に重なっている。
しかも、第1次のときに流行った4WD車は、本格的な悪路走破性を備えた非日常・脱都会なモデルが主流だったが、今流行のSUVは都会的なルックスだったり、コンパクトカーにSUVのエッセンスを加えたクロスオーバーだったりと、多様化している。
つまり、車の傾向がそれぞれのアウトドアブームの特徴とどこかリンクしているようにも見える。

グラフ①をご覧いただこう。ここ数年、荷物がたくさん載せられる車に対する興味・関心が着実に上昇している。
同様に、マルチルームとしても使える車への興味・関心も微増傾向にある(グラフ②)。これらのデータから、今後も多目的に使える広い車内のニーズが高まりそうだと予想される。
昨今の過熱気味なアウトドアブームが続けば、たとえコロナ禍が終息したとしても、ゴールデンウイークのキャンプ場のようにキャパシティ不足となる懸念は拭いきれない。そうなれば、アウトドアから離脱する人が出てくる一方で、より先鋭化する人も増えてくるはずだ。
その兆候はすでに見られており、キャンプを極めるために山林を購入したり、改造した1BOXなどで移動しながら暮らすバンライフにチャレンジする先駆者たちのSNSや動画に、多くのファンがついており、第2次アウトドアブームの新章の幕開けを予感させる。
先のデータが示した多目的に使える広い室内空間をもつ車への興味・関心の高まりも、こうした流れと関係があるのかもしれない。
第1次ブームとシンクロしたRVブーム終焉後に台頭したのは、「モノより思い出」というキャッチコピーで一世を風靡した日産 セレナをはじめとするミニバンだった。
だが、今後はカヤックやSUPなど、人里離れた場所へアクセスできるツールを積めたり、絶景を求めて車中泊しながら移動できるような、規格外(エクストラ)の広さ(スペース)を備えた車(ビークル)=“XSV”に注目が集まる可能性大だ。
予算100万円で買えるXSV(エクストラ・スペース・ビークル)3選
1:トヨタ ハイエースバン(現行型)
▲その広い室内空間とタフな性能から、ビジネスユースはもちろん、アウトドアの相棒としてもすっかり定着。カスタムパーツも豊富で、自分好みの1台に仕上げられるのもグッド!
2:日産 NV350キャラバン(現行型)
▲ハイエースの牙城に切り込んだ日産渾身のバン。2012年6月のデビュー当初からアウトドア使いも積極的にアピールしていた。ハイエースとかぶりたくない人はこちらを!
3:スズキ エブリイワゴン(2代目)
▲軽1BOXの人気定番モデル。5ナンバーの乗用車ながら、室内アレンジの自由度が高いのが魅力。タフなアウトドア仕様や車中泊仕様など、カスタムを楽しむ人が急増中だ
文/編集部、写真/Photo AC、トヨタ、日産、スズキ
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本体価格65.8万円
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<h3>アウトドアブームに符合する流行る車とは</h3>
<p>アウトドアがブームになって久しい。そんな最中に発生したコロナ禍は、密を避けながら楽しめるとあって、ブームをさらに後押しする形となった。<br />
<br />
今年のゴールデンウイークは混雑を警戒し休業したキャンプ施設も多かったが、営業していたキャンプ場には、にぎわっていたところもあったという。<br />
<br />
昨今のアウトドアの流行は、1990年前半以来の盛り上がりとあって、第2次ブームとも呼ばれている。<br />
<br />
その起源は、大規模な野外音楽フェスが定着したり、山ガールという言葉が流行語になったりした2010年頃と見るのが定説になっているようだ。<br />
<br />
ファッションにアウトドアの要素が取り入れられ、それに呼応する形でアウトドアメーカーが高品質で洗練されたギアを市場に投入したということも、第2次ブームを加速させた要因と考えられる。<br />
<br />
また、ソロキャンプやグランピングなどキャンプの楽しみ方が多様化。そうした“ひと味違う”スタイルがSNSや動画で拡散されることで、アウトドアの裾野が広がっている。さらに、アウトドア=“映える”という認知が広がる一方で、東日本大震災などの自然災害の経験から、サバイバルの一環としてアウトドア用品を揃えたり、スキルを身につけたりする人も増えいるようだ。<br />
<br />
このように、レジャーの領域を超えてライフスタイルまで浸透している点が、今回のアウトドアブームの特徴だろう。<br />
<br />
このアウトドアブーム、実は周期がクロカン・SUVの流行とシンクロしているのをご存じだろうか。第1次では、三菱 パジェロやトヨタ ハイラックスサーフなどの4WD車を筆頭とするRVブームが起こっていた。そして今回は、昨今のSUVブームと見事に重なっている。<br />
<br />
しかも、第1次のときに流行った4WD車は、本格的な悪路走破性を備えた非日常・脱都会なモデルが主流だったが、今流行のSUVは都会的なルックスだったり、コンパクトカーにSUVのエッセンスを加えたクロスオーバーだったりと、多様化している。<br />
<br />
つまり、車の傾向がそれぞれのアウトドアブームの特徴とどこかリンクしているようにも見える。<br />
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<div class="taC w600_img mB10"><img alt="リクルート自動車総研グラフ" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65870/02.jpg" width="600" /></div>
<p>グラフ①をご覧いただこう。ここ数年、荷物がたくさん載せられる車に対する興味・関心が着実に上昇している。<br />
<br />
同様に、マルチルームとしても使える車への興味・関心も微増傾向にある(グラフ②)。これらのデータから、今後も多目的に使える広い車内のニーズが高まりそうだと予想される。<br />
<br />
昨今の過熱気味なアウトドアブームが続けば、たとえコロナ禍が終息したとしても、ゴールデンウイークのキャンプ場のようにキャパシティ不足となる懸念は拭いきれない。そうなれば、アウトドアから離脱する人が出てくる一方で、より先鋭化する人も増えてくるはずだ。<br />
