快適な室内空間と相性の良いゆったりとした乗り味が魅力

(Tester/高山正寛(本誌) Photo/尾形和美)

コンセプト
内外装を変更し新色も追加。より商品性を向上させた

日産 ティーダ フロントスタイル|ニューモデル試乗日産 ティーダ リアスタイル|ニューモデル試乗
2004年9月の発売以来、ゴーン改革の目玉の一つでもあったティーダ。事実国内だけでなく、中国や北米でも売れまくっており、4月には世界での販売台数がわずか3年6カ月で100万台を超えるヒット作となった。今回のマイナーチェンジでは内外装を中心により上質感を向上させている。

ドライブフィール
乗り心地も良好、過不足のない足回りと動力性能

日産 ティーダ 走り|ニューモデル試乗日産 ティーダ インパネ|ニューモデル試乗
今回のマイナーチェンジではハード回りの変更は少なめ、電動パワーステアリングの特性を変更しているというが、相変わらず「制御しています」感は否めない。

加速に関しては1.5Lで十分、CVTとの相性もまずまず良好。ハンドリングに関してはハードに攻め込むと(そもそもしない? )馬脚を露にする部分もあるが、普段使いであれば、乗り味はゆったり。何よりもティーダ最大のウリである室内の広さと相まって快適な移動時間を演出してくれる。路面からの入力に対しても吸収が早く、この車のキャラクターに合った走りではある。

一方内装はお得意の上質感にさらに磨きがかかった。装備面でもカーナビがHDD化(高性能です)されるなど魅力はかなり増した印象だ。
主要諸元のグレード 15M
駆動方式 FF
トランスミッション CVT
全長×全幅×全高(mm) 4250×1695×1535
ホイールベース(mm) 2600
車両重量(kg) 1150
乗車定員(人) 5
エンジン種類 直4DOHC
総排気量(cc) 1498
最高出力[kW(ps)rpm] 80kW(109ps)/6000rpm
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 146N・m(15.1kg-m)/4400rpm
10・15モード燃費(km/L) 19.4
ガソリン種類/容量(L) 無鉛レギュラー/45
車両本体価格 162万9600円