クルマ好き俳優・吉沢悠は愛車選びに「今の暮らし」を反映する?
2018/05/29
俳優・吉沢悠さんの趣味はサーフィン、ゴルフ、そしてサバイバルゲーム。家族は奥様とフレンチブルドッグの小春ちゃん。仕事に、趣味に、忙しい毎日の中でクルマは寄り添うように、吉沢さんの側にある。波に乗るためにサーフボードを積んで海へ出かけることもあれば、小春ちゃんを乗せて地方までクルマを走らせることも。そんな吉沢さんのカーライフとクルマ選びに迫った。
仕事とプライベートで異なる、クルマとの付き合い方
吉沢さんが免許を取得したのは20歳のとき。クルマに乗る役を演じるために、どうしても必要だった。しかし、最近では撮影時に役者がクルマを運転することも少なくなったという。
「危険だからか、最近は牽引しているクルマの中で撮影することが多いですね。実際、運転しながらセリフを言うのって大変なんです。役を演じながら運転をする“ながら運転”になってしまうので」
ただ、どうしてもけん引で難しいシーンは運転をすることもある。例えば、引きの画。顔も含めた全体の画を要求されたときは、吉沢さん自らがハンドルを握る。乗るのは、初めてのクルマがほとんど。しかし、不安を抱えた慣れないクルマでのシーンでも、動揺した表情を浮かべることは一切ない。
さらに仕事で現場に行くときも、なるべく自分では運転しないようにしている。事故を起こしたら、撮影が止まる。万が一でも可能性があるなら、危険を避けるべきだというプロ意識。屈託のない笑顔の向こう側に、研ぎ澄まされた役者の表情が垣間見える。
ただし、休日は別。愛車に乗って、縦横無尽にプライベートを謳歌する。
趣味のサーフィンでは湘南や千葉まで、サバイバルゲームではフィールドのある八王子まで、クルマを運転。ドライブ中はオルタナティブ系やサーフミュージック系の音楽を気分でセレクトする。時にはあらかじめ覚えておいたドラマや映画のセリフをそらんじることもあるそうだ。
もちろん、家族とロングドライブすることも。小春ちゃんは2歳半。クルマでは、落ち着いているときもあれば、興奮してしまっているときも。運転するときは、後部座席のベッドが小春ちゃんの定位置だ。
多趣味で家族想いの吉沢さんは、様々な場所に出かける。運転するのは好きで、長距離運転も苦にならない。走りを楽しむというより、目的地までの移動を楽しむ。アクティブに多様な楽しさを知っているからこそ、クルマでの時間を楽しめるのだろう。
自分らしく変わりゆく、クルマ選び
その人柄どおりの、クルマを楽しんでいる吉沢さん。そんな彼のクルマ選びについても訊ねた。
最初の愛車はトヨタ エスティマだった。そこからジープ チェロキーやBMW 1シリーズなど輸入車を乗り継いだ。そして、現在は国産のハイブリッドカーに乗っている。
クルマの好みを聞くと、少し考えた後に吉沢さんは「四角いカタチのクルマが好きですね」と明かした。役者仲間の中にはポルシェなどのスポーツカーに乗っていた人もいた。しかし、彼の心を弾ませたのは、無骨さを漂わせる四角いクルマだ。ただ、今は、まったく違う観点でクルマを選んでいるという。
「家族のことを考えるようになって、自分の好みよりも今は乗り心地や燃費を意識しています。家族を喜ばすのが大前提。その中で、自分なりのクルマ選びを楽しみたいと思っています」
クルマ選びに葛藤はつきもの。100%好みで選ぶか、それとも実用性を選ぶか……。それは年を重ね、ライフスタイルの変化に合わせて変わる。「たぶん僕がこの取材を20代の頃に受けていたら、違うインタビューになったと思いますよ」と吉沢さんは笑う。
「もし次に買い替えるとしたら、少し大きめのSUVが良いですね。例えばレクサス RXとか。撮影の待ち時間とかに、ときどきクルマの話をしますが、クーペにしろSUVにしろ『レクサスもいいよね』って話を聞くので、ちょっと気になっています(笑)。燃費と乗り心地、国産の安心感を備えていて、僕の周りでも好評ですね」
自分にとって最も大切なものを見極め、それを愛車に反映する。クルマ選びのスタイルも、“吉沢さんらしさ”に溢れていた。
今クルマを選ぶなら同乗者が楽かどうかが基準だけど……
運転している人は天井が低くてもいいが、助手席の人はしんどい。だから、空間は広い方が良いな。もちろん、乗り心地や燃費も良いに越したことはないけど、カタチはやっぱり四角い方が好き。あと、トヨタのメガクルーザーもカッコイイと思う。高速で走っているのを見かけて、気になった(笑)。サバゲーもするから、ミリタリーチックなものが好みかも。
PROFILE
吉沢悠:俳優。1998年に俳優デビュー。以降、映画やテレビ、舞台などで幅広く活躍している。近年では、映画『ちょき』『アイアムアヒーロー』、『エキストランド』、連続ドラマ『特命刑事 カクホの女』など、役者の幅を広げ、人間味あふれる演技で幅広い層から支持される。2018年9月下旬より舞台「KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『華氏451度』」で主演。不朽の名作に挑戦する。2019年春には主演映画『ライフオンザロングボード2』が公開予定。
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
- 今はもう中古車でしか味わえない高純度FR、国産を代表するミドルセダンのレクサス GS【Back to Sedan】
- いよいよ国内導入が現実的になってきたレクサス LM
- エキゾチックな量産スポーツカーが疾走する、大人気のカテゴリー「GT3」とは?【EDGE MOTORSPORTS】
- 【GS・GSハイブリッドの中古車を買うなら?】オススメの選び方や相場、グレードなどを徹底解説
- ボディタイプの覇権争いから後退気味のセダンは、さらなる高級化・高付加価値化へ向かう!?
- ジャパンラグジュアリーここにあり LEXUS LC500 Convertible【Car as Art !】
- 車もPCと同じ?OTAだけでなくシステムアップデートによるスピーディな品質向上とライフサイクルの延長【いまどき・これからの車学】
- 2020年、カーセンサーnetで注目度の高かったセダンのトップ10はコレだ! 【カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー2020】
- 残された時間は意外と少ない! 4L以上の大排気量エンジンを搭載した国産モデルを、総額150万円以内で狙う
- レクサスが模索するシューティングブレーク