車は単なる移動の道具ではなく、大切な人たちとの時間や自分の可能性を広げ、人生をより豊かにしてくれるもの。車の数だけ、車を囲むオーナーのドラマも存在する。この連載では、そんなオーナーたちが過ごす愛車との時間をご紹介。あなたは、どんなクルマと、どんな時間を?

▲紅葉や季節の花を見に行ったり、温泉旅行に行ったりと、毎週末のように乗っているという松岡家の愛車「BMW 1シリーズ」▲紅葉や季節の花を見に行ったり、温泉旅行に行ったりと、毎週末のように乗っているという松岡家の愛車「BMW 1シリーズ」

車好きのお父さまの初のAT車

▲本当に仲のいい松岡さん一家 ▲本当に仲のいい松岡さん一家

今回、取材させていただいたのは、神奈川県にお住まいの松岡さん一家。ちょっとうらやましくなるくらい仲の良いご家族だ。取材中も冗談を言い合ったりして、笑顔が絶えない。そして、その仲の良さに一役買っているのが、松岡家の愛車「BMW 1シリーズ」だ。
 

▲1シリーズの前に乗っていたスバル インプレッサSTI。「軽くて速い」と伸治さんお気に入りの車だった(写真:ご本人提供) ▲1シリーズの前に乗っていたスバル インプレッサSTI。「軽くて速い」と伸治さんお気に入りの車だった(写真:ご本人提供)

松岡家の1シリーズを選んだのはお父さまの伸治さん。生粋の車好きで、学生時代からハチロクやスカイライン、インプレッサSTIなどを乗り継いできた。

これまで乗ってきた車はすべてMT車で、昔はよく峠に走りに行っていたのだそう。

なぜ1シリーズを選んだのか理由を伺うと、「“もっと乗り心地の良い車がいい” と家族から要望があって(笑)。息子がAT限定免許を取ったので、運転しやすい車を……というのもありました」と教えてくれた。

乗り心地の良さ、AT車、運転のしやすさ。これら家族の意見にプラスして、伸治さんの求める条件は「パワーのある後輪駆動(FR)車」。そこで候補に挙がったのが、直6 3Lターボエンジンを積んだハイパワーモデル『M135i』というわけだ。
 

▲1シリーズに買い替えて、「乗り心地が良くなった!」と家族からは大好評だそう ▲1シリーズに買い替えて、「乗り心地が良くなった!」と家族からは大好評だそう

結果、家族からは「乗り心地が良くなった!」と大好評。「後部座席の揺れがひどい」と車に乗りたがらなかった娘さんも喜んで乗るようになったそうだ。

嬉しい変化はそれだけではない。これまでも頻繁に旅行に出かけていた松岡家だが、さらに旅行の回数が増え、遠出もたくさんするようになったそう。
 

▲花を見るのが好きだという奥さまの直美さんを乗せて、夫婦でいろいろなところに出かけるという。この日は梅を見に来たが、まだ早かったようで少ししか咲いていなかった ▲花を見るのが好きだという奥さまの直美さんを乗せて、夫婦でいろいろなところに出かけるという。この日は梅を見に来たが、まだ早かったようで少ししか咲いていなかった
▲昨年夏には、夫婦で北海道旅行へ。新潟を経由し、フェリーで向かった。こちらは美瑛で撮影した1枚(写真:ご本人提供) ▲昨年夏には、夫婦で北海道旅行へ。新潟を経由し、フェリーで向かった。こちらは美瑛で撮影した1枚(写真:ご本人提供)

奥さまの直美さんによると、1シリーズは「初めて遠出しようと思えた車」なのだという。フェリーに車を乗せて伊勢や北海道まで旅行に出かけるなど、大活躍だ。

松岡家は1シリーズとともに「家族と過ごす大切な時間」を紡いでいる。
 

▲今年のお正月に旅行した奥湯河原での1枚(写真:ご本人提供) ▲今年のお正月に旅行した奥湯河原での1枚(写真:ご本人提供)

どんなクルマと、どんな時間を?

BMW 1シリーズ(現行型)と、家族で出かける楽しい時間を。

BMWのコンパクトハッチバック。セグメント唯一の後輪駆動(FR)だ。松岡さんの車は直6 3Lターボエンジンを積んだ「M135i」。これまでMT車に乗ってきたお父さまの初のAT車だが、「トルクがあって高速が楽」と気に入っているそうだ。
 

▲2011年、7年ぶりにフルモデルチェンジした2代目 ▲2011年、7年ぶりにフルモデルチェンジした2代目
▲愛車との時間は…… ▲愛車との時間は……
 
text/編集部 溝上夕貴
photo/早川佳郎