「みんなの楽」=“皆楽”をキーワードに、さらに広くなった
フロントマスクはライバルに負けない押し出しの強いものに

ホンダ ステップワゴン|ニューモデル速報
↑ボディカラーは、写真のプレミアムヒダマリアイボリー・パールを含む全9色

コンセプト
クラス最大の室内空間を実現
3列目床下格納シートの採用で使い勝手を向上

5ナンバー8人乗りミニバンの元祖であり、そのユーティリティー性能で人気を博すホンダ ステップワゴンがフルモデルチェンジを行い、4代目となった。
「みんなの楽」=“皆楽”をキーワードに、家族みんなが楽しく、楽に移動できるクルマを目指して開発は進められた。これにはホンダ独自の低床・低重心パッケージがベースとなっている。
室内長3095mm、室内高1395mmというクラス最大のキャビンスペースが実現された。また、このクラスでは初となる3列目床下格納シートを採用。使い勝手の向上も図られている。インスツルメントパネルの中央から助手席側にかけて、よく使う物を置くのに便利な大型トレイが設置されるなど、収納装備の充実にも配慮がなされた。

内外装
開放感の演出が随所に施される
エコ運転支援装置も装備

フロントマスクは、硬質な造形のフロントグリルと大型のヘッドライトに一体感を持たせ、ワイド感と存在感のある精悍な表情の演出が図られた。ウエストラインを低くし、センターピラーとリアクォーターピラーをブラックアウト化。リアクォーターウインドウとリアウインドウに連続感を持たせることで、明るく開放的なキャビンを表現しているという。
低床・低重心パッケージをベースに、全長を50mm、全高を45mm拡大することで、室内高1395mmのゆとりある室内空間が実現された。ウエストラインの低下により、全周にわたりガラスエリアが拡大。開放感と広さ感を高めるための演出にも寄与している。さらに一部グレードでは、世界最大級のガラス面積のスカイルーフが採用された。
装備面では、エンジンやトランスミッションなどを燃費優先に制御する「ECONモード」や、エコ運転度をリアルタイムに把握できる「コーチング機能」などにより、低燃費運転を多面的に支援する「エコアシスト」を装備。実用燃費のさらなる向上にも工夫がなされている。

バリエーション
2LのFFには待望のCVTを装備
燃費はクラストップの14.2km/L

エンジンは2.0L i-VTEC。組み合わされるトランスミッションは駆動方式により異なり、FF車にはトルクコンバーター付CVTが組み合わされ、スムーズな走りとクラストップの10・15モード燃費14.2km/Lという優れた燃費性能の両立が図られている。4WD車には5ATが組み合わされ、10・15モード燃費は12.6km/Lだ。サスペンション形式も、フロントはマクファーソンストラットで共通だが、リアはFFがトーションビーム、4WDはド・ディオンアクスル式と駆動方式により異なる。
全タイプ、国土交通省「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定を取得。FF車は「平成22年度燃費基準+25%」、4WD車は「平成22年度燃費基準+20%」を達成。全車、09年4月から施行されている「環境対応車普及促進税制(自動車取得税と自動車重量税の減税措置)」と「環境対応車普及促進対策費補助金」に対応する。
POINT
1 ピラーをブラックアウトし
明るく開放的なキャビンを表現
ホンダ ステップワゴン リアスタイル|ニューモデル速報
2 センターのスピードメーター中央には
エコ運転を支援するエコリング
ホンダ ステップワゴン インパネ|ニューモデル速報
3 室内長を320mm拡大するなど
クラス最大のキャビンスペースを実現
ホンダ ステップワゴン シート|ニューモデル速報
4 専用フロントグリルやエアロのほか
専用サスペンションも備わるスパーダ
ホンダ ステップワゴン スパーダS|ニューモデル速報

SPECIFICATIONS

グレード G L スパーダS Li
駆動方式 2WD(FF) 4WD
トランスミッション CVT 5AT
全長×全幅×全高(mm) 4690×1695×1815 4690×1695×1830
ホイールベース(mm) 2855
車両重量(kg) 1580 1600 1610 1710
乗車定員(人) 8
エンジン種類 直4DOHC
総排気量(cc) 1997
最高出力[kW(ps)rpm] 110(150)/6200
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 193(19.7)/4200
10・15モード燃費(km/L) 14.2 14.0 12.6
ガソリン種類/容量(L) レギュラー/60 レギュラー/55
車両本体価格(万円) 208.8 240.8 245.8 345.8
■発表日:平成21年10月9日 ■取り扱い:ホンダカーズ