ゴールデンウイーク後半、5月5日の早朝に首都圏で発生した震度5弱の地震。東日本大震災以来の大きな揺れに、目を覚ましたり、思わず身構えたりした人も多かったことでしょう。今回は幸い大きな被害はありませんでしたが、もしも車の運転中に大地震に見舞われたらどうするべきなのか。道路の防災対策はどうなっているのか。今回は、車と地震に関係するサイトを集めてみました。

もしも走行中に地震が発生したら…

地震のとき(走行ガイド|福岡都市高速)
走行中、緊急地震速報を受信した場合、また大地震が発生した場合の対応が書かれています。緊急地震速報は、後続自動車のドライバーが情報を受信していないこともあるので、あわててスピードを落としてはいけないのだとか。大地震の場合、緊急車両の通行の妨げにならないように左側に停止し、車を置いていく場合は、キーは付けっぱなしでドアロックはしないようにしてください。

大地震時の都内の交通規制

大震災(震度6弱以上)発生時の交通規制が変わりました(安全な暮らし|警視庁)
大震災発生時の交通規制についての告知です。東京では、震度6弱以上では、第一次・第二次と二段階に分けた交通規制が実施されます。第一次では、環状7号線から都心方向への車両の通行が禁止に。高速道路、国道4・17・20・246号、目白通り、外堀通りの7路線は、緊急自動車専用路となります。第二次では、さらに緊急交通路が指定されるので、代表的な38路線を確認しておきましょう。

大地震にも耐える首都高の対策とは

地震防災(首都高の取り組み|首都高速道路)
首都高の橋脚の耐震対策などが説明されたサイト。首都高は、国が定める基準に従って、兵庫県南部地震クラスの地震に耐えられるよう設計、施工されているのだとか。ちなみに海岸近くの埋立地など、流動化の恐れがある土地では、橋脚基礎の近くに丈夫な鋼管でできた杭(鋼管矢板杭)を並べて打ち込み地中に「壁」を設置。この壁により、液状化による流動を防いでいるのだとか。

サービスエリアが防災拠点に変身

東日本大震災を踏まえた災害対策強化の取り組み(道路の安全安心を守る取り組み|NEXCO東日本)
SA(サービスエリア)を活用した防災拠点化について紹介されています。現在は、守谷SAが防災拠点とされており、災害発生時は、被災地の救援に向かう自衛隊や警察などの前線基地となります。ベンチシート内部には電源やLANポートを収納。また、自家発電設備や太陽光パネルにより、停電時でも72時間は電源を確保。断水時にも水が使えるように井戸を設置しているそうです。

まとめ

「天災は忘れた頃にやってくる」という言葉もあるように、地震もいつ起こるか分かりません。運転中に地震にあったときの対応を知っておくことで、二次災害を防ぐことになります。定期的に、もし地震が起きたら、と考えるようにしたいものです。

※サイト情報は2014年5月7日時点

地震のとき(走行ガイド|福岡都市高速)

地震のとき(走行ガイド|福岡都市高速)

地震防災(首都高の取り組み|首都高速道路)

地震防災(首都高の取り組み|首都高速道路)

東日本大震災を踏まえた災害対策強化の取り組み(道路の安全安心を守る取り組み|NEXCO東日本)

東日本大震災を踏まえた災害対策強化の取り組み(道路の安全安心を守る取り組み|NEXCO東日本)