プリウス無給油の旅 Part3 【CS探偵団】
2008/11/05
■今日も元気に、京都から2日目のスタートです
燃費が良い車の代名詞、トヨタプリウスで行く無給油の旅。1日目を終えて、燃料計は残り6メモリ、ここまでの燃費は25.4km/L。2日目となるPart3は京都をスタート。目的地を決めずに、進む珍道中の先にあるものは…?
2日目をスタートする前に、東京~京都(Part1~Part2)までのおさらいを。
10/20(月)の午前6時に東京を出発。10時に小田原、12時に静岡に到達。16時に浜名湖で夕陽を眺め、22時過ぎに名古屋を通過。日付が変わった午前2時に京都に到着。3人で交代しながら、19時間/508.5km走りました。
2日目の朝はホテルのフロントに集まり、朝礼よろしく五箇条の復唱から元気にスタートします。ここからの道中、私と相棒の2人だけですが、頑張って行きたい(=生きたい)と思います!
-プリウス無給油の旅・五箇条-
●10/21(火) 10:15
プリウスで無給油でどこまで行けるか選手権、2日目のスタートです。
本日からは同行しない編集部員を京都駅に送り届け、私と相棒の2人きりで本格的な旅が始まりました。あ、ちなみに京都観光を猛烈に所望していた編集部員ですが、観光するヒマもなく東京へ強制送還。昨夜はすべての観光スポットが閉まっていたことは言うまでもありません。
また、太ももに発疹の出ていた相棒ですが、一夜明け、現在は小康状態とのこと。昨日はかなり疲れたとはいえ、6時間ほど睡眠をとったので体調はほぼ万全。ひとまずは1号線の終点、大阪目指して軽やかに出発です。
●12:00
1号線の終点を目指してひた走ります。
大阪の人は運転マナーが悪いなんて噂もありますが、それって誤解かも。少なくとも国道を走っている分には、そんな印象は皆無。ちょっと心配していただけに、杞憂に終わって一安心。走りやすい/づらいで言えば、東京都内のほうがマナーが悪く、よっぽど走りづらい道と言えるでしょう。
●13:05
1号線の終点に到着。
2日がかりでやっと制覇しました。トリップメーターの数値は565kmを指しています。燃料計のメモリはまだ半分以上残っています。初日こそ、そのメモリの減りの少なさに「スゴいねプリウス」などとはしゃいでいたもんですが、さすがに九州上陸が現実味を帯びてくると、嬉しさと悲しさが入り混じった不思議な感情になりました。当時の心境を包み隠さず報告すると、「いいから早く減ってくれ」の一心でした。
高級住宅が立ち並ぶ、兵庫県芦屋市周辺。
市民1人当たりの納税額が全国一というだけあって、国道2号線を走る車も高級車ばっかり。ランボルギーニムルシエラゴ、フェラーリF430、そしてベントレー。ポルシェやM・ベンツSクラスがかすんでしまうという状況に驚きです。
あ、そうそう本日の目的地ですが、まったく決めていません。本来はガソリンがあれば九州上陸を果たすつもりでしたが、昨日が昨日ですからね。「予定は未定」を地で行く2人なので、先が見えたところで決めることにしました。
●14:50
なんともオシャレな街、神戸に到着。
よく言われるように、どことなく横浜と雰囲気が似ています。ついでに言えば、街を歩く女の子もまたキレイ。疲弊したオッサンどもには、良い目の保養になりました。
朝、京都のコンビニで肉まんなどの軽い食事しかしていなかった我々は、もう腹ペコ。神戸でちょっとオシャレなランチといきたいところですが、もう少し先の姫路市には姫路城があります。
この城は白鷺城とも呼ばれ、白壁が美しいことで有名なお城。暗くなってからでは、その白壁の美しさがわかりません。メシを食ってからでは手遅れになることは必至。結局メシは姫路に着いてからと決意し、空腹のまま歩みを進めるのでありました。
●17:55
渋滞という強敵に行く手を阻まれつつ、やっとの思いで姫路城に到着。
当然辺りは真っ暗。しかしさすがは世界に誇る姫路城。しっかりとライトアップされており、その美しさと荘厳さに我々の疲れも吹き飛び(これ本当)、テンションはアゲアゲです!
