オススメ銘柄 注目の車のなかから最もお得なグレードを導き出す|日刊カーセンサー

今週の注目銘柄:レクサス GS

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■トヨタのプレミアムブランドのミディアムセダン
レクサス GS|日刊カーセンサー
トヨタが北米や欧州で展開してきたプレミアムブランドのレクサス。そのレクサスを満を持して、国内へ導入したのは2005年7月のこと。その当時、ブランドの中核となったのがミディアムセダンのGSだった。GSはスポーティセダンと呼ばれて人気だったアリストの後継モデルで、そのDNAはボディデザインをはじめ随所に継承されている。エンジンは4.3L V8(2007年10月以降は4.6L V8)と3.5L V6の3種類。4.3Lと3.5Lは6AT、4.6Lは8ATが組み合わされる。駆動方式はFRを基本に3.5Lに4WDが設定されている。さらに2006年3月にはパワーは4.5L車並みながら10・15モード燃費は14.2km/Lと2L車並みという、当時世界初となるFR車専用の3.5L V6+モーターを組み合わせたハイブリッド車450hを追加した。
相場の傾向と対策|日刊カーセンサー
■FMCによって値落ちに拍車がかかった
レクサス GS相場表グラフ|日刊カーセンサー

グラフの分析結果は

価格 昨年の12月中旬までは280万円付近で横這いで推移していたが、年末から値落ちが始まり、年が明けると本格化
台数 3カ月前までは150台付近でとどまっていたが、値落ちに比例するように流通台数が増加。今後も増加するのは確実
距離 週末にゴルフへ出かける人がオーナー層、走行距離の延びた物件が多く平均走行距離は4.8万kmと若干多め
2005年7月に登場したレクサスGS。2006年3月にハイブリッド車を追加し、続く7月は全車にドアロック連動のドアミラーオート電動格納機能を採用。さらにGS430にNAVI・AI-AVSを標準装備した。2007年10月にはV8エンジンを4.3Lから4.6Lへ変更し、ミッションが8ATに。またフロントグリルや前後のバンパーデザインを変更した。2008年10月はカードキーの標準化やリアにプライバシーガラスの採用など快適装備の充実を図っている。2009年9月は前席にアクティブヘッドレストを採用するなど安全面が強化された。
買いのグレード|日刊カーセンサー
■350と平均価格が逆転し割安感が抜群の430
レクサス GS|日刊カーセンサー レクサス GS 相場表グラフ|日刊カーセンサー
おトク度 台数 相場
おトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサー 37台 179万~325万円
新車時価格520万円スタートのレクサスGS。レクサス全体のセールスが苦戦しているために、GSの中古車の流通台数も200台と旧世代のアリストと比べるとわずか3分の1しかない。さらにセダンが人気薄という世相を反映して相場は160万~500万円とすでに100万円台の物件も流通している。グレードを見てみると全年式を通じて多く発売された350が圧倒的なのだが、今回オススメしたいのは2007年10月までの前期型の最上級モデルGS430だ。購入後、毎年支払う自動車税の高さが嫌われがちな大排気量車。その結果、同じ年式の350と430の平均相場を比較すると、350が254万円、430が245万円と9万円安い。では自動車税はというと430のほうが年間で1万8000円高いだけ。したがって装備の充実度を考えれば断然430が買い!といえるのだ。
Text/萩原 文博