<br />
その兆候はすでに見られており、キャンプを極めるために山林を購入したり、改造した1BOXなどで移動しながら暮らすバンライフにチャレンジする先駆者たちのSNSや動画に、多くのファンがついており、第2次アウトドアブームの新章の幕開けを予感させる。<br />
<br />
先のデータが示した多目的に使える広い室内空間をもつ車への興味・関心の高まりも、こうした流れと関係があるのかもしれない。<br />
<br />
第1次ブームとシンクロしたRVブーム終焉後に台頭したのは、「モノより思い出」というキャッチコピーで一世を風靡した日産 セレナをはじめとするミニバンだった。<br />
<br />
だが、今後はカヤックやSUPなど、人里離れた場所へアクセスできるツールを積めたり、絶景を求めて車中泊しながら移動できるような、規格外(エクストラ)の広さ(スペース)を備えた車(ビークル)=“XSV”に注目が集まる可能性大だ。<br />
</p>
<h3>予算100万円で買えるXSV(エクストラ・スペース・ビークル)3選</h3>
<p><b>1:トヨタ ハイエースバン(現行型)</b><br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="トヨタ ハイエースバン" data-credit="トヨタ" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65870/03.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲その広い室内空間とタフな性能から、ビジネスユースはもちろん、アウトドアの相棒としてもすっかり定着。カスタムパーツも豊富で、自分好みの1台に仕上げられるのもグッド!</span></div>
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<li><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&FAIR=96835&fed=contnikkancs_20210616_oc20210616001to" target="_blank">総額100万円以下のトヨタ ハイエースバン(現行型)の中古車はこちら</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/catalog/toyota/hiace_van/F002/" target="_blank">トヨタ ハイエースバン(現行型)の詳しい情報はこちら</a></li>
</ul>
<p><b>2:日産 NV350キャラバン(現行型)</b><br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="日産 NV350キャラバン" data-credit="日産" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65870/04.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲ハイエースの牙城に切り込んだ日産渾身のバン。2012年6月のデビュー当初からアウトドア使いも積極的にアピールしていた。ハイエースとかぶりたくない人はこちらを!</span></div>
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<p><b>3:スズキ エブリイワゴン(2代目)</b><br />
</p>
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<li><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&FAIR=96837&fed=contnikkancs_20210616_oc20210616001to" target="_blank">総額100万円以下のスズキ エブリイワゴン(2代目)の中古車はこちら</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/catalog/suzuki/every_wagon/F002/" target="_blank">スズキ エブリイワゴン(2代目)の詳しい情報はこちら</a></li>
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<div class="author2019">文/編集部、写真/Photo AC、トヨタ、日産、スズキ</div>
<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="https://www.carsensor.net/contents/tag/tag_2972/" target="_blank">この他の「リクルート自動車総研」記事はこちら</a></li>
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<p>アウトドアがブームになって久しい。そんな最中に発生したコロナ禍は、密を避けながら楽しめるとあって、ブームをさらに後押しする形となった。<br />
<br />
今年のゴールデンウイークは混雑を警戒し休業したキャンプ施設も多かったが、営業していたキャンプ場には、にぎわっていたところもあったという。<br />
<br />
昨今のアウトドアの流行は、1990年前半以来の盛り上がりとあって、第2次ブームとも呼ばれている。<br />
<br />
その起源は、大規模な野外音楽フェスが定着したり、山ガールという言葉が流行語になったりした2010年頃と見るのが定説になっているようだ。<br />
<br />
ファッションにアウトドアの要素が取り入れられ、それに呼応する形でアウトドアメーカーが高品質で洗練されたギアを市場に投入したということも、第2次ブームを加速させた要因と考えられる。<br />
<br />
