秋の行楽シーズン到来! 初めてのセカンドカーなら、断然初代コペンがオススメ!!
2019/09/21
秋の行楽といえば……一度はあこがれるオープンカー!
これから本格的に秋の行楽シーズンへと突入する。いろいろな楽しみ方があるかとは思うが、「オープンカーに乗って紅葉でも見に行きたいな!」と考えている人も多いはず。
ただし、オープンカーというと「高級外車が多くて価格的に手が出ない」「維持費が高そう」などのイメージをもつ人も多いだろう。
そしてもうひとつ……「普段使いしにくい」というイメージもありそうだ。確かにオープンカーは2人乗りのものも多いし、ミニバンやSUVに比べたら圧倒的に積載量は劣る。
そのため、「メインカーにはできないよな……」とあきらめる人もいる一方で、「いつかはセカンドカーとしてオープンカーを手に入れたい!」 という夢をもっている人もいるのでは?
そんな声を受けて、今回オススメしたいのが初代ダイハツ コペンだ。この車ならすぐにその夢をかなえられるかもしれない!
初めてのセカンドカーはこれで決まり!
ダイハツ コペン(初代)
「ACTIVE TOP COMPACT OPEN」をコンセプトに、2002年6月に登場したダイハツ コペン。車名の由来はCompact Open carの略というストレートなもの。
最大の特徴は、軽自動車として初めて電動開閉式ルーフを採用したことだろう。簡単な操作でルーフを開閉できるため、気軽にオープンエアを楽しむことができる。
そして、そのかわいらしい見た目とは裏腹に、直4ツインカムターボエンジンや、専用サスペンション、軽量高剛性ボディを採用することで、クラスを越えた高い運動性能を実現している。
そんな初代コペンは2012年8月に生産を終了し、翌々年の2014年6月には2代目が登場したが、運転を楽しみたいパーソナルユースがメインのユーザーを中心に、今でも人気の高いモデルとなっている。
デビュー時には車両本体価格が約150万円、そして装備の充実した最終型では200万円以上と、セカンドカーデビューの価格としては少々お高いイメージがあった。
しかし、初登場から10年以上が経過した今なら、フタケタ万円台で十分狙うことができるのだ!
当然軽自動車ということで、税金などの維持費は普通車に比べて圧倒的に安いというメリットもある。
ゆえに、セカンドカーデビューを果たそうとしている人に、ぜひオススメしたいモデルなのだ。
2002年の登場から約10年もの間生産されていた長寿モデルなので、流通している中古車物件も実に様々。原稿執筆時(2019年9月18日)には700台以上の物件が掲載されている状況だ。
今回は、初代コペンの平均価格帯に位置する①車両価格70万円付近、より手頃感のある②50万円以下、そしてフタケタ万円枠いっぱいの③100万円未満の3つの予算応じて、どんな物件が狙い目かを考えてみた。
①車両価格70万円付近
低走行の修復歴なし物件を狙う
原稿執筆時、初代コペンの平均価格は68.1万円。それをもとに60万~70万円以内の掲載台数を見てみると、約200台と実に30%近くがこの価格帯に位置している。
物件の年式やグレード、走行距離、修復歴の有無なども実に様々だ。
走行距離や修復歴の有無だけで物件の状態を判断できるとは一概には言えないが、コペンはそのスポーティな性格ゆえ、大きな修復を行っていることが他モデルに比べて多く、より一層の注意が必要になる。
また、オープンモデルゆえ開口部が大きく、クーペやセダンなどルーフのあるモデルに比べて剛性が低い。走行状況は個別に異なるため絶対とは言えないが、走行距離に比例してボディにゆがみが生じやすいと言える。
今回は年式とグレードは考慮せず、物件の程度を重視して「走行距離7万km以下×修復歴なし」という条件で検索。
すると物件数は30件弱まで絞られる。
中には走行距離5万km以下の低走行物件もあるため、こまめにチェックしているとよりハイバリューな物件が見つかることも。
台数は少ないが、希に電動開閉ルーフではない「ディタッチャブルトップ」モデルも存在するので、自身のニーズに合わせてチェックしてみてほしい。
▼検索条件
ダイハツ コペン(初代)×本体価格60万~70万円以内×走行距離7万km以下×修復歴なし②車両価格50万円以下
素性のわかりやすいワンオーナー物件にフォーカス
50万円以下に絞ると、低年式物件が中心で走行距離が10万kmを大きく超えているものや、修復歴があるものが目立つ。
前述の①のように、走行距離や修復歴の有無で絞るのは難しい。
そこで、「ワンオーナー」物件に絞って検索してみた。すると10件弱の物件がヒットする。
ワンオーナー物件は、その名のとおり前オーナーが1人しかいない物件で、複数のオーナーのもとを渡り歩いてきた物件に比べ素性がわかりやすいといったメリットがある。
特に今回のコペンのように趣味性の高いモデルなら、車に対してこだわりをもって乗り続けてきた可能性があり、定期的なメンテナンスをしっかり受けてきた可能性が高い。
中には、新車時からの整備記録簿がしっかり保管されている物件もある。
ワンオーナー物件にあたりをつけて検索し、気になる物件が見つかった段階で実車確認を行うことが、ハイバリュー物件に巡り合うためのポイントになりそうだ。
なお、こちらも「ディタッチャブルトップ」モデルかどうかはしっかり確認しよう。
▼検索条件
ダイハツ コペン(初代)×本体価格50万円以内×ワンオーナー③車両価格100万円未満
装備満載の上級グレードが狙える
予算を100万円未満までアップさせると、選択肢は一気に広がる。年式的にも2010年式などの新しめの物件がヒットするようになってくる。
ここでは、グレードにもこだわってみよう。
2006年6月以降に設定された特別仕様車「アルティメットエディション」系のグレードをターゲットにしてみる。
アルティメットエディションは、ビルシュタインのショックアブソーバーやBBS製アルミホイール、レカロシート、MOMO製本革ステアリングなどの豪華パーツを装着したモデルだ。
このアルティメットエディションに狙いを定め、さらには走行距離8万km以内の修復歴なしに絞ると、10件弱がヒットする。
見た目だけではなく、より優れた操縦性と高品位な乗り心地をもたらしてくれるグレードのため、バリューの高い物件と言えそうだ。
▼検索条件
ダイハツ コペン(初代)×本体価格80万~100万円未満×走行距離8万km以下×修復歴なしカーセンサー編集部
神崎洋平
小さい頃から車が好きで、中学生のころからカーセンサーを愛読。若者の車離れに一矢報いたいという動機で、2017年にカーセンサー編集部にやってきた。好きな車はセダンとスポーツカーで、現在の愛車はE90型BMW 3シリーズ。趣味はダム観賞で、休日には全国各地のダムへ足を運んでいる。
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