Report / 古賀 貴司

堅実な家計生活を送らざるを得なくなる前に

独身は所帯持ちに比べて断然、可処分所得が高いです。そう考えると、若いうちに乗っておきたいクルマ、若いうちに無理してでも味わっておきたいクルマの“世界"をぜひ紹介したくなります。もちろん貯蓄をすることは大切でしょうが、冒険をせずして人生は楽しめません。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。

第10位はホンダS2000(現行)。2シーターオープンカーは、所帯持ちにはちょっとツライかもしれません。まぁ2台体制ならイイでしょうが…。こんなクルマは独身のうちに味わっておくべきでしょう。200万円ほどで探せるようになってきましたから、財布も大打撃を食らうことはないでしょう。ホンダ渾身の力作とあって、何から何まで凄いです。値段とパフォーマンスを比較すると、かなりお買い得に感じることができます。これで結婚相手が見つかるかもしれませんし。

第9位はH2(現行)。日本の道路事情にまったくそぐわないH2はカッコ重視で、ファッション感覚で乗るべきクルマです。最近、女性ウケするのはスポーツカーよりも、この手の大型高級SUVだとも聞きます。もちろん独身女性が運転する姿に、多くの男性は萌えることでしょう。原油高騰の時代に何をススメるんだ、とお思いかもしれませんが、普段働いている人が乗るのは週末くらい。だとすれば、身構えるほど燃料代はかからないものです。

第8位はポルシェボクスター(旧型)。200万円ほどから狙えるようになってきたボクスター。前期型はメチャメチャ速いわけではありませんが、オープンカーでぶっ飛ばしても髪がグシャグシャになるだけです。ドライブしながらオープンエアを楽しむ、という意味では“流す"ので十分です。もちろん、ポルシェが作ったミッドシップですから、ちゃんと走らせれば面白いです。独身のうちに乗っておかないと、なかなか所帯持ちでは飛び込めない世界ですよ。

第7位はシボレーコルベット(旧型)。200万円台後半から狙えるようになってきたコルベットは、アメリカでは誰もが憧れるスポーツカーです。大排気量、極太トルクにモノを言わせて走らせることは、これからの時代にはごく希なことになるでしょう。所帯持ちになって家計を気にせざるを得なくなる前に、大排気量の魅力を知っておくのはカーライフにおいて、きっとプラスです。そんじょそこらのスポーツカーに乗るよりも、個性的ですし。

第6位はフェラーリ360モデナ(絶版)。マジメにオススメしています。ローンにすればいいのです。頭金200万円を用意できて審査に通れば、毎月の支払額は10万円ちょっと。毎月10万円ちょっとのレンタカー代でフェラーリが手に入ると思えば安いものです。少しでもフェラーリに興味がある人であれば、若いうちに味わっておくべきだと思います。年取ってからゆっくり乗るのもイイですが、若いうちにスポーツカーの真髄を知ってしまいましょう。しかも、レンタカーと違ってリセールバリューの高さに驚くこと間違いなし。

木曜日には第5位から第1位までを発表します。

フォトコレクション

写真:第10位:ホンダS2000(現行)

第10位:ホンダS2000(現行)

写真:第8位:ポルシェボクスター(旧型)

第8位:ポルシェボクスター(旧型)

写真:第7位:シボレーコルベット(旧型)

第7位:シボレーコルベット(旧型)

写真:第6位:フェラーリ360モデナ(絶版)

第6位:フェラーリ360モデナ(絶版)