レクサス GS(現行型)【概要&変遷編】
2009/04/15
上質な内外装とスポーティな走行性能を兼ね備えたグランドツーリングセダン
OVERVIEWモデル概要
アリストの流れを汲むプレミアムなスポーティセダン
日本市場では“初代レクサス GS”となるこのモデル。しかし、系譜としては1991年10月にクラウンから派生したスポーティセダン、アリストに端を発し、そこから数えると3世代目となる。事実アリストは、北米市場では最初からレクサス GSとして販売。北米ではこのモデルは、まぎれもなく“レクサス GSの3代目”なのだ。MECHANISMメカニズム
エンジンは3種類。ハイブリッドシステム搭載モデルも用意
エンジンは直噴とポート噴射を併用する最新の3.5L V6、かつてセルシオに搭載されていた4.3L V8、LS460と同じ仕様の4.6L V8の3種類。さらに3.5L V6に電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載するモデルも用意された。また上位2モデルには、ハンドル操作量に対して実舵角を最適化するアクティブステアリングや車両の動きをドライバーのイメージに近づけるVDIMが装備された。EXTERIOR & INTERIOR内外装
先進性を意味する「先鋭」と日本人の感受性を表す「精妙」
ボディの一部にアリストのDNAを色濃く残すが、一方でパネルの合わせ面の精密さやエッジの美しさは、明らかにワンランク進化。デザインコンセプトは“L-finess”。「先鋭さ」と「精妙さ」という二律背反しがちな要素を調和させるのが狙いで、日本的手法が用いられている。インテリアも細部は“L-finess”に基づくが、基本は重厚感のあるドイツ車調にまとめられている。DRIVING IMPRESSIONドライブフィール
キャラクターは三者三様だが、走行性能はどれも上質
最もスポーティなドライブフィールをもつのがGS350。一方GS430/460は、低速トルクで押し出す加速感が持ち味。乗り心地も、ややゆったりとしたラグジュアリィなテイストで、最もGSらしい。GS450hの加速感は異次元感覚。静粛なまま一定の加速が淡々と持続するので、気づかないうちにとんでもないスピードに。車重が増加し乗り心地は重厚になったが、身のこなしは俊敏だ。TIMELINE主な改良・変更・追加
2008年 | 10月/一部改良 | LSなどで好評を博す薄さ約3.35mmのカードキーを装備 | |
全車のリアドア&リアウインドウはプライバシーガラスに変更となった。写真はGS450hで、バッテリーの位置などを変更したことにより、ラゲージルーム容量を最大40L拡大している |
室内照明の照度アップと、携帯性に優れたカードキーの標準化を実施。また、センタークラスタースイッチの英語表記がオプションで設定された。 |
SPECIFICATIONS代表グレードスペック
2005年8月(デビュー時) | 2007年10月(MC時) | |||
---|---|---|---|---|
グレード | GS430 | GS350 | GS450h | GS460 |
駆動方式 | FR | FR【4WD】 | FR | FR |
トランスミッション | 6AT | 6AT | CVT | 8AT |
全長×全幅×全高(mm) | 4830×1820×1425 | 4830×1820×1425 【1435】 |
4850×1820×1425 | 4850×1820×1425 |
ホイールベース(mm) | 2850 | 2850 | 2850 | 2850 |
車両重量(kg) | 1700 | 1640【1730】 | 1890 | 1740 |
乗車定員(人) | 5 | 5 | 5 | 5 |
エンジン種類 | V8DOHC | V6DOHC | V6DOHC | V8DOHC |
総排気量(cc) | 4292 | 3456 | 3456 | 4608 |
最高出力[kW(ps)rpm] | 206(280)/5600 | 232(315)/6400 | 218(296)/6400 | 255(347)/6400 |
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 430(43.8)/3400 | 377(38.4)/4800 | 368(37.5)/4800 | 460(46.9)/4100 |
10・15モード燃費(km/L) | 9.1 | 10.0【9.6】 | 14.2 | 9.3 |
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レクサス GS(現行型)【概要&変遷編】/旬ネタ
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