レクサス SC予想イラスト|ニューモデル速報

レクサスのラグジュアリースポーツクーペ、SCが復活する。リーマンショックの影響もあって廃止された大型クーペは、レクサスに大きな影を落としていたようだ

GSをベースに開発される時期SC

V6ハイブリッドやV8ターボを採用

ここ数年、存在感が希薄になっているレクサス。その一因はプレミアムブランドならではの商品戦略上の文法から外れていたことにある。どんなに経済環境や自社の経営状況が悪く、多くの販売台数が期待できなくても、ブランドイメージの構築に欠かせないクーペやオープンモデル、スポーツカーを絶やしてはいけなかったのだ。

レクサス自身も、公式サイト内(コンセプトモデル「LF-CC」の記事)にて「かつて『レクサスの宝石』として名を馳せた贅沢なスポーツクーペ、SCによって大きな成功を収めた。しかし、SCが生産中止となった2010年以来、それに代わる新しいモデルがレクサスのポートフォリオに求められていた」といったコメントを掲載している。

このコーナーでもお伝えしたとおり、2014年夏にRCが登場してレクサスのクーペモデルは復活する。しかし、これはDセグメントのISがベース。プレミアムブランドであるレクサスには、もっとラグジュアリーなクーペが欲しいところだ。そこで、クーペの本命ともいえる次世代SCが開発されることになった。

次世代SCのシャーシはGSやISと同じレクサス専用で、最新のNプラットフォームとなる。さしずめGSのスペシャリティ2ドア版といったところか。ボディサイズは、全長4700mm超、全幅1900mm超が前提となっており、そのサイズからも車格が想像できるだろう。全高は1350mmにとどまり、後席のヘッドクリアランス(頭から天井までの距離)は最小限となる。トヨタは2+2(後部席を補助的な小型シートにした車)と割り切って開発を進めているようだ。

パワートレインは、V6ハイブリッドがメイン。GS450hに乗る3.5Lのハイブリッドユニットが妥当だが、モーターに次世代技術が盛り込まれ、エンジンの排気量がダウンサイジングされる可能性もある。また、メルセデス・ベンツ E63AMGやBMW M6に対向するべく、V8ターボを採用するハイパフォーマンス仕様もラインナップ。こちらはSC-Fと名乗る公算が大きい。

※2013年8月1日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

リーマンショックの影響でラインナップから落ちた大型ラグジュアリークーペ/コンバーチブルのSC。ブランドイメージを牽引するモデルだった

リーマンショックの影響で、ラインナップから落ちた大型ラグジュアリークーペ/コンバーチブルのSC。ブランドイメージを牽引するモデルだった

2014年にレクサスのクーペとして登場予定のRCの予想イラスト。DセグメントのISがベースとなり、RC350、RC300h、RC200tの3モデルがまずは用意される

2014年にレクサスのクーペとして登場予定のRCの予想イラスト。DセグメントのISがベースとなり、RC350、RC300h、RC200tの3モデルがまずは用意される

予想発表時期2016年12月
全長×全幅×全高4750×1900×1350(mm)
搭載エンジン3.5L V6+モーター、4.3L V8+ターボ
■Photo&Text/マガジンX編集部