第222回 スズキ ソリオ(現行型) 【おいしい中古車】
2012/05/25
■使い勝手に優れる狙い目ハッチバック
軽自動車では手狭になり、もう少し広いコンパクトカーへの買い替えを考えていらっしゃる方も多いでしょう。コンパクトカー市場は、フィットやヴィッツ、ノート、デミオなど、数多くの人気車がひしめき合う激戦区です。今回はそれらの中で、軽自動車の王様ともいえるワゴンRから派生して進化した、スズキのソリオをご紹介します。2代目となる現行型のソリオが登場したのは、2011年の1月。「乗って楽しく、使って便利、燃費も優れたコンパクトハイトワゴン」をコンセプトに開発されました。
フロントマスクは、スケルトングリルを採用するなど、存在感を主張。リアスタイルは、横基調のデザインで、安定感や幅広感を際立たせている(左右)
開発コンセプトに掲げられている3つのテーマのうち、一番のポイントは、“使って便利”のところでしょう。その理由としてまず第一にあげられるのは、後席がスライドドアであること。駐車場などの狭い場所で開閉がラクであることはもちろん、ドアを勢いよく開けてしまい、隣の車を傷付けてしまうといった心配もありません。
シートアレンジもポイントのひとつで、助手席の前倒し機能のほか、簡単にシートを折り畳めるワンタッチダブルフォールディングリアシートを採用。前後のウォークスルーができるなど、多彩なシートアレンジを可能にしています。また、保冷機能付き助手席アッパーボックスのほか、至るところに収納スペースが設けられている点も大きな魅力です。
使って便利という意味では、全長3170mm、全幅1620mmの5ナンバーサイズなので、取り回しも容易です。しかもこのサイズでありながら、室内長2130mm、室内幅1415mmを実現しています。
エンジンは直4の1.2Lのみで、ミッションは全車CVT。駆動方式はFFのほか、4WDもラインナップしています。気になる燃費は、FFの1.2Gが22.5km/L、4WDモデルが20.0km/L(どちらも10・15モード燃費)となっています。
インテリアは、T字と楕円フォルムの組み合わせで、室内空間の大きさや広さを表現(左・中) シートアレンジのパターンが豊富で、使い勝手に優れる(右)
■登場から1年半未満で、100万円以下の中古車が登場!
そんな日常使いでとても便利なソリオですが、他のコンパクトカーに比べて知名度が低いからでしょうか、登場から1年半も経っていないのに、早くも100万円以下の中古車が登場してきています。それは片側パワースライドドアを備えた、走行767kmの1.2Gで、価格は99.9万円で修復歴なし。まだ慣らしも終わっていないような走行距離なのだから驚きます。そのほか、1.2Gの上級グレードにあたる、1.2Xでも、走行0.2万km+修復歴なしで105.9万円といった物件も存在します。
人気の高いコンパクトカーではこうはいきません。使い勝手に優れるコンパクトカーをお探しなら、ぜひこのソリオを候補に加えてみてはいかがでしょうか。きっと、安くて程度のいい1台が見つけられると思いますよ。
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第222回 スズキ ソリオ(現行型) 【おいしい中古車】/旬ネタ
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