リーズナブルで差別化を図れる中古車たち

夏は海に山に出かけるところがたくさんあります。独身の人も、既婚者も、夏休みには色々なことを計画中のことでしょう。そんな夏休みの相棒として活躍してくれる車をピックアップしてみました。実用性の高いものも、そうでないものも、夏の思い出づくりになりそうなオシャレかつコストパフォーマンスの高い車が勢揃いです。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。

第10位はキャデラック エスカレード(旧型)。「SUVの本家本元はアメリカだぁ!」といわんばかりに世界で湧き起った高級SUVブームに乗って、キャデラックが投入したのがエスカレードです。今となってはドタバタした足回りですし、それほど高級ではないかもしれません。でも、この威風堂々とした佇まいはキャデラックでしか成し得ないでしょう。そして、何といっても女性ウケがイイんです(笑)。たっぷりの荷物を積んで大勢でワイワイ楽しみたい車です。

第9位は三菱 トライトン(絶版)。「ピックアップトラック」というカテゴリー、日本ではさほど人気がありません。でもニッチマーケットが存在したのも事実で、三菱が見事にそこを突いてきました。荷台に荷物をバンバン放り込んで、どこへでも行ける雰囲気です。そして街中で見かけることも少ないですから、"珍しい車"として評価されること間違いなしです。敢えて指摘するなら・・・、中古車流通台数は少なく、まだ100万円台後半と高めなのが玉にきず。

第8位はルノー アヴァンタイム(絶版)。原稿執筆時点で100万円台の中古車は10万kmオーバーのいわゆる多走行車か、修復歴車だけです。しかし、間もなく100万円台も出てくるであろう希望的観測を含めオススメします。国産ミニバンほどの大きさで、大人4名しか乗れなくて、クーペです(笑)。うたい文句ではなく、ホントにフランスの貴族や大富豪の別荘用車両として開発したんでしょうねぇ。超個性派クーペは、ボタンひとつでサンルーフも窓も全開です!

第7位は日産 マイクラCプラスC(絶版)。オープンカーの難しさは"気取った"感が出てしまうところかもしれません。周囲の嫉妬が主な原因ではあるのですが、マイクラCプラスCは最初から"脱力系"な雰囲気で温かく見守られることでしょう。可愛らしいコンパクトオープンカーで、とにかくラフに使い倒すことがカッコイイと思います。リアシートは荷物スペースと割り切って使うと意外と実用性も高く、可愛らしさとワイルドさのコントラストが夏にはグッド!

第6位はフィアット ムルティプラ(現行)。前期型は、よくぞフィアット幹部が市販化にOKしたものだと感心させられるほど奇抜です。個人的には、後期型の"フツー"っぽいヘッドライトの採用にガッカリしたものです。ルックスが奇抜なら、車内だって2列3名がけのユニークなレイアウトになっています。フロントのベンチシートに3名乗車できるだけで、夏の思い出づくりにうってつけです(笑)。リアシートは取り外しも可能で、たっぷりの荷物を積めます!

Report/古賀貴司