主役は愛犬?? ワンちゃんによるマツダ CX-30ロング試乗レポート
2020/11/04
メーカーが主催する“ワンちゃんの試乗会”
2019年10月に登場以来、そのスタイリッシュなデザインや使い勝手の良い大きさゆえ、販売台数が好調なマツダ CX-30。
すでにメディア向けの試乗会は行われ、多くのレポートが上がっていますが、今回は少し変わった試乗会の案内を頂きました。
それが、愛犬と一緒に行くCX-30価値体験型取材会というもの。いうなれば、ワンちゃんによる試乗会なのです!
ということで、今回は車大好きのモデル・立花未来さんと愛犬のうなぎちゃんと一緒に、CX-30でのロング試乗を行ってきました。
モデル・元レースクイーン
立花未来
元レースクイーンとして活躍し、現在は車関係のイベントや雑誌企画などへの出演をメインに活動しているモデル。現在の愛車は2代目レンジローバー(セカンドレンジ)で、過去にはサバ―バンやチャレンジャーなどに乗ってきた、ガチの車好き女子。
うなぎ
イタリアングレートハウンドのメス・3歳。その名のとおりイタリア原産の小型犬で、細くてしなやかな体つきが特徴。いたずら好きな性格一面がある一方で、性格は穏やかで愛情深い犬種。うなぎはほとんど人見知りせず、はじめて会う人にもすぐ懐くという。
アメ車、英国車慣れしている“うなぎ”を満足させられるか?
今回はよろしくお願いします! ワンチャンとの試乗会は初めての経験なので、とてもワクワクしています!
こちらこそお誘いいただいてありがとうございます! この子(うなぎ)は普段から一緒に出かけることが多いので、今日もとても楽しみにしてたんです。
ワンワン! !
(早く出発しようよ~! ※編集部 神崎の想像による翻訳)
へぇ、そうなんですね! ちなみに立花さん、普段はどんな車に乗ってるんでしたっけ?
最近までは以前取材してもらった、ダッジ チャレンジャーに乗ってました。今はセカンドレンジ(2代目レンジローバー)に乗り替えたんですけど。ちなみに、19歳の時に初めて買ったのはシボレーのサバ―バンでした。無駄に大きかったり、パワーのある車が好きなんですね(笑)。
なんと! ガチの車好きじゃないですか!? しかも相当な!! ということは、うなぎちゃんもチャレンジャーやレンジローバーに乗っていたということですよね?(なんという犬だ……)
そうですね! 車で出かけるのが苦手ってワンちゃんも多いみたいですが、うなぎはそんなことないのかな? 全然平気みたいです。
ワン! ワワーン!
(そうよ! わたしはドライブが好きなのよ)
それは心強い! 今日はこのCX-30というモデルで軽井沢まで向かいます。普段とは全く違うタイプの車かと思うのですが、いかがでしょうか?
確かにそうですね! 私の車と比べるとだいぶ小さいですが、なんというか、すごくスタイリッシュなSUVですね。カッコイイと思います! この車でのドライブ、とても楽しみです!
ワーン、ワンワン!
(果たして、わたしを満足させられる車なのかしら?)
それでは出発です! ロングドライブになるので、何かあったらいつでも言ってくださいね!
はい、ありがとうございます! なんかこの車、見た目よりも車内が広く感じますね。こうやってうなぎを抱っこしていても窮屈な感じがしない。それに今回はうなぎ用のお水や洋服なんかも持ってきたので、荷物が多くなっちゃったんですけど、余裕でトランクに入ったし。
さすがです! 立体駐車場や取り回しを考慮したサイズながら、乗る人がゆっくりくつろげる室内空間を確保してるんです! ラゲージも広くて大型のベビーカーや旅行用バッグが同時に積載できるんですよ。まさに機動性と快適性を両立した、ちょうどいいサイズのSUVなんです!!