●19:30
姫路城に元気をもらった我々は、お得意のバイパスを利用し順調に西進。そのペースの良さに空腹を忘れていた(忘れようとしていたのかも)のですが、いい加減メシを食わなきゃということで、次のファミレスに入ることに。が、ここから1時間ほどファミレスがなく、路頭に迷うハメに。
●23:30
ファミレス探しには苦労した(結局21時まで見つからず)岡山のバイパスですが、こと走ることに関してその効果は絶大。信号がなく、走っている台数も少ないので、高速道路と勘違いしてしまうほどです。そのおかげで日が変わらないウチに本日の目的地でもある広島県に突入。よし、これなら今日中に広島市の宿に入れるかも、とナビに予約しておいたビジネスホテルの住所を入力。
すると到着時間は02:21。走行距離は116km。「ん?どういうこと?」。…ハイ、我々がバカでした。広島県に入ってから広島市までは近いものと勝手に判断していたのです。疲れが一気に吹き出し、小康状態を保っていた相棒の発疹も再発。今日も到着は午前様決定です。
●10/22(水) 02:05
日付変わって22日・水曜日。プリウスとの生活も、ついに3日目に突入です。途中、尾道ラーメンの看板に目を奪われるも、宿への到着が最優先。泣く泣くあきらめて先を急ぎます。
大きな地図で見る
燃料計の残量も3メモリとなり、念願のゴールも近づいている予感。走行3日間、1000kmにも及ぶ無給油の旅は、いよいよ最終章へ!果たして距離をどこまで延ばせるか!? <Part4へ続く>
-ここまでの通算データ-
2日目終了時点:本日の走行距離:417km 東京からの通算走行距離:926km 燃費:26.3km/L
燃費が良い車の代名詞、トヨタプリウスで行く無給油の旅。1日目を終えて、燃料計は残り6メモリ、ここまでの燃費は25.4km/L。2日目となるPart3は京都をスタート。目的地を決めずに、進む珍道中の先にあるものは…?
2日目をスタートする前に、東京~京都(Part1~Part2)までのおさらいを。
10/20(月)の午前6時に東京を出発。10時に小田原、12時に静岡に到達。16時に浜名湖で夕陽を眺め、22時過ぎに名古屋を通過。日付が変わった午前2時に京都に到着。3人で交代しながら、19時間/508.5km走りました。
2日目の朝はホテルのフロントに集まり、朝礼よろしく五箇条の復唱から元気にスタートします。ここからの道中、私と相棒の2人だけですが、頑張って行きたい(=生きたい)と思います!
1 | 東京都内のガソリンスタンドで満タンにし、そこをスタート地点とする |
2 | ガソリンは普通に入れて満タンになる程度まで。車体をゆすったりしてはいけない |
3 | ルートは国道1号、2号、3号(九州に上陸できれば)を使用する |
4 | 高速道路、ならびに有料道路は通ってはいけない |
5 | 安全面を考え、運転は交代制をとる |
●10/21(火) 10:15
プリウスで無給油でどこまで行けるか選手権、2日目のスタートです。
本日からは同行しない編集部員を京都駅に送り届け、私と相棒の2人きりで本格的な旅が始まりました。あ、ちなみに京都観光を猛烈に所望していた編集部員ですが、観光するヒマもなく東京へ強制送還。昨夜はすべての観光スポットが閉まっていたことは言うまでもありません。
また、太ももに発疹の出ていた相棒ですが、一夜明け、現在は小康状態とのこと。昨日はかなり疲れたとはいえ、6時間ほど睡眠をとったので体調はほぼ万全。ひとまずは1号線の終点、大阪目指して軽やかに出発です。
●12:00
1号線の終点を目指してひた走ります。
大阪の人は運転マナーが悪いなんて噂もありますが、それって誤解かも。少なくとも国道を走っている分には、そんな印象は皆無。ちょっと心配していただけに、杞憂に終わって一安心。走りやすい/づらいで言えば、東京都内のほうがマナーが悪く、よっぽど走りづらい道と言えるでしょう。
●13:05
1号線の終点に到着。
2日がかりでやっと制覇しました。トリップメーターの数値は565kmを指しています。燃料計のメモリはまだ半分以上残っています。初日こそ、そのメモリの減りの少なさに「スゴいねプリウス」などとはしゃいでいたもんですが、さすがに九州上陸が現実味を帯びてくると、嬉しさと悲しさが入り混じった不思議な感情になりました。当時の心境を包み隠さず報告すると、「いいから早く減ってくれ」の一心でした。
↑足掛け1日半で国道1号を制覇。そのままの勢いで2号へ(左) 大阪が近づいても25km/Lを維持したまま(中) 大阪到着時の残燃料。半分以上をキープ(右)
