通勤や通学に車を使っていると運転中の時間を有効に使いたいと感じることはないだろうか。常識的なドライバーならば、音楽を聴いてリラックスしたり、ラジオで情報を仕入れたりというところだろう。なんとこれからは、運転中でも読書ができるようになるかもしれない。

書籍の朗読音声の制作・配信事業を行う「オトバンク」が、クラリオンの自動車向けクラウド情報ネットワークサービス 「Smart Access」向けにオーディオブック再生アプリケーションの提供を開始した。これにより、運転中にビジネス書を聴いて効率的な学習をしたり、音楽のように小説を楽しむことができるという。

使い方は、スマートフォンを使ってオトバンクの朗読音声販売サイト「FeBe(フィービー)」で書籍の音声データを購入。その後、「Smart Access」専用のアプリをインストールしたスマートフォンと「Smart Access」対応のカーナビをケーブルで接続。すると、カーナビのスクリーンで、スマホのアプリの起動や操作が可能になる。

オトバンクは、350社以上の出版社と提携。「統計学が最強の学問である」や「伝え方が9割」、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」などのビジネス書のヒット作から、「海賊と呼ばれた男」や「桐島、部活やめるってよ」といったベストセラー小説まで、約1万冊を取り扱っている。

オトバンクの久保田裕也代表は、「カーナビゲーションとオーディオブックの連携を実現させたことで、今までオーディオブックの存在を知らなかった方にもこうした本の楽しみ方、時間活用の手段があることを知っていただき、より良い生活を送るための提案ができればと思っています」とコメントしている。

普段、忙しくて本を読む時間がないというアナタ。運転中に知識を得るという新習慣を試してみませんか?

オーディオブックとは、書籍をプロのナレーターが読み上げた「耳で聴く本」。スマートフォンで、移動中や休憩中にも聴くことが可能

オーディオブックとは、書籍をプロのナレーターが読み上げた「耳で聴く本」。スマートフォンで、移動中や休憩中にも聴くことが可能

専用アプリをインストールしたスマートフォンと「Smart Access」対応のカーナビを接続すると、カーナビでアプリの起動や操作が可能になる

専用アプリをインストールしたスマートフォンと「Smart Access」対応のカーナビを接続すると、カーナビでアプリの起動や操作が可能になる