高効率のエンジンを搭載し、エコカー補助金対象に

BMW X5|ニューモデル速報
↑フロントバンパーのデザイン変更で、低重心かつダイナミックなフォルムになった
ラージサイズの都市向け4輪駆動車というセグメントを築き上げたBMWのSAV X5に、V6 3LとV8 4.4Lの新型エンジン搭載を含む変更が施された。

これは同社が提唱するBMWエフィシェント・ダイナミクスの理念に基づいた変更になる。改良点としては、ツインスクロールターボ、高精度直噴システム、ブレーキエネルギー回生システム、8速ATと言った数々の最先端テクノロジーが新たに盛り込まれた。これらにより、優れた環境性能と動力性能を同時に実現したという。

例えば新しい3.0L直エンジンを搭載するX5 xDrive35iでは、従来モデルに比べ約5%の燃料消費率の向上と同時に、最高出力は約13%、最大トルクにおいては約27%向上。4.4L V8においても、それぞれ燃料消費率で約6%、最高出力は約15%、最大トルクでは約26%向上されている。なおこの変更により、BMW X5は輸入車4WDでは初となるエコカー補助金対象モデルになった。

エクステリアでは、大型化された左右のエアインテークを含む新デザインのフロントバンパーや、マッドシルバーのバーが印象的だ。また、新たにLEDを採用したスモールライトリングが採用されている。リヤも新デザインのリヤ・エプロンを採用。新たにLEDライトバーを採用したリヤコンビネーションライトに変更が施された。このリヤコンビライトは安全性を高めるために、ダイナミックブレーキライト(ブレーキライト点滅機能)が採用されている。

装備では、新たに高解像度画面を採用した日本専用開発のナビゲーションシステムが導入された。このシステムには、ワンセグ・12セグ自動切り替えの地デジチューナーや、狭い場所での駐車時に車両周辺を真上から見た画像を合成してコントロール・ディスプレイに表示するトップ・ビュー機能も備わっている。

価格は3L+8ATのX5 xDrive35iが798万円、4.4L+8ATのX5 xDrive50iが1045万円となる。

グレード xDrive35i xDrive50i
駆動方式 4WD
トランスミッション 8AT
全長×全幅×全高(mm) 4860×1935×1775
ホイールベース(mm) 2935
車両重量(kg) 2170 2310
乗車定員(人) 5
エンジン種類 直6DOHC+ターボ V8DOHC+ターボ
総排気量(cc) 2979 4394
最高出力[kW(ps)rpm] 225(306)/5800 300(407)/5500
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 400(40.8)/1200-5000 600(61.2)/1750-4500
10・15モード燃費(km/L) 8.4 6.6
ガソリン種類/容量(L) プレミアム/85
車両本体価格(万円) 798 1045
■発表日:平成22年5月26日 ■取り扱い:BMW正規ディーラー