「初音ミク」の痛車BMWレースカーが今年も全国を激走!
2013/04/15
今年も「痛車のBMWレーシングカー」が全国各地のサーキットを激走する。ビー・エム・ダブリュー株式会社は、SUPER GT 2013 にBMW Z4 GT3で参戦している「GSR & Studie with Team UKYO」に対してエンジン性能向上のための支援を含む全面サポートを行うことを発表した。
GSR & Studie with Team UKYOのBMW Z4 GT3はボーカロイド「初音ミク」のデカールを全面に施したいわゆる“痛車”だ。しかし、ふざけているわけでもなんでもなく、れっきとした強豪チームの一台である。2008年からSUPER GT に登場し、2011年シーズンは見事SUPER GT300クラスチャンピオンに。2012年からはドイツBMWモータースポーツの正式サポートを受け、「BMW Motorsport Customer Racing」プログラムの一員にもなっている。そして今シーズンは谷口信輝&片岡龍也両選手をドライバーに起用し、スポーティング・ディレクターに元F1 ドライバー片山右京氏を迎えた。
なぜレーシングマシンに初音ミクが描かれているのかといえば、ヒントはGSR & Studie with Team UKYOというチーム名の「GSR」にある。
GSRというのは「グッドスマイルレーシング」の頭文字で、グッドスマイルレーシングは、フィギュアメーカーである株式会社グッドスマイルカンパニーの子会社。その流れで、初音ミクの発売元であるクリプトン・フューチャー・メディア株式会社の協力を得て「初音ミクGT プロジェクト」を2008年から展開しているわけだ。ちなみにBMW Z4 GT3に描かれる初音ミクは「初音ミクレーシング仕様(通称:レーシングミク)」という専用キャラクター。
なおGSR & Studie with Team UKYOのBMW Z4 GT3は、4月6日~7日に岡山国際サーキットで行われた開幕戦で見事2位入賞。そして8月17日~18日に鈴鹿サーキットで開催される第5戦では、ETCC(ヨーロッパツーリングカー選手権)のBMWワークスドライバーであるヨルグ・ミューラーをスポットで招聘する。「痛車を駆るBMWワークスドライバー」というシュールな光景を見ることができそうだ。
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