また、ソロキャンプやグランピングなどキャンプの楽しみ方が多様化。そうした“ひと味違う”スタイルがSNSや動画で拡散されることで、アウトドアの裾野が広がっている。さらに、アウトドア=“映える”という認知が広がる一方で、東日本大震災などの自然災害の経験から、サバイバルの一環としてアウトドア用品を揃えたり、スキルを身につけたりする人も増えいるようだ。<br />
<br />
このように、レジャーの領域を超えてライフスタイルまで浸透している点が、今回のアウトドアブームの特徴だろう。<br />
<br />
このアウトドアブーム、実は周期がクロカン・SUVの流行とシンクロしているのをご存じだろうか。第1次では、三菱 パジェロやトヨタ ハイラックスサーフなどの4WD車を筆頭とするRVブームが起こっていた。そして今回は、昨今のSUVブームと見事に重なっている。<br />
<br />
しかも、第1次のときに流行った4WD車は、本格的な悪路走破性を備えた非日常・脱都会なモデルが主流だったが、今流行のSUVは都会的なルックスだったり、コンパクトカーにSUVのエッセンスを加えたクロスオーバーだったりと、多様化している。<br />
<br />
つまり、車の傾向がそれぞれのアウトドアブームの特徴とどこかリンクしているようにも見える。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="リクルート自動車総研グラフ" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65870/02.jpg" width="600" /></div>
<p>グラフ①をご覧いただこう。ここ数年、荷物がたくさん載せられる車に対する興味・関心が着実に上昇している。<br />
<br />
同様に、マルチルームとしても使える車への興味・関心も微増傾向にある(グラフ②)。これらのデータから、今後も多目的に使える広い車内のニーズが高まりそうだと予想される。<br />
<br />
昨今の過熱気味なアウトドアブームが続けば、たとえコロナ禍が終息したとしても、ゴールデンウイークのキャンプ場のようにキャパシティ不足となる懸念は拭いきれない。そうなれば、アウトドアから離脱する人が出てくる一方で、より先鋭化する人も増えてくるはずだ。<br />
<br />
その兆候はすでに見られており、キャンプを極めるために山林を購入したり、改造した1BOXなどで移動しながら暮らすバンライフにチャレンジする先駆者たちのSNSや動画に、多くのファンがついており、第2次アウトドアブームの新章の幕開けを予感させる。<br />
<br />
先のデータが示した多目的に使える広い室内空間をもつ車への興味・関心の高まりも、こうした流れと関係があるのかもしれない。<br />
<br />
第1次ブームとシンクロしたRVブーム終焉後に台頭したのは、「モノより思い出」というキャッチコピーで一世を風靡した日産 セレナをはじめとするミニバンだった。<br />
<br />
だが、今後はカヤックやSUPなど、人里離れた場所へアクセスできるツールを積めたり、絶景を求めて車中泊しながら移動できるような、規格外(エクストラ)の広さ(スペース)を備えた車(ビークル)=“XSV”に注目が集まる可能性大だ。<br />
</p>
<h3>予算100万円で買えるXSV(エクストラ・スペース・ビークル)3選</h3>
<p><b>1:トヨタ ハイエースバン(現行型)</b><br />
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<div class="taC w600_img mB10"><img alt="トヨタ ハイエースバン" data-credit="トヨタ" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65870/03.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲その広い室内空間とタフな性能から、ビジネスユースはもちろん、アウトドアの相棒としてもすっかり定着。カスタムパーツも豊富で、自分好みの1台に仕上げられるのもグッド!</span></div>
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<li><a href="https://www.carsensor.net/catalog/toyota/hiace_van/F002/" target="_blank">トヨタ ハイエースバン(現行型)の詳しい情報はこちら</a></li>
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<p><b>2:日産 NV350キャラバン(現行型)</b><br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="日産 NV350キャラバン" data-credit="日産" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65870/04.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲ハイエースの牙城に切り込んだ日産渾身のバン。2012年6月のデビュー当初からアウトドア使いも積極的にアピールしていた。ハイエースとかぶりたくない人はこちらを!</span></div>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&FAIR=96836&fed=contnikkancs_20210616_oc20210616001to" target="_blank">総額100万円以下の日産 NV350キャラバン(現行型)の中古車はこちら</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/catalog/nissan/nv350_caravan/F001/" target="_blank">日産 NV350キャラバン(現行型)の詳しい情報はこちら</a></li>
</ul>
