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スバルのCセグメントモデルであるインプレッサに、先代でも好評だった都市型SUVタイプのXVが投入された。SUVらしさを表現するホイールアーチやサイドシルなどに設けられたクラッディング（樹脂モール）は、力強さを表現しながらも軽快感のあるデザインとなった。また、タイヤを大きく見せることにもひと役買っている。

コンセプトは「Urban Adventure」。流麗かつ軽やかなプロポーションと、SUVらしい力強さを兼ね備えたエクステリアデザインを特徴としながら、スバルが得意とする信頼感のある走り、安全性と高い環境性能を併せ持ち、何気ない日常を冒険に変える、新しい価値を創造する車像を目指したという。

エクステリアは、先述のグラッディングをはじめ、スポーク部と周辺部のコントラストで止まっているときと走っているときで異なる表情を見せる17インチアルミホイールなどにより、アクティブで楽しい生活が表現されている。

SUVらしい200mmという最低地上高をもちながら、スリムなボディシルエットにより独創的でスポーティなスタイルを表現。なおかつ、全高はルーフレールのないモデルでは1550mmに抑えられ立体駐車場への入庫にも対応させている。

インテリアは、ソフト素材の採用や金属調の加飾パネル、手触りの良いシート表皮など、素材の質感が高められた。また、伸びやかで高さを抑えたインストルメントパネルや低い位置まで見渡せるフロントウインドウ、フロントドアに設けられたパーテーションウインドウや視界を遮らないAピラーなどにより、良好な視界や開放感が演出される。

エンジンは新世代の2L水平対向ユニットを採用。ボクサーエンジンならではの軽量コンパクトさ、吹け上がりの良さはそのままに中低速域のトルクを向上。環境性能にも配慮され、JC08モード燃費は15.8km/Lを実現している。組み合わされるトランスミッションはチェーン式CVTのリニアトロニックとなる。

モデルバリエーションは、装備の違いによる3モデルを用意。価格は、エントリーグレード「2.0i」が219万4500円。上級グレードの「2.0i-L」が236万2500円。2.0i-Lにレガシィ、インプレッサ、エクシーガなどで好評を得ている先進運転支援システム、EyeSight（Ver.2）を装着した「2.0i-L EyeSight」が246万7500円。なお、発売は2012年10月5日からとなる。