第67回 レクサス GS(現行) 【おいしい中古車】
2009/02/20
■日本を代表するプレミアムブランドのミドルクラスセダン
ブランドって何なんでしょうね?トヨタなら壊れにくくて安い、ホンダならスポーティで心踊るエンジンなど、それぞれのブランドに独自の“色”をもっていると思うのです。
記憶に新しいところでは、2005年のレクサス。世界に対抗しうるプレミアムブランドとして誕生しました。しかし、その後はやれ「売れていない」だの、「って言ってもトヨタ」など、厳しい言葉が数々のメディアを賑わせました。
言ってみれば、レクサスは高級車の日本代表。M・ベンツやBMWといった世界の競合に真っ向勝負を挑んでいる日本代表でもあるのです。みんなもっと温かい目で見守り、かつ盛り上げていけたらいいのにと思う今日この頃です。
なんてのっけから思い切り脱線しましたが、今回のおいしい中古車でご紹介するのは、レクサスのミドルクラスセダンであるGSです。レクサス誕生とほぼ同時に登場したGSは、デビュー後2年までは高値安定でしたが、ここのところグングン値を下げています。中古車は人気市場なので、価格はそれに対して正直ですし、ある意味残酷です。すでに250万円を切ってきた物件も登場しているのです。
■新車時の半額以下で4.3Lモデルも狙える!
そんなGSが登場したのは2005年の7月。エンジンは3.5LのV6と4.3LのV8で、ミッションはどちらも6ATを搭載しています。2007年の10月には4.3Lが4.6Lとなり、ミッションは8ATに変わっています(3.5Lはそのまま)。こちらはタマ数が少ない上に、まだ500万円以上(460)というとんでもない高嶺の花。狙い目はそれ以前の350と430です。
4.3Lエンジンを搭載した430には、ギア比可変ステアリング付きVDIMや、ダンパーの減衰力を最適に調整するAVSなどの最新の電子デバイスを多く採用。単なる高級セダンでは終わらない特別な装備を数多く搭載しています。
さて、肝心の物件ですが、走行5.4万km、修復歴なしの物件が249.9万円で売られています。しかも驚くことに、グレードは3.5Lではなく、4.3LのV8を搭載した430。当時の新車価格は630万円ですからね。半額どころの騒ぎじゃないわけです。まだ登場から3年半なんですけどね。嬉しいやら悲しいやらといった感じです。
現在のレクサスは確かに不振のようですが、ブランドは長い年月をかけて作り上げていくもの。これから10年、20年先にはM・ベンツやBMWと比肩する、あるいは上回るブランド力が確立されているかもしれません。そんな時に「レクサスの最初に出たヤツ乗ってたんだよ」なんてちょっとカッコよくないですか?
ブランドって何なんでしょうね?トヨタなら壊れにくくて安い、ホンダならスポーティで心踊るエンジンなど、それぞれのブランドに独自の“色”をもっていると思うのです。
記憶に新しいところでは、2005年のレクサス。世界に対抗しうるプレミアムブランドとして誕生しました。しかし、その後はやれ「売れていない」だの、「って言ってもトヨタ」など、厳しい言葉が数々のメディアを賑わせました。
↑プレミアムブランドらしいラグジュアリィなミドルクラスセダンでありながら、スポーティさも兼ね備えるGS。グランドツーリングセダンとしての評価も高い(左右)
しかし、個人的には結論を出すのは早いよ、と思うのです。もちろん時代の流れが違うのはわかりますが、“ブランド力”って一朝一夕で生まれるものではないはずです。長い時間を積み重ねて、初めて浸透するものだと思います。言ってみれば、レクサスは高級車の日本代表。M・ベンツやBMWといった世界の競合に真っ向勝負を挑んでいる日本代表でもあるのです。みんなもっと温かい目で見守り、かつ盛り上げていけたらいいのにと思う今日この頃です。
なんてのっけから思い切り脱線しましたが、今回のおいしい中古車でご紹介するのは、レクサスのミドルクラスセダンであるGSです。レクサス誕生とほぼ同時に登場したGSは、デビュー後2年までは高値安定でしたが、ここのところグングン値を下げています。中古車は人気市場なので、価格はそれに対して正直ですし、ある意味残酷です。すでに250万円を切ってきた物件も登場しているのです。
■新車時の半額以下で4.3Lモデルも狙える!
そんなGSが登場したのは2005年の7月。エンジンは3.5LのV6と4.3LのV8で、ミッションはどちらも6ATを搭載しています。2007年の10月には4.3Lが4.6Lとなり、ミッションは8ATに変わっています(3.5Lはそのまま)。こちらはタマ数が少ない上に、まだ500万円以上(460)というとんでもない高嶺の花。狙い目はそれ以前の350と430です。
4.3Lエンジンを搭載した430には、ギア比可変ステアリング付きVDIMや、ダンパーの減衰力を最適に調整するAVSなどの最新の電子デバイスを多く採用。単なる高級セダンでは終わらない特別な装備を数多く搭載しています。
↑外観と同じくスポーティさと高級感が両立されたインパネ(左) プレミアムブランドらしい機能を数多く備える(中) 280ps/43.8kg-mを発生する4.3Lエンジン(右)
また、前面衝突の危険を警告し、衝突時の被害軽減を図るプリクラッシュセ-フティシステムを採用するなど、安全面の充実っぷりも見逃せません。さて、肝心の物件ですが、走行5.4万km、修復歴なしの物件が249.9万円で売られています。しかも驚くことに、グレードは3.5Lではなく、4.3LのV8を搭載した430。当時の新車価格は630万円ですからね。半額どころの騒ぎじゃないわけです。まだ登場から3年半なんですけどね。嬉しいやら悲しいやらといった感じです。
現在のレクサスは確かに不振のようですが、ブランドは長い年月をかけて作り上げていくもの。これから10年、20年先にはM・ベンツやBMWと比肩する、あるいは上回るブランド力が確立されているかもしれません。そんな時に「レクサスの最初に出たヤツ乗ってたんだよ」なんてちょっとカッコよくないですか?
Text/金子剛士
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第67回 レクサス GS(現行) 【おいしい中古車】/旬ネタ
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