レクサス SC【スクープ!】
2013/08/01

レクサスのラグジュアリースポーツクーペ、SCが復活する。リーマンショックの影響もあって廃止された大型クーペは、レクサスに大きな影を落としていたようだ
GSをベースに開発される時期SC
V6ハイブリッドやV8ターボを採用
ここ数年、存在感が希薄になっているレクサス。その一因はプレミアムブランドならではの商品戦略上の文法から外れていたことにある。どんなに経済環境や自社の経営状況が悪く、多くの販売台数が期待できなくても、ブランドイメージの構築に欠かせないクーペやオープンモデル、スポーツカーを絶やしてはいけなかったのだ。
レクサス自身も、公式サイト内(コンセプトモデル「LF-CC」の記事)にて「かつて『レクサスの宝石』として名を馳せた贅沢なスポーツクーペ、SCによって大きな成功を収めた。しかし、SCが生産中止となった2010年以来、それに代わる新しいモデルがレクサスのポートフォリオに求められていた」といったコメントを掲載している。
このコーナーでもお伝えしたとおり、2014年夏にRCが登場してレクサスのクーペモデルは復活する。しかし、これはDセグメントのISがベース。プレミアムブランドであるレクサスには、もっとラグジュアリーなクーペが欲しいところだ。そこで、クーペの本命ともいえる次世代SCが開発されることになった。
次世代SCのシャーシはGSやISと同じレクサス専用で、最新のNプラットフォームとなる。さしずめGSのスペシャリティ2ドア版といったところか。ボディサイズは、全長4700mm超、全幅1900mm超が前提となっており、そのサイズからも車格が想像できるだろう。全高は1350mmにとどまり、後席のヘッドクリアランス(頭から天井までの距離)は最小限となる。トヨタは2+2(後部席を補助的な小型シートにした車)と割り切って開発を進めているようだ。
パワートレインは、V6ハイブリッドがメイン。GS450hに乗る3.5Lのハイブリッドユニットが妥当だが、モーターに次世代技術が盛り込まれ、エンジンの排気量がダウンサイジングされる可能性もある。また、メルセデス・ベンツ E63AMGやBMW M6に対向するべく、V8ターボを採用するハイパフォーマンス仕様もラインナップ。こちらはSC-Fと名乗る公算が大きい。
※2013年8月1日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
新型VW パサートのセダン廃止に絶望した人に贈る「代わりこのプレミアムセダン、どうですか?」5選
マツダ RX-8の魅力は速さじゃない!? 中谷明彦とZ世代モータージャーナリストが、ロータリーエンジン搭載スポーツカーの魅力に迫る【カーセンサー中谷塾】#4
新型ボルボ XC90の新車価格1019万円に絶望した人に贈る「半額500万円で買えるコレ、代わりにどうですか?」5選
ケンドリック・ラマーの愛車 ビュイック GNXの中古車流通“0台”に絶望した人に贈る「このイケてる車、グラミー受賞ラッパー愛車モデルの代わりにどうですか?」5選
「買えるモデルの祭典」で輸入中古車評論家が買いそうになったのはどんな車?【オートモビルカウンシル2025】
【名車試乗】トヨタ アルテッツァ(初代)|メカチューンの真髄を知らしめる、超高回転2Lモデル
【試乗】新型 アウディ S5アバント|エンジンフィールが気持ちいい! マイルドハイブリッドを備えた新ネーミングの基幹モデル
【名車試乗】トヨタ チェイサー ツアラーV(JZX100)|1JZのフィーリングは今も最高! 「いい時代」を思い出させてくれた
R34スカイラインGT-Rの中古車価格2500万円に絶望した人に贈る「1/3以下で買えるコレ、代わりにどうですか?」5選
【試乗】アルピナ B4グランクーペ(初代)|職人の魂が込められた本物のグランクーペ