家族全員が揃う日を楽しみに、BMW 1シリーズと多忙な毎日を頑張っています
2018/06/07
車は単なる移動の道具ではなく、大切な人たちとの時間や自分の可能性を広げ、人生をより豊かにしてくれるもの。車の数だけ、車を囲むオーナーのドラマも存在する。この連載では、そんなオーナーたちが過ごす愛車との時間をご紹介。あなたは、どんなクルマと、どんな時間を?

スタイル重視のファミリーカー
群馬県高崎市の中学校で教鞭を執る森和子さん。
自身が長年プレイする「バスケットボール」の指導者としても活躍している。取材の日は、現在、指導をしている中学女子部の練習試合。愛車のBMW 1シリーズに試合の荷物を積み、体育館へ向かう。
ところで皆さんはご存じだろうか。群馬県は、自動車保有率 国内ナンバー1の地域。
ここ高崎に住む森さん宅にも、2台の自家用車がある。1台は和子さん用のBMW 1シリーズ。もう1台は旦那さま用のキャデラック ATSだ。
2年ほど前からアメリカに単身赴任している旦那さまは、昔から車が大好き。
年に数えるほどしか帰ってこないが、愛車は手離したくないと、和子さんに維持をお願いしているそうだ。
アメ車は大きくてなかなか運転し慣れないし、傷つけでもしたら大変なので、正直あまり動かしたくない和子さんだが「お父さんが大事にしているから」と、週末の手入れは欠かさない。
たまに走らせてあげるために、近場の試合にはATSで行くこともあるそうだ。

5人家族の森家は、165cmの和子さん以外はみんな170cmオーバーというスタイル抜群なご一家。パパはラグビー、ママと子供たちはバスケットボールに励んでいた(いる)スポーツ一家で、末っ子はなんと190cmを超える高身長だ。
そんなご一家なので、セダンかつクーペライクなATSは正直手狭である。実際、5人でフル乗車する際は「真ん中(後席中央)は誰が座る問題」が発生することも。でも不便は感じない。森家にとってはこれがフツウだからだ。
体格に関わらず、子供が3人もいればミニバンを選ぶ家族は多いが、森家のガレージには昔から“ちょっと珍しい車”が鎮座してきた。
車好きパパが街の車屋さんで見つけてくる車たちは、どれも目を引くデザインだったが、決して「広々」とはいかなかった。しかし、このちょっと窮屈な空間こそ“我が家”らしく、何だかんだ居心地が良いのだという。
子供たちは全員社会人となり、それぞれの道を歩んでいるが、タイミングが合えば家族みんなでテレビ電話をしたり、年に1度は必ず旅行に行ったりと、とても仲良しだ。
そして、今も昔も、ちょっと窮屈なドライブが楽しい。

1シリーズは和子さん用の車として昨年購入。選んだ理由を尋ねると、車にこだわりはないと前置きしつつも、自分用の車は「森先生の車」と見られることを意識して、“カッコいいもの”を選んでいるという。
正確には、「カッコいいBMWの車で」というオーダーのもと、車好きの旦那さまが選んでいるそうで、なるほど、だからFRの118iか……と妙に納得してしまった(笑)。
この1シリーズが主に活躍するのは、毎日の通勤、教え子の練習、試合、自身が所属するシニアチームの練習、試合等々……。
買い物などの家事も合わせると、なかなか多忙に思えるが、実用性を重視したコンパクトカーではなくスタイルの良い1シリーズを乗りこなすあたりがまたストイックで、和子さんらしい。

キャデラック ATSがファミリーカーとして和子さんの「母親」時間を紡いでいるとするならば、1シリーズは「先生」「コーチ」、時には「バスケットボールプレイヤー」としての和子さんをカッコよく支えている。
どちらもかけがえのない日常であり、和子さんにとって楽しい時間だ。
どんなクルマと、どんな時間を?
BMW 1シリーズ(現行型)と、かけがえのない日常を。
2011年10月に誕生した2代目1シリーズ。セグメント唯一の後輪駆動というキャラクターや俊敏なハンドリングなど、従来型の魅力はそのままに、大きな進化を遂げた世代。コンパクトながら、BMWらしさを備えたスポーティな走りが魅力。


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