性別・世代・地域によって注目する中古車は変わるのか?【カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー 2018】
カテゴリー: クルマ
タグ: トヨタ / 日産 / マツダ / スバル / スズキ / BMW / ポルシェ / RX-8 / アルトラパン / レガシィツーリングワゴン / 911 / セレナ / アルテッツァ / 3シリーズ / カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー / 編集部 井上恵利
2018/12/21
性別や年齢、地域によって選ぶ車に差は出る?
カーセンサーが独自のデータを活用し、その年の中古車注目度を測る「カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー」。
2018年、総合ランキングで首位に輝いたのはマツダ RX-8(2003~2012年生産)でしたが、もう少し細かなカテゴリーでみたとき、そのラインナップに差は出るのでしょうか?
この記事では、性別、年代、地域(居住エリア)ごとの注目度ランキング トップ3を紹介します。
男女別ランキング
■男性部門
1位:マツダ RX-8(2003~2012年生産)
2位:スバル レガシィツーリングワゴン(2003~2009年生産)
3位:マツダ CX-5(2016年~生産中)
■女性部門
1位:スズキ アルトラパン(2002~2008年生産)
2位:スズキ アルトラパン(2008~2015年生産)
3位:スズキ アルトラパン(2015年~生産中)
★PICK UP★
女性部門、ワン・ツー・スリー・フィニッシュ! 歴代「アルトラパン」。
車に興味がないという女性でも「ラパンは知ってる!」というケース、けっこう多いです。女性をメインターゲットに作られた車種とはいえ、歴代3モデルがトップ3を独占とは、さすが!
一番人気の初代モデルは、最安値帯が総額10万円と底値を迎えています。
世代別ランキング
■10代
1位:マツダ RX-8(2003~2012年生産)
2位:トヨタ アルテッツァ(1998~2005年生産)
3位:トヨタ チェイサー(1996~2001年生産)
■20代
1位:マツダ RX-8(2003~2012年生産)
2位:トヨタ 86(2012年~生産中)
3位:マツダ CX-5(2016年~生産中)
★PICK UP★
10代からの注目度 2位!「トヨタ アルテッツァ」
10代~20代のランキングでは、平成を代表するモデルがずらり。発売から年数が経ち、価格がこなれてきているため、若者たちのお財布事情にも適しているのでしょうか。
中でも10代ランキング2位のアルテッツァは、FRでMTが選べる今では貴重なモデル。
しかし、ターボモデルがないからか総額20万円台からと手ごろな価格帯で狙えてしまうのです。
■30代
1位:日産 セレナ(2016年~生産中)
2位:ホンダ ステップワゴン(2015年~生産中)
3位:マツダ CX-5(2016年~生産中)
■40代
1位:マツダ MPV(2006~2016年生産)
2位:日産 GT-R(2007年~生産中)
3位:スバル レガシィツーリングワゴン(2003~2009年生産)
★PICK UP★
30代ファミリー層からの支持上昇か「日産 セレナ」
30~40代のランキングではSUVやミニバン、ステーションワゴンなど、人も物もたくさん載せられる車が支持されています。
30代1位のセレナは、2016年から生産されている現行型。プロパイロットなどの先進安全装備も搭載されるファミリー向けミニバンですが、マイナーチェンジを経て、高品質の中古車も増加中。要注目の1台です。
■50代
1位:BMW 3シリーズツーリング(2012年~生産中)
2位:ポルシェ 911(2011年~生産中)
3位:メルセデスベンツ Eクラス(2002~2009年生産)
■60代
1位:トヨタ シエンタ(2003~2015年生産)
2位:スバル レガシィツーリングワゴン(2003~2009年生産)
3位:トヨタ クラウンロイヤル(2003~2008年生産)
★PICK UP★
子離れした“今こそ”……? 「ポルシェ 911」
50代~60代といえば、スーパーカーに憧れて育った世代。子育てなどの制約から解放されたタイミングで、ダウンサイジングするか、かつての夢を追いかけるか、二手に分かれているのかもしれません。