●14:10高級住宅が立ち並ぶ、兵庫県芦屋市周辺。
市民1人当たりの納税額が全国一というだけあって、国道2号線を走る車も高級車ばっかり。ランボルギーニムルシエラゴ、フェラーリF430、そしてベントレー。ポルシェやM・ベンツSクラスがかすんでしまうという状況に驚きです。
あ、そうそう本日の目的地ですが、まったく決めていません。本来はガソリンがあれば九州上陸を果たすつもりでしたが、昨日が昨日ですからね。「予定は未定」を地で行く2人なので、先が見えたところで決めることにしました。
●14:50
なんともオシャレな街、神戸に到着。
よく言われるように、どことなく横浜と雰囲気が似ています。ついでに言えば、街を歩く女の子もまたキレイ。疲弊したオッサンどもには、良い目の保養になりました。
↑港町・神戸の雰囲気を満喫できるメリケンパーク(左) そのメリケンパークにあるフィッシュ・ダンスは、神戸港開港120周年を記念して作られた(右)
さて、時刻は間もなく15時。いい加減昼メシをとりたいところです。朝、京都のコンビニで肉まんなどの軽い食事しかしていなかった我々は、もう腹ペコ。神戸でちょっとオシャレなランチといきたいところですが、もう少し先の姫路市には姫路城があります。
この城は白鷺城とも呼ばれ、白壁が美しいことで有名なお城。暗くなってからでは、その白壁の美しさがわかりません。メシを食ってからでは手遅れになることは必至。結局メシは姫路に着いてからと決意し、空腹のまま歩みを進めるのでありました。
●17:55
渋滞という強敵に行く手を阻まれつつ、やっとの思いで姫路城に到着。
当然辺りは真っ暗。しかしさすがは世界に誇る姫路城。しっかりとライトアップされており、その美しさと荘厳さに我々の疲れも吹き飛び(これ本当)、テンションはアゲアゲです!
↑元気と勇気を分けてもらった姫路城を背に、プリウス無給油の旅はさらに続く(左) 姫路城を少し過ぎた、680km地点でやっと燃料の残りも半分に減った(右)
一気に元気を取り戻した我々は、本日の目的地の選定に入ります。「う~ん、岡山かなぁ、行っても倉敷あたり?」 「現実的にはそうだよね。でもバイパス多いし広島辺りまで行っちゃう?」 「あはは、いいね、行っちゃうか!」。これにて本日の目的地は広島市に決定。しかし、この決定が後々我々を大いに苦しめることになったのです。●19:30
姫路城に元気をもらった我々は、お得意のバイパスを利用し順調に西進。そのペースの良さに空腹を忘れていた(忘れようとしていたのかも)のですが、いい加減メシを食わなきゃということで、次のファミレスに入ることに。が、ここから1時間ほどファミレスがなく、路頭に迷うハメに。
●23:30
ファミレス探しには苦労した(結局21時まで見つからず)岡山のバイパスですが、こと走ることに関してその効果は絶大。信号がなく、走っている台数も少ないので、高速道路と勘違いしてしまうほどです。そのおかげで日が変わらないウチに本日の目的地でもある広島県に突入。よし、これなら今日中に広島市の宿に入れるかも、とナビに予約しておいたビジネスホテルの住所を入力。
すると到着時間は02:21。走行距離は116km。「ん?どういうこと?」。…ハイ、我々がバカでした。広島県に入ってから広島市までは近いものと勝手に判断していたのです。疲れが一気に吹き出し、小康状態を保っていた相棒の発疹も再発。今日も到着は午前様決定です。
●10/22(水) 02:05
日付変わって22日・水曜日。プリウスとの生活も、ついに3日目に突入です。途中、尾道ラーメンの看板に目を奪われるも、宿への到着が最優先。泣く泣くあきらめて先を急ぎます。
↑やっとの思いで広島へ到着。1000kmが近づくも、いまだに燃料の残メモリは3つ(左中) 大浴場のお風呂にはは入れなかったけど、今日もお疲れ様でした(右)
そして広島市の宿に到着。浴衣に着替えるのもそこそこに、我々は一目散に大浴場へ。するとどうでしょう。ドアの貼り紙には「ご入浴は0時までとさせていただきます」。な、なんたることか…。結局オッサン2人は、1日目と同じく部屋の風呂で体育座りと相成ったのでございます。大きな地図で見る
2日目終了時点:本日の走行距離:417km 東京からの通算走行距離:926km 燃費:26.3km/L
Report/金子剛士
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