近年の車のキーワードは「エコ」。燃費の良さが車選びの重要な要素になっているが、究極のエコカーといえば、ガソリンを一切消費しない電気自動車(EV)だろう。その代表格である日産リーフの「認定中古車制度」がスタートした。より安心して中古のリーフに乗れるようになる。

10数年前まで電気自動車は未来の乗り物だったが、現在は広く認知され身近な存在となった。しかし「急にバッテリーが壊れたら…」「寿命はどのくらいなのか」など、購入に対し不安を覚える人もまだまだ多い。そんな不安を払拭することを目的に作られたのが、前述の「認定中古車制度」というわけだ。“認定”とあるとおり、その中古車は日産が定めた以下の基準をクリアしたものとなる。

●バッテリー容量の合計が12セグメントの車両(新車時から1セグメントも減っていない状態)
●修復歴がない車両
●外観傷や内装傷、故障部位について補修、修復済みの状態の車両
●走行距離5万km未満の車両
●初度登録年月日からの経過が4年(48ヵ月)以内の車両

上記すべての条件を満たす車両が認定中古車となる。認定車には特典が付いており、5年10万kmまでのバッテリー容量が保証されるほか、バッテリーをより長もちさせる使い方がわかる「バッテリーアドバイスシート」と、EV用の定期点検・整備がパックになった「EVメンテプロパック」も無償でサービスされる。

こういった制度を実施するのは、日産が製品に対して絶対の自信をもっている証でもある。現在は日産のリーフだけでなく、三菱のi-MiEVなど、様々な電気自動車が中古車市場に流通している。ガソリン代がかからない、地球に優しいといったメリットをもちつつ、中古車の購入においても安心が付いてくる電気自動車は、今、狙い目のカテゴリかもしれない。

電気自動車の代名詞的存在となった日産リーフ。高いというイメージを持つ人も多いが、実は中古では100万円台のリーフも存在する

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リーフより先に登場した電気自動車が三菱のi-MiEV。新車時の価格は約400万円もしていたが、今なら100万円台前半から狙える

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