そ、そうなんですね……(笑)。
ワン、ワワーン……ワンワン。
(この男、急に解説し始めた……でも確かに意外と広くて快適かも)
“人馬一体”ならぬ“犬馬一体”
さて、そろそろPAで休憩しましょうか? うなぎちゃん、大丈夫だったかな??
はい、全然元気みたいです! ね、うなちゃん!
くぅーん……。ワンワン!
(おっと、ちょっと寝そうになっちゃったけど、大丈夫!)
飼い主さんから見て、普段と比べてうなちゃんの様子どうでした?
そうですね、正直最初は慣れない車だったから少し落ち着きなかったんですけど、あっという間におとなしくなりましたね。良かった~!
それは良かった! ちなみに立花さんにも後席に乗ってもらってましたが、どうでした?
普段乗ってる車と比べてるからかもしれませんが、すごい静かだなって思いました! 乗り心地も良くて、途中で何度も寝そうになりましたよ。やっぱり新しい車っていいですね。
(あ、もしかして俺の話がつまらなかったからかな……)確かにそうですよね。途中渋滞とかもありましたが、私もほとんど疲れてないですし。CX-30に限らず、マツダの車ってものすごく運転の姿勢にこだわってるんですよ。アクセルやブレーキペダル、シートの位置とか、人間がリラックスした状態で運転できるように設計されているんですね。こうやって長距離を走ると、それがわかる気がします。これがまさにマツダが掲げる“人馬一体”ってやつですね!
ワン? ワーン!
(馬? わたしは犬よ)
ワンちゃんにも優しい「GVC Plus」
さぁ、まもなく軽井沢です。この先、峠道を走りますので、しっかりつかまっててくださいねー!(……峠は腕の見せどころだぜ!)
は、はい……(汗)。
ワン、ワーン……?
(この人、調子乗ってない?)
(やっぱり峠は楽しいな~♪ 元走り屋(風)の血が騒ぐぜ……!)
(大丈夫かな……車酔いしたら嫌だな……)
ワン! ワンワン!?
(ちょっと! わたしがいることも忘れてないでしょうね!?)
さぁ、本日の目的地に到着です! お疲れ様でした! お二人とも大丈夫でしたか?
お疲れ様でした! (途中神崎さんが調子に乗ってたので不安でしたが)とても快適でした! 特に途中の峠道とかは、正直私もうなぎも酔っちゃうかなって思ったんですけど、全然大丈夫でしたね。神崎さん、(意外と)運転お上手なんですね!
ありがとうございます! でももしかしたらそれって、このCX-30のおかげかもしれません。
ワオーン?
(どういうことかしら?)
CX-30をはじめ、一部を除いたマツダの車には「G-ベクタリングコントロール プラス(GVC Plus)」という制御技術が採用されているんです。
そうなんですか? なんかカッコイイ響きの技術ですね(笑)。
ワンワンワワーン、ワン?
(じーべくたりんぐこんとろーるぷらす?)
簡単に言うと、ハンドルの操作に合わせてエンジンの駆動トルクやブレーキを制御することで、無駄なハンドル修正操舵が少なくなったり、同乗者の体の揺れが少なくなったり、走行時の安定性が高まったりする技術です。この制御のおかげで、峠のようなワインディングロードでも安定して揺れが少なかったから、立花さんもうなぎちゃんも酔わないで快適に過ごせたのかなと。
まだ難しいけど……なんかすごい技術なんですね!
そうですね! マツダやジャーナリストの方は「運転がうまくなったと錯覚するほどだ」とおっしゃってましたね。それになんとこのGVC Plus……。
なんと……?
人だけではなく、ワンちゃんにも効果がある技術なんです! この技術の検証にあたって、ワンちゃんの飼い主さんはもちろん、獣医師さんとの意見交換も積極的に行ってるみたいなんですよ。マツダが、「ワンちゃんも大事な家族の一員」と考えていることがわかりますよね。
ワーン、ワン!