ポルシェ 911などはまさに「いつかは」な夢のある1台。
50代部門で2位となった991ポルシェも「中古ならいけなくもないか……?」と電卓を叩きながら検討する人が増えているのかもしれませんね。
地域別ランキング
■北海道エリア
1位:スバル レガシィB4(2003~2009年生産)
2位:スバル レガシィツーリングワゴン(2003~2009年生産)
3位:日産 エクストレイル(2000~2007年生産)
■東北エリア
1位:ホンダ CR-Z(2010~2017年生産)
2位:スバル レガシィツーリングワゴン(2003~2009年生産)
3位:スバル WRX(2014年~生産中)
■北陸・甲信越エリア
1位:ホンダ オデッセイ(2003~2008年生産)
2位:スバル フォレスター(2012~2018年生産)
3位:スバル レガシィツーリングワゴン(2003~2009年生産)
★PICK UP★
4WD性能も走りも実用性も「スバル レガシィツーリングワゴン」
北海道、東北、日本海側では降雪を想定してか、4WDモデルが上位を占めました。
その中でも目立って人気なのが、レガシィツーリングワゴン。
ステーションワゴンという実用的なパッケージながら、スポーティにも扱え、雪道にも強い4WD……というだけでも魅力的ですが、この4代目なら価格もかなりこなれてきていてお財布にも優しいのです。
■北関東エリア
1位:ホンダ S660(2015年~生産中)
2位:マツダ RX-8(2003~2012年生産)
3位:トヨタ チェイサー(1996~2001年生産)
■関東エリア
1位:マツダ RX-8(2003~2012年生産)
2位:メルセデス・ベンツ Gクラス(1990~2018年生産)
3位:BMW 3シリーズ(2005~2011年生産)
■東海エリア
1位:BMW 3シリーズ(2012年~生産中)
2位:マツダ CX-5(2016年~生産中)
3位:マツダ アテンザワゴン(2012年~生産中)
★PICK UP★
高年式で低価格、コスパ抜群です「BMW 3シリーズ」
北関東はスポーティ、関東は輸入車、東海は最新のモデルといった傾向でしょうか。
実は昨年まではトヨタ車が上位を占めていた、お膝元の東海エリア。
今年はバラエティ豊かながらどれも現行型という結果になりました。
中でも1位の3シリーズは、総額100万円台で十分に狙えてしまう高年式ながらお得な選択肢。来年は新型の影響でさらに美味しい状況になりそうです。
■関西エリア
1位:マツダ RX-8(2003~2012年生産)
2位:トヨタ 86(2012年~生産中)
3位:BMW 3シリーズ(2005~2011年生産)
■中国エリア
1位:トヨタ シエンタ(2003~2015年生産)
2位:トヨタ ヴェルファイア(2015年~生産中)
3位:ボルボ V60(2011~2018年生産)
■四国エリア
1位:ジャガー Fペイス(2015年~生産中)
2位:メルセデス・ベンツ GLC(2016年~生産中)
3位:マツダ アクセラスポーツ(2013年~生産中)
■九州・沖縄エリア
1位:マツダ アクセラスポーツ(2013年~生産中)
2位:マツダ RX-8(2003~2012年生産)
3位:レクサス GSハイブリッド(2012年~生産中)
★PICK UP★
西の人気が総合順位を押し上げたか「マツダ RX-8」
関西は楽しい走り、中国は実用性、四国は高年式輸入車、九州・沖縄は走行性能高め乗用タイプのモデルが人気といったところでしょうか。
総合順位1位のRX-8は関西を中心に西日本での支持も絶大。全国的に広く流通があるということが実感できますね。
以上、各カテゴリー別トップ3の紹介でした。
総合順位100位までのモデルは、特設ページにて公開中ですので、ぜひチェックしてみてください!
■カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー選考方法
① ユーザーから寄せられた問い合わせの総件数
② 掲載された1台当たりの問い合わせ集中率
以上の要素をポイント化し集計。最もポイントの高かったモデルがその年のイヤーカー
※対象:2017年11月1日~2018年10月31日の1年間においてカーセンサーnetに掲載された全モデル
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