ヒュンダイ ネッソ ▲ツーソンFCEVの後継車として2018年に発売されたネッソ。車体に3本の水素タンクが搭載されており163ps/395N・mのモーターで前輪を駆動。12.3インチのタッチスクリーンなどの快適装備、安全運転支援システムも充実

ゼロエミッションブランドとして再登場か

2009年に国内販売から撤退した、韓国の現代が約13年ぶりに再び日本で乗用車を売り出すようだ。不足しているブランド力を補うため、ラインナップを環境対応車に絞り込んで事業を展開することが検討されている。

日本再上陸に際して現代は、EV(電気自動車)とFCV(燃料電池車)を投入する方向で検討している模様で、エンジン車はラインナップしない見通しであることがわかった。

FCVのネッソは2018年に海外で発売され、すでに国内でも試験的に使われている。163ps/395N・mの駆動用モーターと156.6L分の水素タンク(52.2L×3本)が搭載されている。

ヒュンダイ イオニック▲イオニック5は2021年2月に発売されたばかりのEV。「E-GMP(エレクトリック・グローバル・モジュラー・プラットフォーム)」が使われている。最強モデルのスペックは225kW/605N・mで0-100㎞/h加速は5.2秒。WLTCモードでの航続距離は約480㎞

EV専用シャシーのSUVも投入

一方のEVは、2021年2月にワールドプレミアされたイオニック5が本命に据えられている。3mに及ぶ長いホイールベースが自慢のEV専用シャシーを使って開発されたCセグメント級のSUVモデルだ。

カジュアルな印象が漂う内装にワイドな液晶ディスプレイが配されて、ホンダeに似た雰囲気が醸し出されている。

脱ヒュンダイ

ここまでカタカナではなく、あえて漢字で「現代」と表記してきたのには理由がある。どのように発音するか日本法人で議論が続いていたからだ。

これまで日本では、アルファベット表記と同じ「ヒュンダイ」と発音されてきたがこの名称にネガティブな印象が残っているのも事実だ。

ならば本国と同じ「ヒョンデ」に発音を変えてイメージ一新を図るのも手ではないか?との案が浮上。検討を重ねた結果、ヒョンデと発音する方向に決まったようだ。

ここまで記してきた内容について事実確認も兼ねて現代自動車ジャパンに問い合わせたところ、「日本市場への投入など具体的に決まっていることはない」との回答が返ってきた。

ヒョンデの表記に関しては、本国の発音に近づける狙いで「グローバルで統一するわけではない」とのこと。グローバルメーカーとなった現代にとって日本市場も外せないはず。

その一端として公式ツイッターとウェブサイトで、日本のユーザーに向けてアピールを始めたのだろう。今後の展開も含めて目が離せない。

※2021年5月28日現在における予測記事です。発表を保証するものではありません

text/マガジンX編集部
photo/現代自動車