(わたしたちのことも考えてくれてるなんて、うれしい!)
ワンちゃんが快適に乗れる車だったら、もっと一緒にいろいろな所に行きたくなりますね!
ワンちゃんは、ファブリックシートの方がお好き?
さて、帰りは同じCX-30でも別のグレードになります。最新のスカイアクティブXエンジンを搭載したグレードですが、他に大きな違いとしてシートがレザーだということでしょうか。
私が普段乗っている車も、レザーシートなのですが、やっぱりレザーシートって、高級感あっていいですよね!
あ、でもうなぎちゃん、レザーシートだと足がツルツル滑って大変そうですね。
あ、本当だ! この車まだ新しいから、革がなじんでいなくて表面がツルツルしていているからかも。
最初に乗った車はファブリックシートでしたがあまり気になりませんでしたが、レザーシートは滑りやすいから、ワンちゃんにとっては少々落ち着かないのかもしれませんね……。もちろんレザーの方が、汚れたときの処理はしやすいかもしれませんが。
ワーン!
(滑るー!)
移動中が快適だと、目的地で遊ぶのがもっと楽しくなる!
さて、いよいよ今回の体験試乗会も終わりに差し掛かってきましたが、いかがでしたか?
正直最初は乗り慣れてない車ということもあり、うなぎがどんな反応をするか少し心配でしたが、途中から率先して自分から車に乗り込んでいたので、きっと気に入ったのだと思います! それに移動中のストレスも少なかったみたいで、ぐっすりと眠っていることも多かったですね。私も一緒に寝ちゃいましたし(笑)。でも、移動中を快適に過ごせたからこそ、目的地に着いたときに思いっきり一緒に遊べたのかなと思いました! うなちゃん、楽しかったね~! ありがとうございました!
こちらこそありがとうございました! 私はペットを飼っていませんが、うなちゃんとの試乗会を通して、ペットとのお出かけって本当に楽しいなって感じました! もちろん人間以上に気を使わなければいけないことも多いですが、それでもより多くの飼い主さんにワンちゃんとのお出かけを楽しんでほしいと思いました! (そして若干ですが猫派から犬派に傾きかけています……)
ワンワーン!! ワーン!
(楽しかったよ!! また連れてってね!)
カーセンサー編集部
神崎洋平
小さい頃から車が好きで、中学生のころからカーセンサーを愛読。若者の車離れに一矢報いたいという動機で、2017年にカーセンサー編集部にやってきた。好きな車はセダンとスポーツカーで、現在の愛車はレクサス GSハイブリッド(初代)。趣味はダム観賞で、休日には全国各地のダムへ足を運んでいる。
【関連リンク】
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
- 西川淳の「SUV嫌いに効くクスリをください」 ランボルギーニ ウルスの巻
- 5年落ち以内が車両本体価格200万円以下から狙える! スタイリッシュな輸入車SUV4選
- 【フェルディナント・ヤマグチ×編集長 時事放談】自動車業界と半導体について(中編)
- 9年連続エンジン・オブ・ザ・イヤー2.0~2.5L部門賞を受賞した「2.5L直列5気筒TFSIエンジン」搭載の狙い目モデル3選
- 【試乗】新型 フォルクスワーゲン T-Cross│「TさいSUV」はハッチバックよりもどこが欲張りか? 実際に乗って考えた
- マツダ CX-8の中古車流通量が増加中! 総額250万円からの選択肢が豊富に
- 【試乗】マツダ MAZDA3ファストバック|その特徴的なデザインにも負けないパワーユニットへ進化した「SKYACTIV X」
- アルピナマジック!~大人の車好きがたどり着く、ひとつの極致~【カーセンサーEDGE7月号】
- 新しいこだわりが凝縮されている、プジョー流PHEV 3008 ハイブリッド4【Car as Art !】
- トヨタ RAV4の中古車が増加中|超低走行車が総額250万円から!