2008年ベスト・オブ・ザ・なんでもベスト10≪前編≫ 【なんでもベスト10】
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2008/12/15
高嶺の花に思えた車たちもかなりお買い得になってきた
年の瀬ということで、今回は2008年を振り返って、コストパフォーマンスにすぐれた10台を集めてみました。今年は世界的な金融クラッシュを皮切りに、年末にかけて“不況"という文字がマスコミを賑わせて始めています。ということはあらゆるもので需要が減る、イコールあらゆるものが値下がり傾向にあるんです。中古車市場も例外ではありません。ちょっと見ない間にずいぶん値下がりした車も多いです。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。コストパフォーマンスの高い車、驚くほど増えつつあります。
第10位はポルシェ911(旧型)。水冷エンジンになって維持しやすくなった旧型911ですが、空冷最終型の旧々型の人気に押され気味です。300万円台弱から、程度上々のモノが狙えてしまいます。“涙目"ベッドライトになった後期型ですら、400万円台。絶対的金額が高いのは承知していますが、それでポルシェ911が購入できるのはバーゲンプライス、と言ってもいいでしょう。これを底値と呼ばずして、何と呼びましょう? 走る喜びだけでなく、所有する喜びをも味わわせてくれる一台です。
第9位はマツダロードスター(現行)。100万円台で購入ができるようになりました。現行型なのに新車時価格の半分以下です。絶対的パワーではなく、パワーウェイトレシオの重要性を教えてくれる車だと言っていいでしょう。バカっ速いわけではありませんが、とにかく意のままに車を走らせることの楽しさを教えてくれます。各国の安全基準を満たすために重たくなったボディですが、ルームミラーの重さをはじめ随所、激しくダイエットした逸話があるそうです。
第8位はBMW X5(旧型)。高級車メーカーによるSUV参入のさきがけです。SUVなのにセダンのようなスポーティな走りを実現させてきたことが、まだ記憶に新しいです。そんなX5も2代目が登場し、旧型の中古車相場が軒並み下落してくれました。新車で日産エクストレイルを買うなら、旧型X5も候補にあげてほしいところです。SUVでちょっとラフな使い方もできますが、BMWらしいスポーティかつ高級感漂う走りは逸品です。しかも周囲の目は、現役の高級SUVです。
第7位はベントレーコンチネンタルGT(現行)。非現実的かもしれませんが、宝くじが当選した人にオススメします。新車時価格2000万円弱のコンチネンタルGTが、初期型ながら現行モデルが1000万円弱で狙える時代が来ました。今年の世界的な金融クラッシュを受けて、昨今もっとも値落ちした車かもしれません。ベントレーらしさがない、アウディっぽい、などと言う人もいますが、絶対的な性能は抜群に秀でています。1000万円弱で高級大型セダンやクーペを狙うなら、最高の選択肢でしょう。
第6位はM・ベンツSクラス(旧型)。ちょっと中古車相場を見ない間に、激しく値落ちしていました。100万円台で程度上々の中古車が狙えるようになっています。同年式のトヨタセルシオよりも安いんです、新車時価格は高かったのに。長距離移動には最高のお供です。どこまでもしなやかで、乗っている人を疲れさせることはありません。かといってフワフワな乗り味でもないんです。旧型とて、“M・ベンツって凄い”と言わしめてくれることでしょう。文句なしのセダンです。
木曜日には第5位から1位を発表します。