<p><b>3:スズキ エブリイワゴン(2代目)</b><br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="スズキ エブリイワゴン" data-credit="スズキ" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65870/05.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲軽1BOXの人気定番モデル。5ナンバーの乗用車ながら、室内アレンジの自由度が高いのが魅力。タフなアウトドア仕様や車中泊仕様など、カスタムを楽しむ人が急増中だ</span></div>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&FAIR=96837&fed=contnikkancs_20210616_oc20210616001to" target="_blank">総額100万円以下のスズキ エブリイワゴン(2代目)の中古車はこちら</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/catalog/suzuki/every_wagon/F002/" target="_blank">スズキ エブリイワゴン(2代目)の詳しい情報はこちら</a></li>
</ul>
<div class="author2019">文/編集部、写真/Photo AC、トヨタ、日産、スズキ</div>
<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="https://www.carsensor.net/contents/tag/tag_2972/" target="_blank">この他の「リクルート自動車総研」記事はこちら</a></li>
</ul>
</div>
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<div class="taC w600_img"><img alt="フェルディナント・ヤマグチ" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65852/_no_name(1).jpg" width="600" /></div>
<p>みなさまごきげんよう。フェルディナント・ヤマグチでございます。<br />
<br />
前回は自動車業界の深刻な半導体不足がなぜ発生したかをお話ししました。<br />
<br />
読者諸兄におかれましても工場の操業停止や納車の遅れなど、昨今の半導体需給に起因する諸問題をニュースで目にする機会も多いと存じます。もちろん、不肖フェルもその手の記事に目を通してはいるのですが、記者自身が本質を理解せずに書いているケースが多いので、妙に内容が薄かったりトンチンカンな視点で書かれていることが多いのが現状なのです。<br />
<br />
前回の話をしっかり読んでいただければ、ニュースの捉え方も変わってくるはずです。<br />
<br />
しかしまあ、このままだと自動車業界は当分明るい話がありそうにありません。そんなことでは身もふたもなくなってしまうので、今回の半導体大特集の最後は、西村編集長と自動車業界の未来について明るく楽しく、かつ少しだけ真面目に考えていこうと思います。<br />
<br />
※この対談は2021年6月4日に行いました。<br />
</p>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="https://www.carsensor.net/contents/editor/category_1585/_65850.html" target="_blank">前編はこちら</a></li>
<li> </li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/contents/editor/category_1585/_65851.html" target="_blank">中編はこちら</a></li>
</ul>
<h3>異業種メーカーが自動車を作るのは必然の流れ?</h3>
<p><b>編集担当・大津</b> フェルさん、編集長。今回もよろしくお願いします。これまで2回にわたり、半導体とは何か、なぜ今自動車業界が半導体不足に苦しんでいるのかを伺ってきました。最後は、<b>今後自動車業界がどうなっていくかをお二人の視点で</b>お聞かせいただければと思います。<br />
<br />
<b>カーセンサー・西村編集長(以下、西村)</b> まず、目先のことから考えると、いまの状況はいつ元通りになるのかが知りたいです。新車販売は将来の中古車流通量に直結するので、この状況が長引くと必ず中古車業界にも大きな影響が出てきます。<br />
<br />
<spam class="text-bold-orange">フェルディナント・ヤマグチ(以下、フェル)</spam> いまの状況は本当に深刻です。報道では「今年後半に元通りになる」という意見が多いですが、<b>現実問題、年内に元通りになるのは難しい</b>でしょう。私は、みんなが欲しい半導体をちゃんと作れるようになるには来年いっぱいかかると見ています。<br />
<br />
<b>西村</b> そんなにかかりますか。本当に深刻ですね……。<br />
<br />
<spam class="text-bold-orange">フェル</spam> 半導体の世界では、例えばメモリーが足りなくなって価格が跳ね上がり、大増産をしたら今度は市場にダブついて在庫も増えてしまって価格が下落する。こんな堂々巡りを何度も何度も繰り返してきたんです。しかし、いまはずっと足りない。<b>1年以上も半導体が足りなくなるなんて、人類が初めて経験する事態</b>ですよ。<br />
<br />
<b>西村</b> そうなると、当然価格も跳ね上がりますよね。<br />
<br />
<spam class="text-bold-orange">フェル</spam> 前回話に出したTSMCは、今年の1月に製品を一律15%値上げしました。そして、今年の5月にまた一律15%値上げしました。ちなみに、4月には全従業員の給料を20%上げました。<br />
