神田錦町ラボ


優れたレーダークルーズに博士もビックリ!

博士:おっ、フクダくん、これはスバル レガシィB4じゃないか。安月給なのにずいぶん奮発したのぉ。
助手:いやいやボクのじゃないですよ!安月給なのは確かですが・・・。
博士:そういえばレガシィは先月小変更があったの。なんでもハイテク装備の「インサイト」だかが搭載されたとか。
助手:「アイサイト」ですよ!インサイトはホンダのハイブリッドカーです。
博士:うむ、インサイトは良い車じゃな。スポーティな走りが楽しめて燃費もいい。ガソリン代が恐ろしく高い今の時代にピッタリじゃ。しかし登場するのがチト早すぎたかもしれん。今登場したらきっとヒットしたじゃろうに・・・。
助手:中古車なら買えますよ!ココから検索してみてくださいって博士!アイサイトですアイサイト!
博士:そうじゃったそうじゃった。かなり話題になっておるようじゃないか。
助手:そうなんですよ。以前クラウンの先進技術を検証したじゃないですか?あれと似たような装備がてんこ盛りなんです。
博士:つまりその実力を検証しようというわけじゃな。さっそく始めるか。
今回の検証方法
今回の検証方法|神田錦町ラボ レガシィB4に搭載されたアイサイト(詳細は右記参照)がホントに使えるのかどうかを検証する。判断基準は使いやすさに重点を置き、普通に運転している時との違いなど感覚的な部分も判断材料とする。
助手:では博士、神田錦町からほど近い代官町から首都高に入りましょう。
博士:いきなり高速なんじゃな。・・・ってフクダくん、渋滞ド真ん中突入か。
助手:いやそれでいいんです。アイサイトのクルーズコントロールは、ほぼ0~100km/hまで追従してくれるんです。
博士:“ほぼ”って何じゃほぼって。
助手:どういうことなんでしょうね?まぁやってみましょうよ。
博士:ではスイッチをポチっとな・・・。おぉ、前の車に合わせてしっかり減速するのぉ。ブレーキの加減も良いあんばいじゃて。お、前が停止した。ホントに止まってくれるのか?

・・・ピタ!

博士&助手:おぉー!完全停止!
博士:すばらしいじゃないかフクダくん!コイツはかなりデキる子だぞ!?
助手:ホントですね。減速や加速の仕方も普段運転している感覚とほとんど変わらないですしね。
博士:しかし完全停止でクルーズコントロールは解除されるようじゃ。
助手:完全オフではなくスタンバイに戻るんですね。
博士:でもって、一度停止してからもブレーキを踏まないと、スタンバイに戻ったあとはクリープで進んでいってしまう。しかもその時にはアラームも鳴らないんじゃな。
助手:そこはちょっと気になりますね。

ポーン

博士:ん、なんじゃ?
助手:あ、前の車動いてますよ。
博士:おっと話に夢中ですまなんだ。
助手:博士わかりましたよ。今のが「先行車発進お知らせ機能」ですよ。
博士:そんなものまで備えておるのか。タイミングは完璧じゃな。後ろからクラクションを鳴らされる前に教えてくれるわい。しかし何km/hからクルーズコントロールは作動するのかのぅ。
助手:ほぼ0km/hと書いてあるくらいなので、発進してすぐのクリープ状態からいけるんじゃないですか?
博士:よし、ではやってみよう。ポチっとな。

・・・スイィィ!

博士&助手:おぉー!動いた動いた!
博士:なるほどこれは確かに“ほぼ”0km/hじゃ。つまり完全に停止したらブレーキを踏み、動き出したらブレーキを離しボタンを押してクルーズコントロールを利かせる。それで停止する前に設定した速度まで交通状況に合わせながら勝手に加減速してくれるわけじゃ。
助手:高速でのダラダラ渋滞なんかはハンドル操作だけで済みますね。
博士:これは優れモノじゃ。せっかくだからこのまま燃費計測に行くか。
助手:いいですねぇ、人力 vs レーダークルーズ。どちらが優れいているか。
博士:うむ、では河口湖方面に行ってうどんでも食ってこよう。
飯田橋博士|神田錦町ラボ
飯田橋博士
何か気になりだすと、徹底的に検証したがる名物博士。猪突猛進な性格だが、いつも大事なところが抜けている。IQ200を超える真の天才
助手フクダ|神田錦町ラボ
助手フクダ
博士に惚れこみ研究のお手伝いをする勤勉な助手。博士の穴を巧みにカバーし、錦町ラボを正しい方向へ導いている。


今回の検証グッズ
スバル レガシィB4|神田錦町ラボ

スバル レガシィB4

全天候型スポーツセダンの代表格。ボディは3ナンバーサイズとなり、居住性も大幅に向上。ボディ拡大による重量増を相殺するため、ほとんどすべての部品を設計し直し、徹底的な軽量化を図っている。

搭載されるエンジンは、水平対向の4気筒と6気筒。吸気可変バルブ付き3Lを筆頭に、吸排気可変バルブ付き2LのDOHCツインスクロールターボ、吸気可変バルブ付き2LのDOHC、そして2L、2.5L SOHCの5種類がラインナップされている。

今回の検証では、アイサイト(詳細は下記)を標準装備した3.0R アイサイトを使用。

[検証車両の情報はコチラから]
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EyeSight(アイサイト)|神田錦町ラボ

EyeSight(アイサイト)

ステレオカメラと3D画像処理エンジンによって、正面や斜め前方の車両や歩行者を検知、危険を判断し警報や衝突被害軽減ブレーキ制御を行う運転支援システム。
先行車との距離、速度差を検知し、ほぼ0~100km/hまでの幅広い範囲で追従走行が可能なクルーズコントロールも備わっている。

その他、ふらつき警報や先行車発進お知らせ機能など、さまざまな先進技術が盛り込まれている。


今回の検証結果
今回の検証結果|神田錦町ラボ 衝突を軽減するためのプリクラッシュブレーキの検証はできなかったが、クルーズコントロールを含む運転負荷軽減機能に関してはかなりハイレベルであることがわかった。日常的に使う速度域ではそのすべてをカバーし、加減速のフィールも乗り手の感覚とほぼリンクする。一度停止したあとも、動き出して再びスイッチを押せばいいだけなので、実用性も非常に高い。車間距離の設定も任意(3段階)で行えるなど、文句をつけようと思ってもなかなか見つからないほど完成度の高いシステムだった。