■今回のお題■

-ディーゼルエンジンの今後-

排出するガスが大気汚染の元凶のような扱いをされ規制が厳しくなり
日本では絶滅の危機に瀕したディーゼルエンジン
しかし昨年、M・ベンツから320CDIが登場し日産は来年エクストレイルに搭載・市販化を発表
さらにはル・マン24時間でディーゼルを搭載したアウディが優勝するなど今再び注目を浴びている
そこでディーゼルエンジンの今後をディーゼルに詳しい2人のライターに聞いてみた
MJブロンディ

日本での将来性は限定的かも
しかしその限定感がマニア心をくすぐる

MJブロンディさん●自動車評論家
●えむじぇい ぶろんでぃ
著書に『貧乏人はフェラーリを買へ!』や『浜崎橋はなぜ渋滞するのか?』など
多彩な執筆活動をしているライター

フェラーリインパネ 今オレが一番欲しいのは、ディーゼルエンジンを積んだGTなんだ。ボディタイプはそうだなー、やっぱりステーションワゴン かなぁ。ひょっとして人生初のSUVもいいかもしれない。年齢的にもさ、飛ばすことにボーボー情熱を燃やすというよりも、ゆったりのんびり持続可能な範囲内で飛ばしたいって感じになったし、結局飛ばしたいんだけど、でも今のディーゼルなら十分それに応えてくれる。というより、フェラーリ+ディーゼルGTこそ、今のオレのカーライフにピッタンコの組み合わせだと思うんよ!ディーゼル車って買ったことないから、考えただけでウキウキするしね。
現在のディーゼル車は、トルクが太くて十分速く、燃費もガソリン車より若干いいわけだけど、車両価格はそれなりに高い。つまり、今後日本市場に投入され始めても、年間走行距離がある程度長いユーザーじゃないと、買うメリットがない。

ヨーロッパじゃシェア5割行ってるけど、日本では将来的にも、車のヘビーユーザーのための特殊車両にとどまるはずだ。ある程度車種が出揃っても、そうだなぁ、日本ではシェア5%くらいじゃないか? つまりここ日本では、将来もディーゼル車は選ばれし者のための車であって、一種の勲章。だから余計欲しいんだよね。
交通渋滞今後は、全世界的にさらに排ガス規制が強化されるんで、ディーゼルのコストはさらにアップする方向に進むだろう。ヨーロッパではもうガソリンと軽油の値段が同じになっちゃってるし、シェアアップは止まるはず。日本での将来性は、あくまで限定されているとオレは見る。その限定感が、マニア心をくすぐるんだ。ディーゼル車、早く欲しい~。日産やホンダのディーゼル車国内投入、メチャメチャ楽しみだね。