富士重工業は、米国ニューヨークにて開催中の2015 年ニューヨーク国際自動車ショーにおいて、「STI Performance Concept」を世界初公開しました。
「STI Performance Concept」は、富士重工業のモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル株式会社*1が今後の米国での事業拡大に向けて、その主要事業内容であるパーツビジネス、コンプリートカー ビジネス、モータースポーツ活動を表現したコンセプトカーです。
STI 製サスペンション、ブレーキ、内外装部品等を含めて、一台のコンセプトカーとして提示することで、STI のパーツビジネスとコンプリートカービジネスを具現化しました。また、エンジンにはSuper GT レース用のEJ20型2.0ℓ水平対向4気筒ターボエンジンを搭載することで、そのモータースポーツ活動を表現しました。

*1: スバルテクニカインターナショナル(株)(略称:STI、東京都三鷹市)

STI Performance Concept
STI Performance Concept



2014年5月に富士重工業は、新中期経営ビジョン「際立とう2020」を発表しました。「際立とう2020」では、富士重工業の持続的成長を目指して、2020 年のありたい姿を「大きくはないが強い特徴を持ち質の高い企業」とし、その実現に向け「スバルブランドを磨く」「強い事業構造を創る」の2 つの活動に集中し、付加価値経営を更に進め、環境変化への耐性を高めることに取り組むことを宣言しました。
その「強い事業構造を創る」取り組みの一つである商品戦略においては、STI ブランドの活用拡大を掲げており、今回の「STI Performance Concept」出展はその端緒となります。
具体的には、スバルにとっての最大市場である米国において、STI 製パーツの販売を拡大するとともに、それらを搭載したコンプリートカーの展開も検討していきます。さらに米国でのモータースポーツ活動においては、スバルオブアメリカ*2のグローバルラリークロス*3チームへのSTI からのサポートを強化していきます。

*2: Subaru of America, Inc.: 富士重工業の米国販売会社、ニュージャージー州チェリーヒル
*3: Global Rallycross:2015年シーズンは全12戦の開催を予定。

富士重工業は経営理念である「お客様第一」を基軸に「存在感と魅力ある企業」を引き続き目指します。スバルらしい存在感の実現に向け、確かなモノづくり、クルマづくりを貫き、お客様への「安心と愉しさ」の提供を追求し続けます。