レクサスは2012年12月14日にLFAの世界限定500台の最後の1台の生産を完了した。品質検査、走行テストを経て、500番目の顧客へ納車される予定だ。2010年12月15日に最初の1台を生産して以来、ちょうど2年間で予定生産台数の500台をつくりきった。

究極の国産スーパーカーを目指して2000年から開発が進められてきたレクサス LFA。2005年に最初のコンセプトカーを発表し、2009年にようやく販売が決定。価格は3750万円~。2010年1月から予約が始まったが約2ヵ月ほどで予定の500台に到達。同年12月からトヨタ元町工場の「LFA工房」にて、職人の手で1日1台のペースで生産されてきた。

V10 4.8Lエンジン、560ps、最高速度は325km/h、0-100km/hはわずか3.7秒。そのエンジンサウンドはまさに芸術。「天使の咆哮」とも言わしめるほど美しい音色でオーナーを楽しませてくれる。“走る、曲がる、止まる”という車の性能を突き詰め、運転する楽しさがもたらす「感動・官能」を極限まで追求したレクサス LFAは、まさに匠の技の結晶であり、これぞ「日本のものづくり」の象徴と言える車だ。

レクサス LFAの生産は終了したが、その生産ノウハウとものづくりの精神は今後のレクサス車両に継承されていくという。

レクサス工房で生産された500台目のレクサス LFA。

レクサス工房で生産された500台目のレクサス LFA。

500番のシリアルナンバーが付く。最後の1台はどんな人の愛車となるのだろう

500番のシリアルナンバーが付く。最後の1台はどんな人の愛車となるのだろう