<br />
<b>西村</b> 一律ですか! そんなすごいことがあるなんて。それにしても、半導体を多用した電子デバイスは、例えば、手巻き時計のような何十年もメンテナンスしながら大事に使い続けようというものではなく、<b>世代が古いと有無を言わさず変えざるを得ないようなサイクルになる</b> と思います。ということは、いまの供給不足、需要過多という状況は一過性のものではなく、今後も続いていくということですね。<br />
<br />
<spam class="text-bold-orange">フェル</spam> そのとおりです。<br />
<br />
<b>西村</b> おそらく、これからの車も様々な電子デバイスと同じようになっていくかもしれません。<br />
<br />
<spam class="text-bold-orange">フェル</spam> 車も含め、世の中の半導体の使用率はとめどもない状態です。本当に何もかもが電子化していきます。変な話、恋人との出会いだってそうなっていますよね(笑)。いまはまだはんこを押すために週に何度か出社している人も、今後はなくなっていくでしょう。<br />
<br />
<b>西村</b> リモートワークが進むと、ますます電子デバイスなしには考えられない世の中になりますね。当然、高性能な半導体の需要は今以上に増える。<br />
<br />
<spam class="text-bold-orange">フェル</spam> 車に目を向けると、ADASはもちろん、コネクテッド技術により車がいろいろなものとリンクする世の中がやってきます。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="日産 リーフ" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65852/A_001.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">車とスマホをつなげる技術は今や当たり前。この先はより多くの電化製品と車がつながる日がやってくるかも(イメージ図)</span></div>
<p><b>西村</b> 車単体でものを考えるのではなく、生活の中のひとつのピースとしてあらゆるものとかみ合っていく世の中がすでに始まっています。<br />
<br />
<spam class="text-bold-orange">フェル</spam> そして忘れてはいけないのが、<b>自動車メーカーではなかったところが車を作る動きがある</b>ことでしょう。テスラはすでに量産車を販売していますし、アップルカーも様々な話が飛び交っていますよね。<br />
<br />
<b>西村</b> ソニーのVISION-Sはすでにその姿が世の中に公開され、公道での走行テストも行われています。<br />
<br />
<spam class="text-bold-orange">フェル</spam> これらもさることながら、<b>車そのものではないけれども車の心臓部をつかさどる部分に参入しようという動きも活発</b>です。有名なところでは、中国のファーウェイが自動車部品事業を強化するために様々な動きをしています。ファーウェイに関しては定期的に「自動車事業に参入するのではないか」といううわさが飛び交い、つい先月もそれを否定する声明を出したばかりです。<br />
<br />
<b>西村</b> EVが主流になり半導体をユニット化できると、これまでの常識では考えられなかったところが車を作ることもあり得るということですね。<br />
<br />
<spam class="text-bold-orange">フェル</spam> アメリカにはニコラという新興大型車メーカーもありますし、これからも新しい自動車メーカーが出てくる可能性は十分あるでしょうね。<br />
</p>
<h3>機体は同じでもそれぞれの航空会社にファンがいる。車もそうなっていく!?</h3>
<p><b>西村</b> MaaS(バスや電車からカーシェアまで、すべての交通機関をITでシームレスに結びつけるという概念)も盛り上がっていますよね。ただ、その議論の中でも動くものを作るのは特殊技術が必要だから、あくまで自動車メーカーが担うというのが3年ほど前まで主流でした。<br />
<br />
<spam class="text-bold-orange">フェル</spam> その議論も時代とともに変わっていくでしょう。<br />
<br />
<b>西村</b> 異業種から参入してきた企業が完成車までは作らなくても、何割かはソフトウエアメーカーなどが作るようになる。提携か協業かの差はあるでしょうが、その流れはすでに見えてきています。<br />
<br />
<spam class="text-bold-orange">フェル</spam> そもそも、車業界に変革の波が押し寄せた初期の頃は、<b>「EVなんて絶対に普及しない」</b>という意見が主流でした。異業種から自動車業界に参入なんて話になると「車をナメるな」という話になる。自動車メーカーには何十年も積み上げたノウハウがありますからね。私は、これが両方とも否定され始めている流れを感じています。とくに、<b>EVの時代はすぐ目の前までやってきている</b>し。<br />
<br />
<b>西村</b> EVに関しては「EVだからこそできる自動車メーカーのアイデンティティは何か」という流れにシフトしてきています。<br />
<br />
<spam class="text-bold-orange">フェル</spam> なるほど。<br />
<br />
<b>西村</b> モーターは、出力の上げ下げを自由にコントロールできるじゃないですか。調理に例えると、かつてまきや炭で火を起こしていた世界からIHにまで進化し、どういう温め方をするのか、(火を使っているような)色の味付けをするのか、そういう部分で各社の個性が出る。<br />
<br />
<spam class="text-bold-orange">フェル</spam> 確かに!IHだと様々な部分にメーカー独自の考えを表現することができます。<br />
<br />
