フロントメッキグリルがインパクト大な超個性派仕様

現在は全モデルがダイハツからのOEM車となっているスバルの軽自動車。最後の「純血車」は2012年4月まで販売されていたサンバーですが、軽乗用車として最後まで残されていたのは、2011年5月に2代目へバトンを渡した初代ステラでした。今回は2007年11月に追加設定された個性派グレード「リベスタ」をご紹介します。

初代ステラは広い室内空間を確保する一方で、衝突安全性や実燃費にも優れたモデルで、直4エンジンや4輪独立サスペンションなどスバルらしい技術も詰まっています。リベスタは「カスタムR」をベースとした上級グレードで、新車時の車両本体価格は124万~135万円。スバルお得意のフルタイムAWDモデルも設定されています。

  • スバル ステラ リベスタ フロント|見つけたら即買い!?
  • スバル ステラ リベスタ リア|見つけたら即買い!?
最大の特徴は、大型のフロントメッキグリルや前後バンパーなどを採用したエクステリア。ブルーリフレクターヘッドライトや専用デザインのフォグランプなど、軽自動車としては抜群の押し出し感を演出しています。インテリアもインパネやスイッチパネルなどがブロンズ色で飾られており、インパクトの強いデザインとなっています。

装備面では本革巻のステアリングホイールや専用シート表皮&ドアトリムなどを新たに追加。リアゲートには「REVESTA」のロゴが入ったガーニッシュが加えられ、足元にはガンメタリック塗装された専用の14インチアルミホイールが装着されています。オプションでミュージックCDサーバーとウェルカムサウンドオーディオも加えられました。

さらに2008年5月には「カスタムRS」をベースとした最上級仕様「リベスタR」が追加。スーパーチャージャー付きDOHCエンジンを搭載し、ヘッドランプがHIDに、CVTがスポーツモード付きとなったほか、スマートキーやオートエアコンなど機能面も充実。本革巻のシフトレバーやアルミパッド付きのスポーツペダルなど、質感も向上しています。

  • スバル ステラ リベスタ インパネ |見つけたら即買い!?
  • スバル ステラ リベスタ シート|見つけたら即買い!?
  • スバル ステラ リベスタ オーディオ|見つけたら即買い!?
本稿執筆時点でカーセンサーnetに掲載されているステラリベスタの物件数は19台。このうちリベスタSの台数は8台でした。価格は49.9万~110.3万円となっていますが、走行距離やグレードにはそれほど左右されていない様子。スバルディーラーの物件は、全体にやや値が張るという傾向が見られる程度です。

純正モデルでこれほどインパクトのあるフロントデザインをもつ軽自動車はなかなかありません。もちろんステラは、走りや収納力など中身のほうも折り紙付きの物件。最後の「純血スバル」をお探しの方にも楽しんでいただけそうなモデルです。興味をもった方は「ステラ リベスタ」と入力して検索してみてください。


Text/渡瀬基樹