第277回 レクサス LS(現行型)【おいしい中古車】
2013/07/12
高級車と聞くとメルセデス・ベンツやBMWといった輸入車を思い浮かべる方が多いと思いますが、我が国ニッポンにも世界を相手に勝負を挑んだ高級車が存在します。今回はそんなプレミアムカーの日本代表、レクサス LSをご紹介します。
「高級の本質」を追求することをテーマに開発されたLSは、2006年9月に登場。ときめきや安らぎに満ちた時間を提供することを目的に、ドライバーの心に響く車を目指して作られました。
その設計は、プラットフォームやエンジン、ミッション、内外装、サスペンションなどすべてを新たに開発。さらに先進のシステムを惜しみなく投入し、これからの高級車のあるべき姿を掲示しています。
エンジンはV8の4.6Lで、ミッションは当時世界初の8ATを搭載。優れた動力性能と低燃費を両立しています。足回りは電子制御式のエアサスペンションを組み合わせたマルチリンク式サスペンションを採用。操縦性や走行安定性に優れ、フラットでしなやかな乗り心地を実現しています。
インテリアは「おもてなし」をキーワードに、心地よい空間や装備の使いやすさを追求。素材の質感や触感、風合いに至るまで配慮し、スイッチ類の視認性やフィーリングだけでなく、収納ふたの開閉スピードにもこだわるなど、日本人の美意識に根差すおもてなしを演出しています。
安全面においては、歩行者検知や後方車両への対応機能を備えて進化した「プリクラッシュセーフティシステム」を設定。最新の安全装備を搭載しています。
さて、そんな日本車のフラッグシップカーともいえるLSですが、いよいよ200万円を切る中古車が登場してきました。現状はまだ数台程度ですが、最安値の中古車は、修復歴なし+走行14.2万kmで、価格は179万円(7月2日現在)。当時の新車価格が770万円なので、600万円近く安く買えるわけです。
走行距離が気になるという方もいるかもしれませんが、最高級車が10万kmそこそこで壊れるようなエンジンは積まないので、さほど気にしなくてもよさそうです。ただし、流通量は700台近くあるものの、相場のボリュームゾーンは200万円台後半~300万円台が中心。安く手に入れるためには、マメなチェックと即決力が求められそうです。
Text/金子剛士
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
- 先代BMW 3シリーズ(F30型)を買うなら、総額150万円以下が狙い目だ!
- 【試乗】メルセデス・ベンツ 新型Sクラス│”新時代の車”を堪能できるラグジュアリーセダンの最高峰!
- VIP=セダンの時代は終わった!? ラージサイズミニバンの2列4人乗り仕様で、極上の贅沢を味わおう
- 今はもう中古車でしか味わえない高純度FR、国産を代表するミドルセダンのレクサス GS【Back to Sedan】
- 世界で3社しか市販していないレアなFCVの1台、トヨタ MIRAIのドライブフィールに注目! 【EDGE’S Attention】
- 日産のフラッグシップモデル、4代目シーマの価格が上昇中! 気になる方は早めの行動を!
- アルピナ B8 4.6リムジン。それはある意味「永遠の命」をもつ希少名車だった。【NEXT EDGE CAR】
- 現行型アルファードの平均価格が300万円台に突入!! 中でも後期型の低走行車が超お得
- 残された時間はあとわずか!? 「大排気量エンジン×MT」という歓びを味わえるオススメモデル
- 絶版クラシックモデルが今でも現役、オーバークオリティで時代を先導するセダンの最高峰 メルセデス・ベンツ Sクラス【Back to Sedan】