<b>西村</b> 調理の時間だけでなく、掃除しやすい、壊れにくいというのもメーカーの個性です。どこでどんな表現をすると、そのメーカーらしさにつながるのか。EVはよく「自動車としての個性がなくなる」といわれますが、僕は逆に<b>EVだからこそ自動車メーカーが自分たちらしさを打ち出す幅が広がる</b>と思うんですよね。<br />
<br />
<spam class="text-bold-orange">フェル</spam> なるほど! それはそのとおりですね。それをやらないと「みんな同じ電気自動車でしょ」と見向きもされなくなってしまいますからね。<br />
<br />
<b>西村</b> あるメーカーはデザインを際立たせるかもしれないし、別のメーカーはインテリアの質感を高めるかもしれない。走りで個性を出すのも、スポーツカーのような速さもあれば、エコな走りというアプローチもあるでしょう。そのコミュニケーションを各社が模索しています。<br />
<br />
<spam class="text-bold-orange">フェル</spam> 自動車自体もプラットフォームがメーカー間で共用され、空力性能を高めた結果形も同じようになってしまった。自動車の個性がどんどんなくなった中で、これからは新たな形で個性を表現できるようになる。楽しみですね。<br />
<br />
<b>西村</b> その表現が様々な半導体を使うことでベースアップできるようになる。他社より高性能な半導体を積むことで安全性をアピールしたり、快適性を高めたりできるようになる。まさに多様化ですね。逆に言うと、これまでの車のようにメガヒットしないとコストを回収できないような開発の仕方ではなく、先ほどフェルさんから教えてもらったようにいくつもの企業が分担して作っていくことで、可能性が大きく広がっていくのではないでしょうか。<br />
<br />
<spam class="text-bold-orange">フェル</spam> 目に見える機能だけでなく、性能面でもこれまでの自動車メーカーでは考えられなかったようなものが生まれる可能性もあります。<br />
<br />
<b>西村</b> 開発も、これまでは自動車メーカーが一気通貫で行っていたものが、開発を分担することで時間もコストも抑えられるようになるかもしれません。そうすると、車がもっとおもしろくなるかもしれない。<b>ポジティブな意味で業界の常識が変わっていくことを期待したい</b>です。<br />
<br />
<spam class="text-bold-orange">フェル</spam> 進化の過程で“異種混入”はとても大切なことですからね。そろそろ、まとめに入れたらと思いますが、経済産業省は2030年代半ばまでに乗用車の新車販売で100%電動車にすると言っています。そのとき、西村編集長は車がどのようになっていると思いますか?<br />
<br />
<b>西村</b> 間もなくEVの方がよりこだわったってブランドを打ち出すという時代がやってくると考えています。そうなると、どこかが思い切ったことをやって「これ、楽しいでしょう!」というものが必ず出てくるはず。ある意味、テスラはその先駆けだと思います。<br />
<br />
<spam class="text-bold-orange">フェル</spam> テスラはネガティブなこともいろいろいわれますが、なんだかんだですべてやり遂げちゃっていますからね。<br />
<br />
<b>西村</b> いまだとHonda eは「ホンダらしいEVの楽しさってこういうこと」というのを分かりやすい形で打ち出すことに成功していますよね。一方で、今のブランドの延長線上で電動化を進めているメーカーもあります。その意味では、<b>極端にEVかクラシックカーかではなく、その間のグラデーションが埋まっていく感じになるのではないか</b>と感じます。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ホンダ Hondae" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65852/_34A6132.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">ホンダが2020年に販売を開始した新型電気自動車「Honda e」。シンプルでモダンなデザインと、力強い走りが魅力的</span></div>
<p><spam class="text-bold-orange">フェル</spam> そうなると先ほども話があったように多様な個性が生まれて、車にそんなに詳しくない人は<b>選ぶのが逆に大変になるかも</b>しれない。<br />
<br />
<b>西村</b> だからこそ、カーセンサーをはじめとする自動車メディアは、人々が複雑すぎることで興味を失わないように、みんなが自分の好みで楽しめるものを選べるんですよということを接合し、<b>購入後の未来を描いていくことが重要になる</b>でしょうね。<br />
<br />
<spam class="text-bold-orange">フェル</spam> それができるメディアとできないメディアとで、勝敗は大きく分かれそうですね。自動車メーカーだけでなく、メディアのセンスもいま以上に問われる。<br />
<br />
<b>西村</b> 航空業界だと、JALとANAは同じ飛行機を使いますが、JALが好きな人とANAが好きな人に分かれます。<b>車もサービスの違い、搭載されるエンタテインメントシステムの違い、どんな形で家やスマホとつながるかということで好きなメーカー、好きなブランドに差が出てくる</b>のかもしれません。<br />
<br />
<spam class="text-bold-orange">フェル</spam> それは分かりやすい! 飛行機はよほどマニアでもない限り、「俺は絶対に787がいい」という理由で航空会社を選びません。だからこそ、ソフトやサービスが重要になる。これからどんな時代がやってくるか楽しみです。ただ、私はその頃には免許返納の年齢になるので最後まで<b>スポーツカーの走りを楽しもう</b>と思います(笑)。<br />
</p>
<div class="author2019">文/フェルディナント・ヤマグチ 写真/ルノー、尾形和美</div>
