神田錦町ラボ


前回は80km/hで燃費アップ!軽自動車はどうか?

助手:博士!起きてください!
博士:ん?んん~。なんじゃヤスダくん。
助手:ハイ、ヤスダでいいですから起きてください。
博士:一体なんだというんじゃ、ワシの瞑想を邪魔しおって。
助手前回実験した80km/h巡航と100km/h巡航でどれだけ燃費が変わるかの続きですよ。覚えていないんですか?
博士:おおそうか!あれから2週間もたっておるので忘れてしもうたわい。すまん、すまん。
助手:今回の検証車両は軽自動車の三菱 i(アイ)です。
博士:それはいいのぅ。『愛』があれば何でもできる。さぁ、イクぞーっ!い~ち!に~!!・・・
助手:それは『元気』ですね。どう考えても間違わないでしょう。そんなことよりさっさと乗ってください。
博士:今回の検証方法も前回と同じ方法じゃな?して、目的地は一体どこに設定したのじゃ?
助手:ハイ、今度は博士の研究室のある市原からアクアラインを通って横浜に行こうかと。片道約75kmですね。
今回の検証方法
今回の検証方法 一定速度での巡航がしやすい高速道路で計測。計測距離は市原-横浜間の片道約75km。エアコンやオーディオなどの装備は通常通り使用し、巡航速度を変えて検証した
助手:助手:まずは100km/h巡航ですが、14.2km/Lですね。
博士:さすが軽自動車。ガソリン価格高騰の昨今にふさわしい車じゃな。しかし前回のフィットより若干落ちるのぅ。
助手:100km/h時の回転数が3900回転ですからね。排気量が小さい分、回転を上げないと速度を維持できないので・・・。
博士:確かに100km/h巡航だとエンジン音がちょっとうるさいわい。オーディオの音量も大きくしないとツライな。
助手:では帰りは80km/h巡航で検証します。
博士:ふむ、80km/hだとだいぶ静かじゃな。ワシの好きなクラシックでも聴きながら、これで眠りに・・・グゴォー。
助手:は、はやっ!ダメです博士、起きてください!結果が出ましたよ。80km/h巡航では17.8km/hでした。
博士:おぉ、かなりアップしたのぉ。
助手:純粋な燃費は負けますが、伸び率は3.6km/Lとフィット以上です。回転数も3500回転と下がってますね。
博士:たった400回転かもしれんが、車内の音や振動にかなりの変化が現れるのぅ。これなら80km/hで走ったほうが断然楽だし、さらに経済的じゃわい。
助手:排気量が小さい場合は、80km/h巡航が良さそうですね。次は大排気量車で検証してみましょうか?
博士:うむ。そうじゃな。それならレクサスのフラッグシップLSあたりがワシに最もふさわしいのぅ。頼んだぞラクダくん。
助手:・・・ハ、ハイ。
博士
飯田橋博士
何か気になりだすと、徹底的に検証したがる名物博士。猪突猛進な性格だが、いつも大事なところが抜けている。IQ200を超える真の天才
助手フクダ
助手フクダ
博士に惚れこみ研究のお手伝いをする勤勉な助手。博士の穴を巧みにカバーし、錦町ラボを正しい方向へ導いている


今回の検証車両
三菱 i

三菱 i

今回テストに使用したのは、近未来的なスタイルが人気の軽自動車、三菱i(アイ)。後輪車軸前にエンジンを積むリアミッドシップレイアウトと軽自動車トップクラスのホイールベースにより、高い走行性能を誇る。

直列3気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力は64psを発揮する。ミッションは4ATが組み合わされ、車両重量は900kg。10・15モード燃費は18.4km/Lとなっている。

[検証車両の情報はコチラから]
【三菱 iを探す】
【三菱 iの相場情報を見る】
【三菱 iのカタログを見る】


今回の検証結果※高速道路区間の75kmで測定
三菱 i検証終了 ●100km/hで巡航した場合=14.2km/L
●80km/hで巡航した場合=17.8km/L
20km/hの巡航速度の差で、3.6km/Lと燃費にかなりの違いが出ている。さらに燃費以外に快適性の面でも大きな差があり、100km/h巡航時には気になった振動や騒音も80km/h巡航ではまったく気にならないレベルになっていた。