本革シートやメッキパーツなど豪華装備を多数装着!

NR-MZ03|日刊カーセンサー
今年2月に生産終了となったスバル サンバー、そして6月には三菱 パジェロミニ、8月にはダイハツ コペンと、2012年は軽の新車市場から個性的な車が次々と姿を消していきます。我々自動車メディアとしては少しさびしく感じているところですが、そんななかコペン最後の特別仕様車「10th アニバーサリーエディション」が発表されました。

この特別仕様車はアクティブトップがベース。外装にブラックメッキフロントグリルやアルミスカッフプレートカバー、BBS製の15インチアルミホイールを装備。内装には本革製スポーツシートやメッキインナーハンドルなどを奢ります。価格は5MTモデルが182万円、4ATモデルが180万円です。

コペンの誕生は2002年。当時の(今もですが)軽自動車市場は実用車が全盛の時代。ハイト系と呼ばれる背が高くスペース効率に優れた軽自動車が市場を席捲していました。もちろんダイハツも人気車種ムーヴを発売していました。

一方で市場に送り出したのが2シーターの軽オープンスポーツ「コペン」。車好きではない人や、20代前半くらいの人からすると、「軽自動車なのにオープンカー!?」と思われるかも知れませんが、90年代にはホンダ ビートやスズキ カプチーノなど各メーカーから軽のオープンカーが発売されていました。その後、バブルの終えんと共に軽オープンは姿を消しましたが、コペンの登場により復活を遂げたのです。

ただ、デビュー10年目を迎えた今年の8月をもってコペンもいよいよ生産終了となります。現在絶版となっている他の軽オープンが、中古車市場で軒並み高値を維持していることを考えると、コペンも同じ道をたどる可能性も。程度の良い中古車や低価格車が残っているうちに購入を検討してみてはいかがでしょうか。

ダイハツ コペン
http://www.daihatsu.co.jp/lineup/copen/



Text/カーセンサー編集部