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<p class="katagaki">コラムニスト</p>
<p class="writername">フェルディナント・ヤマグチ</p>
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<p>カタギのリーマン稼業の傍ら、コラムニストとしてしめやかに執筆活動中。「日経ビジネス電子版」、「ベストカー」など連載多数。著書多数。車歴の9割がドイツ車。</p>
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<div class="kijiyomu">
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<li><a href="https://www.carsensor.net/contents/editor/category_1585/_65850.html" target="_blank">前編はこちら</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/contents/editor/category_1585/_65851.html" target="_blank">中編はこちら</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/contents/tag/tag_3172/" target="_blank">これまでの時事放談はこちら</a></li>
<li><a href="https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00105/00099/" target="_blank">西村編集長を取材した日経ビジネス電子版の記事はこちら(※外部サイトに遷移します)</a></li>
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[title] => 新型ゴルフ登場に見る、中古車市場の動向とは?【いまどき・これからの車学】
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[description] => 新型モデルが登場すると、買い替えなどにより旧型の中古車流通量が増加することで中古車マーケットの動きが活発になります。今回は、2021年6月に新型が発表されたゴルフをリサーチしてみました。
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<div class="taC w600_img"><img alt="VW ゴルフ" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65901/01.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲新型モデルが登場すると、買い替えなどにより旧型の中古車流通量が増加することで中古車マーケットの動きが活発になります。今回は、6月に新型が発売されたゴルフをリサーチしてみました(写真はフルモデルチェンジした新型ゴルフ)</span></div>
<h3>新型ゴルフ8の陰でお買い得感が増した旧型</h3>
<p>2021年2月9日から事前受注をスタートし1ヵ月で1000台を超え、発表日となった6月15日の段階では約2500台を受注したのが、新型フォルクスワーゲン ゴルフ。<br />
<br />
8世代目となる新型は、半導体不足などによりスタートダッシュが懸念されたが、まずは順調な滑り出しと言っていいだろう。<br />
<br />
一方で、新型の受注好調の陰で中古車、特に旧型となったゴルフ7の動きが活性化していることを見落としてはいけない。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="VW ゴルフ" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65901/02.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲2013年にフルモデルチェンジを受けた、旧型となる7代目ゴルフ。ゴルフらしいシンプルなスタイルながら、ロングノーズ化などによりワンランク上の高級感を備えている。写真は2013年4月から2017年4月までの前期型モデル</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="VW ゴルフ" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65901/03.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲インテリアの質感も高く、オプションながらレーンキープアシストやアダプティブクルーズコントロールなどの安全装備が採用されている。併せて、ダウンサイジングコンセプトにのっとった、小排気量エンジンが搭載されている</span></div>
<p>今回、新型発表の約2ヵ月前から中古車の相場やディーラーに訪問取材をすることで旧型の動きをリサーチしていたが、ティザーキャンペーンを含め、新型の情報が広まるにつれ旧型の中古車の売れ行きも活発となり、買い得感の高い物件が多く流通してきた。<br />
<br />
実際この原稿執筆時の6月末で、すでに目を付けていた「超」が付きそうな良質な物件はすでに売約済みであったりするのだが、それでも相場の推移と流通量の変化を観察していると、買い得車のポイントが見えてくる。<br />
<br />
