車はロマンのある買い物!? スズキ アルトラパンのデザインに込められた思いとは?
カテゴリー: カーライフ
タグ: スズキ / アルトラパン / カーセンサー学生編集部員 / 川本葵
2021/03/27
毎日憧れの車に乗る自分、素敵じゃないですか?
みなさんは車を選ぶとき、どんなことを重視していますか?
環境を考慮した車? 安全装備が充実している車? または、予算重視で選んでいるかもしれませんね。
自分が買うとしたら……、私の場合はデザインがとても気になります!
でも、街中を走っている車を見ていると、車に詳しくない私でもパッと見分けられるくらい、デザインに特徴のある車ってかなり数が少ないように感じます。
「いつかあの車に乗りたい!」と理想を思い描いていたにも関わらず、価格や機能など現実的な検討をするうちに憧れの車からどんどん離れていってしまう、そんな経験をしたことはないでしょうか?
人生の中で車を購入するのは人によって異なりますが10回程度。だからこそ、1回1回が大切な意思決定、条件に合うものを消去法で選んでしまうだけではちょっともったいないですよね。
そんな、 “ロマンのある買い物” でもあるマイカーの購入。
乗るたびに(もしかすると乗らなくても)必ず目にするのが車のデザイン。もっともっと重視しても良いと思いますし、仮に最もこだわりをもって選んだとしてもおかしくはないでしょう。
ですが、デザインと言っても漠然と「カワイイ」と思ったりするだけでかなり抽象的です……。そこで、そもそも車のデザインってどのように考えられて作られているのか、まずはきちんと知るところから始めようと思いました。
今回は、カーセンサー学生編集部員の私が、個人的にデザインが素敵だと思っているスズキ アルトラパンのデザイナーさんたちにご協力いただき、直接オンラインでお話を伺いましたのでご紹介したいと思います!
アルトラパンのデザインに込められた思い
ではまず、スズキのアルトラパンの形をイメージしてみてください。
「可愛い」「丸い」「小さい」「女性向け」などといったイメージを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
この丸っこくて可愛いと感じるデザインの意図や思い、①「部屋」をイメージとした内装、 ②他の車にはない「色」の豊富さという2つのポイントを教えていただきました。
①「女性の部屋」をイメージした落ち着く空間に
車のデザインと聞くと外側から見た車体をイメージすることが多いかもしれませんが、アルトラパンのデザインに対するこだわりは車内にまで及んでいます。
「まるで自分の部屋にいるときのように落ち着く空間であってほしい」という思いから、柔らかく見えるように車内のデザインも工夫されています。
素材や色合いに非常にこだわっているのですが、私が最も惹かれたポイントは天井がキルトになっていることです。
天井が無機質であっても違和感を覚える人は少なく、誰もが期待している部分ではないと思います。そんな誰もが注目していないポイントでも世界観を大切にキルトデザインを施すことで、アルトラパンだけがもつ”柔らかさ”をつくり出すことができています。
また、スピードメーターは置き時計をモチーフにして目盛りはダイヤカットで加工していたり、他にもカーナビがフォトフレームの形をモチーフにデザインされていたり。
「居心地の良い部屋」を感じさせるための丁寧なこだわりが随所に散りばめられており、心をときめかせること間違いなしです!
②自分好みが選べる「色」の豊富さ
アルトラパンには何種類の色があるか知っていますか?
ボディーカラーだけで7色、2トーンルーフの組み合わせを入れると11パターンから選ぶことができます(2021年2月現在)
色の種類を豊富にした理由をお伺いすると、車に使われる色が黒白銀などお決まりの色が多いので、自分好みの色が見つからないと感じている人にも、好きな色を選んでもらえるようにしたいという思いを込めて開発されていました。
また、水色やピンクといった単純な色の名前ではなく、フレンチミント、コフレピンクといったモチーフを大切にしたオリジナルの名称になっていることも惹かれるポイントだと思います。
こんなにも可愛い色が揃っていて、組み合わせまで考えることができるとなると選ぶのにも時間がかかってしまいそうですが、迷うほど選択肢があるってワクワクしますよね!
部屋のようなデザインや豊富なカラーは、何をもとに考えて作られたのか伺ってみると、雑貨屋を実際に回って流行しそうなアイテムを調査したり、ピンクを決めるときでもピンク色のマニュキュアを片っ端から集めて比較したりと、実在するものをたくさん見ながら決めていったということが分かりました。
車に対してのロマンを取り戻す!
今回アルトラパンの企画、デザインに携わった方のお話を聞かせていただき、こんなにもたくさんの思いと時間がかけられて1台の車が作られるのだと知ることができました。
そして、自分が興味をもっていた車がどのように作られているのかを知ることでその魅力もさらに増しました。
もちろん、アルトラパンはデザインに特徴のある車なのでなおさらだと思いますが、普段街中で何気なく見かけている車一つ一つにも、このような作り手の思いが込められているはずです。
予算や装備など、条件だけで絞り込んで車を決めてしまわずに、見ていて素敵だなと少しでも思える車に興味をもって検討してみてはいかがでしょうか。
車は一生で10回あるかないかの大きな買い物です、ぜひロマンを忘れずに!!!
カーセンサー学生編集部員
川本葵
近畿大学経営学部松本ゼミ所属の現役女子大学生。自分と同じように幼い頃から「車に乗りたい」と夢をもっていた人に、そのロマンを思い出してもらえるように記事を執筆中。今は田舎道を運転することが多いが、いつかはマイカーで都会の道を走ることが夢。
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