プジョー207SW 【ちょい乗り試乗】
2008/04/10
■貴重なコンパクトワゴンは気が利いていて、しかも安い!?
プジョー207SWの試乗会へ行ってきました。
今回日本に導入されたのはハッチバックのシエロなどと同じ1.6Lエンジンを積む207SW(写真左)と、ハッチバックのGTiと同じ1.6Lターボを積む207SW GTi(写真右)です。207SWには4ATが組み合わされますが、207SW GTiは5MTのみ。こちらはスポーティイメージを牽引する役割を担わせるようです。
試乗会では、残念ながら207SW GTiの試乗車が間に合わず、207SWのみ乗ってきました。ちょっとしか走れなかったのですが、ハッチバックのシエロ同様、BMWと共同開発したエンジンはよく回るなという印象です。乗り心地もハッチバック同様、ドイツ車寄りですね。ボディがしっかりしていて足がきちんとついてくる、という。日本車よりはかなり硬めです。プジョー407のようなしなやかさはありません。
サスペンションは207SW用にチューニングされているそうです。また207SW GTiにも専用チューンが施され、ハッチバックのGTiより柔らかめになっているそうですから、こちらもぜひ試してみたいものです。
ガラスハッチのみ開閉可能なことだとか(日産のウイングロードなどにあります)、ワンタッチで後席の座面が沈み込んで、そこに背もたれ部分が重なることでフラットなラゲージを作る方法など、日本車っぽい便利さを感じます。
ラゲージシェルフは3分割で折り畳むことが可能で、わざわざ車の外に出てラゲージを開けなくても、後席からこのシェルフを少し折り畳んでやれば、手で持ち上げられる荷物なら取り出せます。
旧型にあたる206SWがハッチバックの206人気から生まれたのに対して、この207SWは207シリーズとして最初から構想されていたそうです。そういった背景があるため、上記のような装備を付けたり、ハッチバックより後席を広く出来たりしたのでしょう(後席シートがハッチバックに比べ15mm後方へ、後席室内高も24mm拡大)。
大きさは、ハッチバックより120mm長く65mm高くなっていますが、それでもやはりコンパクトカーっぽいステーションワゴンです。このサイズのステーションワゴンは、スバル・インプレッサスポーツワゴンがなくなった今、他に何かあったかなと考えたら…ありましたね、ミニ クラブマン。エンジンも一緒に作った1.6Lだし。
全長×全高×全幅(mm)/ラゲージ容量&後席まで倒しての容量(L)/価格(万円)を比較してみましょう。
プジョー207SW
4150×1750×1535mm/337&1258L/269万円(4AT)
ミニ ミニ クラブマン
3935×1685×1440mm/206&930L/287万円(6AT)
207SWのほうがやや大きいですが、トランク容量は明らかに差があります。その上安い。ATが4速ですが、このサイズのワゴンですから、不満はないはずです。
207SWはパノラミックガラスルーフ標準装備、ルーフレールも備えます。それで269万円(4AT)は、ハッチバックのシエロよりわずか5万円高。ユーロ高だというのに、かなりお値打ちです。プジョーとシトロエンの日本法人が一緒になってから初めて出す車で、船便やオフィス賃料、また国内ディーラーへ向けた配送などで、統合によるコスト削減効果があったそうです。ということは、もうすぐ発表される308の価格にも、期待せずにはいられませんね。
プジョー207SWの試乗会へ行ってきました。
今回日本に導入されたのはハッチバックのシエロなどと同じ1.6Lエンジンを積む207SW(写真左)と、ハッチバックのGTiと同じ1.6Lターボを積む207SW GTi(写真右)です。207SWには4ATが組み合わされますが、207SW GTiは5MTのみ。こちらはスポーティイメージを牽引する役割を担わせるようです。
試乗会では、残念ながら207SW GTiの試乗車が間に合わず、207SWのみ乗ってきました。ちょっとしか走れなかったのですが、ハッチバックのシエロ同様、BMWと共同開発したエンジンはよく回るなという印象です。乗り心地もハッチバック同様、ドイツ車寄りですね。ボディがしっかりしていて足がきちんとついてくる、という。日本車よりはかなり硬めです。プジョー407のようなしなやかさはありません。
サスペンションは207SW用にチューニングされているそうです。また207SW GTiにも専用チューンが施され、ハッチバックのGTiより柔らかめになっているそうですから、こちらもぜひ試してみたいものです。
ガラスハッチのみ開閉可能なことだとか(日産のウイングロードなどにあります)、ワンタッチで後席の座面が沈み込んで、そこに背もたれ部分が重なることでフラットなラゲージを作る方法など、日本車っぽい便利さを感じます。
ラゲージシェルフは3分割で折り畳むことが可能で、わざわざ車の外に出てラゲージを開けなくても、後席からこのシェルフを少し折り畳んでやれば、手で持ち上げられる荷物なら取り出せます。
旧型にあたる206SWがハッチバックの206人気から生まれたのに対して、この207SWは207シリーズとして最初から構想されていたそうです。そういった背景があるため、上記のような装備を付けたり、ハッチバックより後席を広く出来たりしたのでしょう(後席シートがハッチバックに比べ15mm後方へ、後席室内高も24mm拡大)。
大きさは、ハッチバックより120mm長く65mm高くなっていますが、それでもやはりコンパクトカーっぽいステーションワゴンです。このサイズのステーションワゴンは、スバル・インプレッサスポーツワゴンがなくなった今、他に何かあったかなと考えたら…ありましたね、ミニ クラブマン。エンジンも一緒に作った1.6Lだし。
全長×全高×全幅(mm)/ラゲージ容量&後席まで倒しての容量(L)/価格(万円)を比較してみましょう。
プジョー207SW
4150×1750×1535mm/337&1258L/269万円(4AT)
ミニ ミニ クラブマン
3935×1685×1440mm/206&930L/287万円(6AT)
207SWのほうがやや大きいですが、トランク容量は明らかに差があります。その上安い。ATが4速ですが、このサイズのワゴンですから、不満はないはずです。
207SWはパノラミックガラスルーフ標準装備、ルーフレールも備えます。それで269万円(4AT)は、ハッチバックのシエロよりわずか5万円高。ユーロ高だというのに、かなりお値打ちです。プジョーとシトロエンの日本法人が一緒になってから初めて出す車で、船便やオフィス賃料、また国内ディーラーへ向けた配送などで、統合によるコスト削減効果があったそうです。ということは、もうすぐ発表される308の価格にも、期待せずにはいられませんね。
<カーセンサーnetデスク・ぴえいる>
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