スバル フォレスター ▲コの字型をモチーフにしたポジションランプが残されつつ、いっそうボディ色がランプに食い込むかもしれない。グリルはハニカム形状に

オフロード性能を体現するデザイン

マツダよりも早くから年次改良性を取り入れているスバルが、絶えず商品のブラッシュアップを続けていることは周知のとおり。2021年秋には、フォレスター初のマイナーチェンジが予定されている。

エクステリアでは、六角形をモチーフにしたラジエターグリルがハニカム紋様に変更され、縁のリムの手直しされて目新しさが醸し出される。

先行車と対向車を幻惑しないアダプティブヘッドランプは、シェード式から複数のLEDが個別に点灯するアレイ式に進化。より緻密な配光が実現される。

ボディ側面では、ホイールアーチモールが幅広タイプに差し替えられて、存在感のアップが図られる。これに伴って、ドア下部の樹脂ガーニッシュも拡大されるようだ。

いちだんとSUVらしさが強まることは説明するまでもない。X-MODEが秘める高い走破性を、デザインからアピールする狙いが込められているのかもしれない。
 

新搭載が待ち遠しいEyeSight-X

EyeSight-X▲新型レヴォーグに採用済みの前側方プリクラッシュブレーキは、テレビCMでも訴求されているように見通しの悪い路地から出るときに、接近車両を検知してウォーニングを発するとともに必要に応じてブレーキも作動させる

EyeSightの進化にも期待が高まる。中でも追加採用される公算が大きいのは前側方プリクラッシュブレーキだ。これは、フロントバンパー左右に埋め込まれたレーダーが横からの接近車両を検知し、警報に加えて必要に応じて制動も行うデバイス。

なお、衛星からの情報と高精度地図データを活用してハンズフリー運転を可能にしたEyeSight-Xが新設定されるかは未確認だ。

目に見えない部分では、サスペンションや操舵系が改良されて、乗り心地とハンドリングに磨きがかかるだろう。パワートレインに変更はなく、引き続き1.8Lターボと2Lハイブリッドとなる。

※2021年2月19日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

スバル フォレスター▲新世代プラットフォームと、自社開発のハイブリッド機構がセールスポイントに掲げられて登場した、現行フォレスター。先代まで用意されていたターボ車は、不在期間を経て、2020年10月に復活

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2021年10月
■全長×全幅×全高:4625×1815×1715(mm)
■搭載エンジン:2L 水平対向4+モーター 他
 

text/マガジンX編集部
photo/マガジンX編集部、スバル