今回のテーマ

-予算100万円!アナタはどんな車を買いますか?-

「100万円ぐらいでイイ車ない?」
そんな声をよく耳にするが、実際に多くのユーザーが中古車購入の目安としているのが予算100万円
現行モデルでも100車種以上、旧型、絶版を含むとそう簡単には選べないほどの車種数に上る
そこで自動車評論家の2人にアナタなら予算100万円でどんな楽しい車選びをするのかを聞いてみました
斎藤耕平

すべてを車につぎ込むのではなく
車を使った遊びにも割り振る


斎藤耕平さん●ライター
●さいとう こうへい
自らの体を鍛え上げ、鋭敏な感性で車の動きを感じ取るライター
最近は食に対するこだわりも強い

 予算100万円と聞き、ワタシの潜在意識が真っ先にイメージングしたのはセリカコンバーチブル。4座のオープンは、そもそもユルイ存在として大好きなのだが、なかでも先々代セリカのリトラクタブルヘッドライトのコンバーチブルはスタイル的にもお気に入りである。ちょっと調べてみたところ、結構程度の良いものであっても50万円台で手に入るよう。低年式だからフツーはもっと安いし。  納車されたらプロの磨き屋さんにしっかりと外装を仕上げてもらって、内装なんかもしっかりとクリーニングしてもらう。しっかり。ここでケチると女性ウケが極端に悪くなる可能性があるので、予算は10万円くらいをみておく。また天下のトヨタ車といえども低年式の場合、何があるかわからないので、若者にはJAFに加入することをオススメしておくし、10万円くらいの修理費用をキャッシュでキープ。それでも予算内でおつりが。

 さて、余った予算をどう使うか。もちろんセリカを有効に機能させたい。ここでオススメは「ゴルフの勧め」である。宮里藍さんの活躍やはにかみ王子の登場により、ゴルフのイメージはもっと良くなるはず。力があり余っている若い世代ほど、力ワザでは白球は思いのままにはならぬこと、ゴルフから学びましょう。陸(おか)サーファーならぬ、まずは、なんちゃってゴルファーでいいのだ。外
から見えるよう派手なゴルフバッグを後席に斜めに放り込み、ゴルフレンジへと颯爽と乗りつけたい。え、中身? まずはウェッジ2本でよろし。ご予算4万円。白球を打ち込んでゆくほどに、必要なアイアンセットやドライバーなんかが自然と見えてくることでしょう。  ゴルファーにとって良い車はスコアメイクの必需品。このセリカコンバーチブル+ゴルフの勧めは、将来的にも日本の車産業にとってプラスになるはずです!