ブリヂストンが低燃費タイヤ「ECOPIA」シリーズにEV(電気自動車)専用タイヤ「ECOPIA EV-01」を追加。2012年11月1日から発売している。

「ECOPIA EV-01」は、EV車の燃費向上とエンジン音がないことで目立ってしまうタイヤノイズの軽減を目的に開発。従来の「ECOPIA」シリーズにも用いられた「NanoPro-Tech」や、「REGNO」シリーズで培われたサイレントテクノロジーも採用し、高い燃費性能と静粛性を両立させた。

「NanoPro-Tech」は、タイヤを構成する巨大分子(ポリマー)と補強などの目的で加えられる充填剤の親和性を自在に制御するブリヂストン独自の技術だ。安全性能を損なうことなく、エネルギーロスを低減し燃費を向上させられる。

サイレントテクノロジーは、東京大学の応用音響工学研究室と共同でEVにおけるノイズの研究を行った結果生み出されたもの。ブレーキ時にタイヤに大きな負担がかかるEVの特性を考慮したパタンデザインを採用し、優れた燃費と静寂性を実現しただけでなく、タイヤの寿命もより長く保てるようになった。

「ECOPIA EV車-01」のサイズは、205/55R16 91Vの1サイズ。価格はオープンとなる。

EV専用タイヤ「ECOPIA EV-01」。燃費向上はもちろん、エンジン音がない静かな車内でノイズが気にならないことを目指し開発された

EV専用タイヤ「ECOPIA EV-01」。燃費向上はもちろん、エンジン音がない静かな車内でノイズが気にならないことを目指し開発された