約8年にわたり販売された旧型だが、5ドアハッチバックモデルの場合、2017年5月に実施されたマイナーチェンジ前後で大きな違いがある。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="VW ゴルフ" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65901/04.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲旧型ゴルフ7は、2017年にマイナーチェンジで後期型(写真)へと進化。フロントバンパーとヘッドライトのデザインなどが変更されている</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="VW ゴルフ" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65901/05.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲後期型は、液晶メーターやディスプレイの大型化など、インターフェイスの進化がポイント。渋滞時追従支援システムなど先進装備も進化している</span></div>
<p>前期型では、純正のインフォテインメントシステムである「Discover Pro」の画面サイズが8インチであったが、後期型ではタッチパネルの9.2インチにサイズアップしていることが大きい。<br />
<br />
また、LEDヘッドライトは後期型から一部採用となるなど、マイナーチェンジ時のアップグレードは充実している。<br />
<br />
ゴルフに限ったことではないが、輸入車では年次改良や特別仕様車が積極的に市場投入される。一概に言うのは難しいが、旧型ゴルフの場合は前期モデルの流通量が全体の約6割で、最も多いのは特別仕様車なども多く追加された2016年式である。<br />
<br />
こちらの平均価格は140万円前後で、新型を購入するために手放された物件もそれなりに多いと思われる。品揃えと価格のバランスからも、この年式の物件が狙い目といえよう。<br />
<br />
一方で、後期型の場合はあえて新型ではなく、装備が充実した旧型の物件を狙っている層の動きが見られる。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="VW ゴルフ" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65901/07.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲2019年に特別仕様車として登場したマイスター。パークアシストやパークディスタンスコントロールが標準装備となっている</span></div>
<p>マイナーチェンジ後の後期型で最も流通量が多いのは2018年式だが、中でも同年4月に導入した「Tech Edition」が特に狙い目である。前述した進化型Discover Proとフルデジタルメーターの“Active Info Display”やコネクテッド機能などを搭載し、買い得感を大幅にアップさせているモデルだ。<br />
<br />
2019年6月には、さらに安全装備などを充実させた特別仕様車である「Meister(マイスター)」が発売されているが、現在の相場では「Tech Edition」と「Meister」の価格差は大きい。装備の違いはあれど、2018年モデルの「Tech Edition」の買い得感が圧倒的に高いのである。<br />
<br />
「Meister」は最終的にカタログモデルのメインとなっているが、このタイミングで手放す人が少ないのか、2019年以降の物件数は40台にも満たない。<br />
<br />
実際にディーラーで話を聞いてみても、「Tech Edition」をはじめとした買い得感の高いモデルは勢いよく売れているとのこと。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="VW ゴルフ" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65901/08.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲歴代ゴルフに設定されているハイパフォーマンスバージョンのGTI。ゴルフ7には、さらに高性能なGTIパフォーマンスやRなども用意されていた</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="VW ゴルフ ヴァリアント" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_65901/06.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲ステーションワゴンのゴルフ ヴァリアント。ゴルフの基本性能はそのままに、広いラゲージ(通常605L)で積載性を高めている。なお、2013年に登場したモデルがヴァリアントの5代目となる</span></div>
<p>今回の分析は5ドアハッチバック車がメインだが、流通量がハッチバックの約半分となるヴァリアント(ステーションワゴン)でもその傾向はうかがうことができる。<br />
<br />
また、ハイパフォーマンスモデルであるGTIやGTE、また4MOTIONのようなクロスオーバー系モデルは、流通量の少なさから大きな相場変動は見られないが、その他のグレード、特に1.4Lエンジンを搭載した「ハイライン」系のコスパが良くなってきており注目のモデルと言えるだろう。<br />
<br />
新型は、電動化やインフォテインメントの領域で格段の進歩を果たしているが、その一方でやや上昇気味の新車時の車両価格がネックになっているという声も聞かれる。<br />
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その点からも、コスパを重視した初めての輸入車としての入門車ならば前期型、新型に負けない装備の充実度なら後期型、といった切り口で購入を検討してみると面白い。<br />
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<div class="author2019">文/高山正寛 写真/萩原文博、篠原晃一、フォルクスワーゲン グループ ジャパン</div>
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