アルカンターラの感触が魅力的な特別仕様車

新車販売台数のトップを快走し続けるトヨタプリウス。すっかり市民権を得たハイブリッド車の代表にとどまらず、日本車の代表と呼べるほどの存在感を発揮するようになってきました。燃費が良く税制も優遇されているとあっては、興味をもつなという方が無理だというものですよね。

現行型の性能は言うに及ばず、旧型も「プリウスEX」として新車販売されている(ですから「旧型」というのが適切でないかもしれませんが)ように、今もなお十分なポテンシャルを秘めています。今回はこの旧型プリウスの特別仕様車である「ツーリングセレクション・プレミアム」をご紹介します。
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ツーリングセレクション・プレミアムが登場したのは、旧型プリウスのデビューから約1年後の2004年の8月。ベーシックな「S」と上級グレードの「G」にそれぞれ設定されました。16インチのタイヤやフロアアンダーカバー、リアスポイラーなどの空力パーツ、専用チューンドサスペンション、HIDランプなどが装着された「ツーリングセレクション」がベースです。

「ツーリングセレクション・プレミアム」最大の特色は、豪華な内装です。アルカンターラの専用シート表皮を採用したほか、配色もインパネやドアトリムはダークブラウンに、シートはグレーと落ち着いた色調とし、ステアリングホイールは本革巻の4本スポークのものを備えています。

機能面ではG-BOOK対応のDVDナビを搭載。バックガイドモニター機能の付いたインテリジェントパーキングアシストを内蔵しています。さらにクルーズコントロールや間欠リアワイパーも装備。外装色はホワイトパール、シルバーメタリックのほか、専用色のブルーマイカメタリックが用意されています。
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10月12日時点でカーセンサーnetに掲載されている中古車は40台。うちベーシックな「S」は18台、「G」が22台となっています。相場は59.9万~159.8万円とかなり幅広いですが、走行距離7万km以下の未修復歴となると、車両本体価格で100万円を上回る予算が必要になってきます。

現在も魅力が色あせない旧型プリウスですが、その豪華版といえるツーリングセレクション・プレミアムなら、まだまだ当分の間は現役として使用することができそうですね。興味を持った方は下の検索窓に「プリウス ツーリングセレクション・プレミアム」と入力して、検索してみてください。


Text/渡瀬基樹