車は単なる移動の道具ではなく、大切な人たちとの時間や自分の可能性を広げ、人生をより豊かにしてくれるもの。車の数だけ、車を囲むオーナーのドラマも存在する。この連載では、そんなオーナーたちが過ごす愛車との時間をご紹介。あなたは、どんなクルマと、どんな時間を?

▲アウトドアが大好きだという佐藤信之さん・真由美さん夫妻と、愛犬のサチ。木々の緑に車体とタイヤホイールのオレンジがよく映える▲アウトドアが大好きだという佐藤信之さん・真由美さん夫妻と、愛犬のサチ。木々の緑に車体とタイヤホイールのオレンジがよく映える

狭い林道でも軽四駆ならグイグイ行ける

森の中のオフロードに似つかわしくない車に乗って現れたのは佐藤さん夫妻と、愛犬のサチ。

趣味はアウトドアだ。

特に夫の信之さんは地図に載っていないような林道を探検するのが好きだという。

山の中の悪路はSUVなど大型車で走破するイメージだが、2人はあえて小型の軽自動車を選んだ。

「以前は大きな四駆でしたが、道幅の狭い林道で進めないことが何度かあって。そこで軽の四駆をリフトアップすることにしたんです」

車がコンパクトになったことで、これまで入っていけなかったフィールドにも行くことができるようになった。

周りに全く人がいないような手つかずの自然がある場所でキャンプができるのは最高の贅沢だそう。

そういった場所ではサチを放して一緒に大自然を堪能する。

▲キャンプに行くときは家族全員で出かける。愛犬のサチは2人の間がお決まりのポジション ▲キャンプに行くときは家族全員で出かける。愛犬のサチは2人の間がお決まりのポジション
▲狭い林道でもリフトアップしたエブリイワゴンなら、障害物を乗り越えて入っていくことができる ▲狭い林道でもリフトアップしたエブリイワゴンなら、障害物を乗り越えて入っていくことができる

サチは現在12歳。人間でいうと還暦を超えているそうだが、足腰は丈夫だしかなりアグレッシブだ。

「以前、山に着いてサチを放すと、見えなくなるような遠いところまで走って行っていました。30分くらいすると泥だらけになって帰ってきて。とにかく走り回るのが好きなんですよね」

冬は一緒にスキーをすることもあるそうだ。

雪山でも深い森でもボディとタイヤホールのオレンジはよく目立つが、当然街中でも目を引く。

「普段使いもしているんですが、ホームセンターなんかに行くと、どんな改造をしたんですか?」なんて声をかけられることもあるという真由美さん。

でも車に関して詳しくないので、いつも困ってしまうそうだ。

▲車体に引かれた2本のラインやタイヤホイールの色と同じオレンジのシート。前列の肘かけに前足を乗せるのがサチのドライビングポジション ▲車体に引かれた2本のラインやタイヤホイールの色と同じオレンジのシート。前列の肘かけに前足を乗せるのがサチのドライビングポジション

家族だけの特別な場所を開拓していく

夫妻とサチはほぼ毎月キャンプに出かけるが、そのうち年に1、2回は行ったことがない新しいフィールドを散策して発見するのが楽しみだという。

そんなときは当然ドライブの距離も長くなるが、サチはへっちゃらだ。

「こいつ、鹿児島生まれで0歳の時に飛行機と車を乗り継いで、ウチのある埼玉に来たんですよ。だからなのか車酔いはしないし、ドライブが大好き。家を出るときはドアを開けると真っ先に乗り込んでいくんですよ」

秋はキャンプに最適の季節。夫妻とサチは今年も新しいフィールドに出かけていく。

▲リアに貼られたステッカーの数々。仲間のコミュニティーのものと一緒にサチのイラストもバッチリ貼られている ▲リアに貼られたステッカーの数々。仲間のコミュニティーのものと一緒にサチのイラストもバッチリ貼られている

どんなクルマと、どんな時間を?

狭いオフロードはリフトアップしたエブリイワゴン(現行型)が最強!?

軽乗用車トップとなる2240mmの室内長をはじめ、クラストップとなる室内高1420mm(ハイルーフ車)と室内幅1355mmを実現した軽ワンボックスワゴン。ロングホイールベース化とリアシートスライド量の拡大により、軽キャブワゴンクラストップの前後乗員間距離1080mmを獲得している。フロントシートはベンチシート、リアシートは左右分割式が採用。シートアレンジも多彩だ。

搭載するエンジンは660ccターボ。エンジンにあわせ、トルク容量を最適化させた4ATが組み合わされ、JC08モード燃費はクラストップの16.2km/Lとなる。衝突被害軽減ブレーキをはじめとする安全装備も全車に標準装備されている。

▲佐藤さん夫妻にとって車は、楽しむために使うあそび道具。道具だけに「使ってナンボ」だと思っているという ▲佐藤さん夫妻にとって車は、楽しむために使うあそび道具。道具だけに「使ってナンボ」だと思っているという
▲まるでオフロードマシンのように車高を上げた佐藤さんのエブリイワゴン。昨今、このような“上げ系”といわれるカスタムが徐々に増えてきている。ハスラーやクロスビーなどの4WDのイメージが薄い車で行うと、意外性があってとても面白い。荷物が積めるエブリイワゴンに車高を上げて手に入れた高い走破性が加わると、アウトドア好きにとってはとても頼もしい存在になるだろう ▲まるでオフロードマシンのように車高を上げた佐藤さんのエブリイワゴン。昨今、このような“上げ系”といわれるカスタムが徐々に増えてきている。ハスラーやクロスビーなどの4WDのイメージが薄い車で行うと、意外性があってとても面白い。荷物が積めるエブリイワゴンに車高を上げて手に入れた高い走破性が加わると、アウトドア好きにとってはとても頼もしい存在になるだろう
text/編集部 今泉翔太
photo/小林司