周囲から羨望の眼差しが集まるユニークな車選び

やっぱり、どうしてもオトコ目線で選んでしまったような気がします。もちろん、世の中の男性陣を代表しているわけではなく…、担当者個人の独断と偏見がたっぷり。こうして10台の車を見てみると、国産コンパクトカーを新車で買うよりも安く、オシャレで周囲との差別化を図れる中古車がたくさんあるものです。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。

第5位はアルファロメオ 147(現行)。コンパクトカーに乗る女性は王道ですが、そのなかでも147が放つセクシーさは他車を寄せ付けません。可愛らしいエクステリアデザインに、スポーティでアダルトな雰囲気漂うインテリア、存在感あるエキゾースト音、どれを取ってもイタリア人の"伊達気質"たっぷり。コンパクトカーなのにそこまで小回りが利かないのは、ご愛嬌。ファッション感覚で楽しむべき車なんだと思います。2001年登場とあって、中古車相場はピンキリです。

第4位はトヨタ セルシオ(絶版)。大半の方には「オッサン臭い」と言われるんでしょうが、女性が運転している姿は格別です。"なんで?"、"家の車?"など色々詮索されることでしょう。放っておけばイイんです。NVH(騒音、振動、ハーシュネス)対策万全のトヨタが考える高級感たっぷり。男性の目線で言わせてもらえば、こんなんで迎えに来られたら気分良いですよ!

第3位はBMW 3シリーズクーペ(旧型)。現行3シリーズセダンベースのクーペが出ていないので、いまだ旧型扱いです。クーペのなかでも特にキュッと引き締まった感じで、小気味良い走りを満喫させてくれるのがコレ。小排気量モデルでも不満はありませんし、大きめのモノはトルクたっぷりで力強い走りを楽しめます。エレガントながら、何かを我慢(運転のしにくさ、小回りの利かなさなど)しなければならない車ではないところが真面目なドイツ車気質?!

第2位はマツダ ロードスター(現行)。昨年まで100万円以下はあまり見かけなかったのですが、さすがにモデル末期とあって安くなってきました。いつもなら、車との一体感が味わえて走らせることが楽しいかご紹介するんですが、単に非日常をもたらしてくれるコンパクトカーという使い方もアリだと思っています。オープンエアを満喫しながらドライブする女性の姿…、思い浮かべるだけでウットリ。たしかにトランクは狭いですが、2人用には十分です!

第1位はアウディ TTクーペ(旧型)。ぶっちゃけ、デザインコンシャスなオシャレクーペ、旧型モデルのほうが"凝って"いたかもしれません。モデル末期にはFFモデルも投入されましたが、4WDモデルは地を這うようにズバーッと突き進んでくれます。リアのハッチはガバッと開きますしリアシートは折り畳み式ですから、荷物をたっぷり積み込むことも大丈夫。男性が乗ると「旧型ねっ…」となるところ女性が乗ると「素敵!」と周囲が見るのは勘違いでしょうか?

Report/古賀貴司