車に人生捧げすぎな世界のアートカーがすごい!
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2014/07/24
車が先かアートが先か、芸術は爆発寸前です!
街中で自分と同じ車とすれ違って、気まずい感じになることってありませんか? 車を洋服や時計と同じように個性の一部だと思っている人なら、この気まずさ、わかってもらえるはず。
今回は、そんなバッドフィーリングを根底から吹き飛ばすアートカーたちをご紹介します。世界にはアッと驚くような「車好きが高じて、人生そのものを車に捧げてしまったような方々」がいらして、マイカーをこのようにドレスアップするのなんて、ためらいの欠片もありません。
まずは、バッドフィーリングどころかコモンセンスさえ吹き飛ばされそうな1台。上の写真はオランダの画家「ピエト モンドリアン」のシンボリックな意匠をドアミラーやピラー、ホイールキャップにまでフルコピーした作品です。これなら、絶対に同じ車とすれ違うことはありません!
次は、スコットランドの伝統的なプラッド柄がモードな雰囲気を漂わせるアメリカンマッスルカー。ベース車両は85年式のビュイック。といいつつ、ベース車両が何かなんて、この際どうでもよいですね。
いやもう、下の71年式のキャデラックは原形さえとどめていません。
よくよく見ると、ビートルらしきものがルーフに乗っかっています…。テーマは「カテドラル」。聖堂ですね。もはや天使が光臨してくる雰囲気ではなくなってますが…。
こうした芸術と車が融合したアートカーという分野、実は40年もの歴史があります。そのハシリがBMWであり、1975年にはアメリカ人アーティストのアレクサンダー・カルダーがBMW 3.0 CSLをベースにBMWアートカー第1弾を完成。以来、選りすぐりのアーティストたちから17作品が世に送り出されています。ちなみに日本を代表して加山又造氏もアーティストのひとりとして名を連ねています(1990年)。
そんな中でも別格の扱いを受けることになったのが1979年のM1! こちらはアメリカンポップアートの巨匠、「アンディ ウォーホール」が直にペインティングしたものです。
ベースマシンのM1は合計500台も作られなかったこともあり、現在プレミア街道まっしぐら。今や数千万円でも手に入れるのが難しくなっています。そこへウォーホールですから、価格はあってないようなものですね。
最後に、他にも作品をいくつか紹介しておきます。大爆発している芸術センスをご覧くださいませ。