あなたのスマートキー、電池の減りが早い原因はこれかも!
カテゴリー: カーライフ
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2014/10/30
便利機能が大衆車にまで普及するのは嬉しいこと! ですが…
車に次々搭載される新機能。新しい機能は、まず高級車に搭載され、徐々に大衆車にも搭載され普及するのが一般的な流れ。そんな新機能の中で、21世紀になってから爆発的に普及したもののひとつが「スマートエントリー」だ。
スマートエントリー&スタートシステム(トヨタ)、インテリジェントキーシステム(日産)、スマートキーシステム(ホンダ)などなど、呼び名はメーカーにより異なるが「僕の車にも付いている!」という人はたくさんいるはず。
いちいちキーを出さなくてもバッグやポケットにリモコンを携帯していれば、ドアの解錠、施錠やエンジンスタートができちゃうこの機能。登場したのは2000年代前半だったと思うが、買い物で両手がふさがっていたり子供を抱っこしたままでもキーを出さなくていいという利便性が受けて爆発的にヒット。いまや軽自動車にも標準装備されている。
数ヵ月で電池が切れる。原因は保管場所?
ただ…画期的なものが生まれれば、同時に新たなトラブルが生まれるのが世の常。スマートエントリーの普及で、これまでなかったような問い合わせが生まれているようで……、それは「電池切れ」。ここであるディーラーの営業担当者と雑談してたときの会話を紹介しよう。
筆者 そうだ。最近スマートエントリーの反応が弱くなってきたんですよ。電池交換、頼めますか?
営業担当 わかりました。ところで前回電池を換えたのはいつ頃ですか?
筆者 中古車で買って初めて交換するのでいつか分からないけれど、車を買ってから1年以上たっていますよ
営業担当 なら正常ですね。たまに数ヵ月で電池交換に訪れる人がいるもので……
営業担当者によると、スマートエントリーの電池は普通に使っていれば1~2年はもつという。ところが数ヵ月で電池交換に来る人は何度も交換にやってくるので、だんだん「壊れてるんじゃないの!」という話になるのだとか。で、使い方を聞いてみると、ほとんどの場合は「スマートエントリー」の保管場所に問題があるという。
磁気を発生するもののそばに置いてはいけない
スマートエントリーは微弱な電波を出して車と交信し、キーの解施錠やエンジンスタートを行う。そのため磁気を出すもののそばに置いておくと常に交信状態となる可能性があり、著しく電池が消耗してしまうのだ。「電池がなくなるの、早すぎない?」と感じている人はキーの保管場所を変更してみよう。
スマートエントリー搭載モデルでは、たいていの取扱説明書に使用に関する注意事項として保管方法が書かれている。そばに置くと電池の消耗が早くなる可能性がある「要注意製品」も明記されていて、パソコン、テレビ、携帯電話、コードレスフォン、充電器、電磁調理器、電気スタンドがそれにあたるという。
スマートエントリーが電池切れになった場合の対処法
自宅や外出先で電池がなくなりエンジンをかけられなくなっても慌てないで。スマートエントリーは電池切れの際にも使える仕組みになっている。ほとんどのキーにはリモコン内に一般的なメカニカルキーが内蔵されているので、それをドアの鍵穴に差して解錠。さらにキーをエンジンスイッチに差し込んで、一般のキーと同じようにスイッチを回せばエンジンスタートできる。
プッシュ式スターター搭載車では、リモコンキーをスタートボタンに接触させブザーがなったらボタンを押すものもある。電池切れなどの万が一の際に慌てないよう、時間があるときに取扱説明書を読んでおこう。