▲海をまたぐ国道6号バイパス。コバルト色の海が眺められ、走ると最高に気持ちが良い!▲海をまたぐ国道6号バイパス。コバルト色の海が眺められ、走ると最高に気持ちが良い!

海、山、街を一気に散歩

大手家電メーカー発祥の地で、工業都市のイメージが強い茨城県日立市を散歩。街中には工場や、ハイテク感漂う建築物が立ち並んでいる。

車を郊外へ走らせると、そこには真っ青な海が広がっている。コバルトに輝く海は、まるでリゾートビーチのような美しさだ。車を止め、車内から眺めているだけでも心が落ち着く。

▲市街地にはハイテク感漂う建物が! 聞けばプラネタリウムのようで、休日は家族連れでにぎわうという▲市街地にはハイテク感漂う建物が! 聞けばプラネタリウムのようで、休日は家族連れでにぎわうという

お昼になり、地元の人に愛されているという食堂へ入る。ボリュームたっぷりの気取らない定食はうまい。

▲地元の人やトラックドライバーなどの方からも愛されているという食堂へ。魚がうまい!▲地元の人やトラックドライバーなどの方からも愛されているという食堂へ。魚が新鮮でうまい!

腹を満たした後は海から山へと向かった。高台にある市民憩いの「かみね公園」の展望台からの景色もなかなか。海に面した工業都市だということが良くわかる。

▲市街地からすぐにアクセスできる「かみね公園」。高台にあるため、日立市を一望することができる▲市街地からすぐにアクセスできる「かみね公園」。高台にあるため、日立市内を一望することができる
▲工場が広がる先には太平洋が広がる。街と自然が共存する、美しい眺めだ▲工場が立ち並ぶ先には太平洋が広がる。街と自然が共存する、美しい眺めだ
▲四季折々の草花が楽しめるという▲四季折々の草花が楽しめるという

地元の子供たちに愛されている小さな遊園地や、鉱山時代の名残で今は使われていない日立市のシンボル大煙突を眺める。

大正時代に建造された、長らく日立市の発展を見届けてきたのだろう。聞けば平成に入り上の部分が倒壊し、現在は約1/3程度の高さしか残っていないという。

▲決して人は多くなかったものの、遊園地からは子どもたちの笑い声が聞こえてきた▲決して人は多くなかったものの、遊園地からは子供たちの笑い声が聞こえてきた
▲「大煙突」は日立市のシンボル。かつて鉱工業で栄えた町だということを物語っている▲「大煙突」は日立市のシンボル。かつて鉱工業で栄えた街だということを物語っている

帰路に就く前にお土産を購入する。工業の街らしい「モーター最中」を選んだ。家に帰り思い出話をしながら味わってみたが、薄い皮とたっぷりの餡の甘さもほどよくうまい。

日帰りだったが、温かさと不思議な寂しさが同居する街に癒された。

▲散歩の締めにお土産を購入。何とも珍しい「モーター」の形をした最中だ▲散歩の締めにお土産を購入。何とも珍しい「モーター」の形をした最中だ

<今回散歩した車>

▲日産 ティアナ(現行型) ▲日産 ティアナ(現行型)

<今回散歩したルート>

text&photo/編集部 神崎洋平