ミニ ミニクロスオーバー

【連載:どんなクルマと、どんな時間を。】
車の数だけ存在する「車を囲むオーナーのドラマ」を紹介するインタビュー連載。あなたは、どんなクルマと、どんな時間を?

ミニは30年来の片想いの相手

「この前の旅行、あの時さぁ」と、地元の海岸で盛り上がる3人の女性。

一見、友だち同士のようだが、そのうちの1人があとの2人に向けるまなざしは、温かく優しい。

3人は自他ともに認める、仲良し親子。

2人の母親である湯澤幸代さんは、製品の色を作り企業に提案をする、カラーデザイナーとしてキャリアを築きながら、2人の娘を育ててきた。

「いやもう大変でしたよ。でも、やっぱり楽しかったかな!」と言う湯澤さんの表情からは、充実感と母として誇りのようなものを感じる。
 

ミニ ミニクロスオーバー ▲年の近い友だち同士のように、娘のバイト先の話でも盛り上がる

これまでライフステージの変化に合わせ、時にはミニバン、コンパクトカーなど、様々なモデルを乗り継いできた。

でも湯澤さんには、一度乗ってみたい車があった。それが“ミニ”だ。

「若い頃にローバーのミニがすごく流行っていて、いつか乗れればいいなって」

BMW製になってからも愛らしい見た目やコンセプトはそのままのミニは、湯澤さんの頭の片隅に居続けた。
 

ミニ ミニクロスオーバー ▲デザインもさることながら、光りの具合によって表情を変える色使いもお気に入りのポイント

買い方も使い方もアクティブ

ある日3人でウオーキング中に、たまたま通りかかったディーラーのミニに目を奪われた。ショールームに飾られていたメルティングシルバーのボディカラーが、色彩の専門家である湯澤さんの感性を揺さぶったという。

ウオーキングの格好で入店し、そのまま試乗。そして購入に至る。

「近所を走るような格好だったので、ちょっといぶかしがられた」というが、長年片想いをしていた湯澤さんの気持ちに迷いはなかった。

最初は3ドアのミニ狙いだったが、娘2人の「もっと広い方が、荷物もいっぱい積めるし楽しいよ!」という声に押され、モデルはクロスオーバーに。

今年、次女の亜瑠さんが大学に入学し子育てに区切りがついたことも、憧れの車を手にするひとつのきっかけになったのかもしれない。

いずれにしても、30年来の片想いを成就させるには機が熟していた。
 

 

ミニ ミニクロスオーバー ▲2人の娘は、荷物を載せたうえで、後席がゆったり座れるスペースがあるクロスオーバーを推した。購入後は早速、伊豆に旅行に出かけたという

休日はサーフィンに釣り、旅行とアクティブに楽しむ湯澤さん。

そんな仕事も遊びも全力で楽しむ母親の背中を見て育った2人の娘は、いつしか、同じ趣味を一緒に楽しむようになっていた。

「お母さんはめっちゃフッ軽(フットワークが軽い)ですね! それが車を買い替えてもっと軽くなった」という長女の美羽さん。

今でも休日に予定が合えば、2人の娘も連れだって出かける。

3人で楽しむため、少し大きなクロスオーバーにした選択は正解だったようで、以前にも増して一緒の時間が増えた。

家族のために自分の欲しかった車を我慢したり、諦めるという話はよく聞く。

でも湯澤さんは、憧れの車も家族との時間も両方手に入れた。

それは自分の時間も家族の時間も、全力で楽しむことに妥協をしなかったからだろう。
 

ミニ ミニクロスオーバー ▲一緒に波乗りに行く頻度も増えていきそうだ
文/今泉翔太(編集部)、写真/柳田由人

ミニ ミニクロスオーバー

湯澤さんのマイカーレビュー

ミニ ミニクロスオーバー(現行型)

●購入金額/約450万円
●年間走行距離/約5000㎞
●マイカーの好きなところ/夕方や曇りの日に、シルバーがライトブラウンに色変化するボディカラー
●マイカーの愛すべきダメなところ/ここぞというとき、ナビがトンチンカンなところ(笑)とんでもないところに連れて行かれる
●マイカーはどんな人にオススメしたい?/サーフィンやキャンプするアクティブ家族はもちろんですが、収容力あるので、コストコで大量買いしちゃう家族にはもってこい(笑)

今泉翔太

カーセンサー編集部

今泉翔太

子どもと快適に移動するクルマを探し求める3児の父親。いつかはクラシックカーに乗りたいと思いながらも、最新の輸入車に乗るたび、その圧倒的な走りと利便性の虜になっている。