【図説で愛でる劇中車 第9回】スタイリッシュでゴージャスな世界を満喫!人気海外ドラマ「SUITS」に登場するエグゼクティブな車たち
2019/12/31

国内外問わず様々な映像作品(アニメも含め!?)に登場したあんな車やこんな車を、イラストレーター遠藤イヅルが愛情たっぷりに図説する不定期連載!
第9回は、2011年にスタートしたアメリカのTVドラマで、2019年のシーズン9まで放送された「SUITS(スーツ)」から、ヤング・エグゼクティブが華麗に乗りこなす車たちをピックアップしてみました。
スタイリッシュさにシビれるTVドラマ「SUITS」
ニューヨーク・マンハッタンの大手弁護士事務所で働く敏腕弁護士「ハーヴィー・スペクター」と、天才的な頭脳と記憶力を持つ「マイク・ロス」が活躍するTVドラマ、「SUITS」。
タイトルのスーツは、訴訟を意味する「Suit」と背広のスーツをかけています。というのも、ハーヴィーのスーツ姿が話題になって着こなしを参考にする人が現れる程に、劇中ではスーツが重要なアイテムになっているのです。
さらに、ゴージャスな法律事務所や、ハーヴィーの持つ一級品アイテムなどで、エグゼクティブな世界を垣間見ることができます。荒削りだけどひきょうなことは好まず、スタイリッシュで女性にモテるハーヴィーの姿はまさに「デキる男」の見本といえそうです。
そしてSUITSでは、様々な車たちも作品世界に奥深さを与えています。
レクサスのスマートなイメージが作品にぴったり!
劇中では、ハーヴィーが所属する法律事務所「ピアソン・ハードマン」が使う車として、レクサスの最上級モデル「LS」が多数登場します。
そのため、ハーヴィーやマイクだけでなく、弁護士のルイスや所長のジェシカ、ハーヴィーの秘書・ドナなどもレクサスで移動するシーンが見られます。
レクサスは言うまでもなくトヨタのラグジュアリーブランドで、アメリカでは、高品質でサービスも良いレクサスは「スマートな高級車」というイメージが定着しています。高級ブランドとしての地位は、BMWやメルセデス・ベンツ と並ぶほどあり、かつ若々しくスマートなレクサスは、ステータスが高い弁護士が乗るのにぴったりといえるのです。放送期間が長いため、登場するLSは先代(4代目)の初期型、マイナーチェンジを経てスピンドルシェイプ・グリルを得た後期型、現行型などいろいろなバージョンを見ることができます。
なお、日本でも2018年に、アメリカ版をもとにしたTVドラマ「SUITS/スーツ」が製作されました。
基本設定はアメリカ版と一緒で、主人公・甲斐正午は敏腕弁護士というキャラクターも同じですが、乗っていた車は、ホンダ・レジェンド(現行型・前期)でした。レジェンドも、重厚な中にフレッシュで快活な印象があるため、よく似合っていたと思います。

レクサスのスマートなイメージが作品にぴったり!
多くのセレブやステータスが高い人と同じく、ハーヴィーも車好きという設定になっているため、劇中ではハーヴィーはいろいろな車を乗りこなしています。
シーズン1の第4話では、高級レンタカー・ショップのテスラ・ロードスターを借りに行ったハーヴィーが、同じくテスラを借りたいと言ってきた大手ヘッジファンドの社長・ローレンスと、テスラ・ロードスターについてのウンチクを語り合うシーンが見られます。結果はハーヴィーの勝ちだったのですが、彼はローレンスに貸しを作るためにテスラを借りる権利を譲り、ハーヴィーはなんと1967年型の「フォード・マスタングGT」を選ぶのでした。
また、シーズン7の第1話では、ハーヴィーは冒頭で「フェラーリ 365GTB/4デイトナ・スパイダー」で颯爽と登場します。生産台数約120台といわれる希少車ですが、何をしてもカッコイイハーヴィーなら、似合っちゃうのがステキです。

SUITSはシーズン9で終了
ところで、SUITSといえばレイチェル役のメーガン・マークルが、なんとイギリス王室のサセックス公爵ヘンリー王子と結婚したため、シーズン7終了で降板したのも大きなトピックです。
なお、シーズン9の第10話がSUITSの最終回となりました。
このシリーズはこれで終了とのこと。とても残念ですね。

イラストレーター/ライター
遠藤イヅル
1971年生まれ。大学卒業後カーデザイン専門学校を経て、メーカー系レース部門のデザイナーとして勤務。その後転職して交通系デザイナーとして働いたのち独立、各種自動車メディアにイラストレーター/ライターとしてコンテンツを寄稿中。特にトラックやバス、商用車、実用的な車を好む。愛車はプジョー 309とサーブ 900。
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