342kW&700Nmという巨大パワー&トルクのハイブリッドカー

MW ActiveHybrid 7|ニューモデル速報
↑ボディカラーは、写真の専用色ブルー・ウォーターを含む13色
BMWのフラッグシップセダン7シリーズに電気モーター、8速AT、リチウムイオンバッテリーを組み合わせた、ハイブリッド仕様「ActiveHybrid 7」が追加された。

4.4L V型8気筒エンジンにハイブリッドシステムを組み合わせ、システム全体の最高出力は342kW(465PS)、最大トルク700Nmという大パワー&トルクを発生。もちろん、ブレーキ・エネルギー回生システムも搭載。ブレーキング、およびアクセルオフ時に発生するエネルギーを、リチウムイオンバッテリーへチャージさせている。
これらにより、同じ排気量の750iおよび750Liに比べて、最高出力が14%、最大トルクで17%の向上が図られた。なおかつ、ヨーロッパ・テスト・サイクルにおいて、約15%の燃量消費率の削減とCO2排出量の削減を実現しているという。ちなみに、EUテスト・サイクルにおいては、9.4L/100kmの燃費性能ということだ。

ハイブリッド化に伴い採用された8ATは、BMWでは初となるアイドリングストップ機構「ハイブリッド・スタート/ストップ機能」が装備された。アイドリング中にエンジンが自動的に停止し、信号待ちや渋滞での無駄な燃料消費を抑えることができる。もちろん、ブレーキペダルから足を放すだけで、停まっていたエンジンは再び自動的に起動する。リチウムイオンバッテリーの電力で作動する電気モーターは、エンジンスターターの役割も兼ねており、ほとんど振動を発生させずにエンジンをごく短時間で再始動させる。

またリチウムイオンバッテリーは、エアコンにも電力を供給。これにより、ハイブリッド・スタート/ストップ機能で、エンジンが停止していても、室内の温度を快適に維持させる。さらにエアコンは、リモート・クライメート・コントロール機能により、遠隔操作も可能なので、炎天下に車を長時間駐車していたとしても、乗車する前に車外からエアコンを起動させることも可能という。

価格は、ActiveHybrid 7が1280万円。140mmホイールベースが伸ばされた、ActiveHybrid 7 Lは1405万円。
グレード ActiveHybrid 7 ActiveHybrid 7 L
駆動方式 FR
トランスミッション 8AT
全長×全幅×全高(mm) 5072×1902×1494 5212×1902×1490
ホイールベース(mm) 3070 3210
車両重量(kg) 2120 2145
乗車定員(人) 5 4
エンジン種類 V8DOHC+モーター
総排気量(cc) 4395
最高出力[kW(ps)rpm] 261(449)/7400+15(20)
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 650(66.3)/2000~4500+160(16.3)
10・15モード燃費(km/L) -
ガソリン種類/容量(L) プレミアム/80
車両本体価格(万円) 1280.0 1405.0
■発表日:平成21年10月29日 ■取り扱い:BMW正規ディーラー