初めて見たときから好きでした! このクレスタと一緒なら、これからも成長し続けられます
2018/08/23
車は単なる移動の道具ではなく、大切な人たちとの時間や自分の可能性を広げ、人生をより豊かにしてくれるもの。車の数だけ、車を囲むオーナーのドラマも存在する。この連載では、そんなオーナーたちが過ごす愛車との時間をご紹介。あなたは、どんなクルマと、どんな時間を?

乗りたいと思う車は高校生のときから今も変わらない
都内駐車場の片隅で、一生懸命に車を磨いている人がいた。今回紹介するオーナーの松野 啓さんだ。
愛車はトヨタ クレスタ。1986年式のGX71という型で、今はあまり見かけることがなくなったモデルだが、30年以上たった今でもとてもきれいに維持されているようだ。

松野さんは現在、撮影関係の仕事をしている。
車の撮影に携わることもあり、これまでに様々なデザインのモデルを見る機会があったというが、クレスタのスッキリしたデザインが本当に好きだと力強く語ってくれた。
そんな松野さんの愛車遍歴を聞いてみた。
今まで3台の車に乗り継いできたそうだが、20歳のときに初めて購入した車も、その次に購入した2台目も、そして今の3台目も……なんと! 全く同じ型・同じ色のクレスタだという。
「高校の時にかっこいいと感じてから、30年近くほれっぱなしです。こんなにカクカクしたデザインの車は、今はないですからね。一生“71クレスタ”に乗り続けますよ!」と、他の車に乗ることは考えていない様子だ。

そんな大好きなクレスタ。聞けば整備やメンテナンスは整備書などを取り寄せて勉強し、今ではほぼ自分の手で行っているという。
オイル交換などの簡単なメンテナンスはもちろん、プロペラシャフトのベアリング交換のように専門的な知識や技術が必要になる大がかりな作業も、自分でやってしまうというから驚きだ。
愛着がありすぎるので「この車の面倒はすべて自分が見てあげたい」と、取材のちょっとした合間にもエンジンの点検を行っていた。
車の整備に必要な知識は、学校で勉強する『理科』や『技術』に似ているのだとか。松野さんは愛車の整備に必要な“勉強”を通して、日々の成長を実感しているようだ。
「ご機嫌を損ねないためには、車の知識を付けるための勉強が必要。この先も“この子”と一緒に成長していきたいですね」
松野さんとクレスタの素敵な関係は、これからも末永く続いていきそうだ。




どんなクルマと、どんな時間を?
トヨタ クレスタ(GX71型)と、ともに成長できる時間を。
トヨタの4ドアセダンで、同社のチェイサーやマークⅡの姉妹車。
角型ヘッドライトやテールランプ、そして全体的に角ばったデザインからスマートなイメージを持っている。
1980年代のハイソカー(上流階級向け車)ブームをけん引した1台で、ファブリックシートや当時としては珍しいデジタル式のメーターを採用するなど、豪華なインテリアとなっていた。


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