ルパン三世も乗り換える!? 新型チンクエチェント

    フィアット500 フロントスタイル|発表会 フィアット500 リアスタイル|発表会
    フィアット500(チンクエチェント)の発表会に行ってきました。
    イタリア文化会館で行われたのですが、展示されている車両は建物の前に1台と、建物内にアーティストのジュリアーノ・ゲッリ氏がペイントした1台、計2台。残念ながらどちらもインテリアを見ることが出来ませんでした。というわけで、インテリアの写真は広報写真となります。
    ご存じの方も多いと思いますが、この車のベースは同社のパンダ。日本での一番のライバルはミニでしょうね。個性的な車の多いコンパクトカークラスにおいても、特にこの2台は特徴のあるデザインですし、価格もほぼ同じ。少し比較してみましょう。
    ・価格
    フィアット500 1.2ラウンジ(5AT):225.0万円
    ミニ ワン(CVT):231.0万円
    ・サイズ(全長×全幅×全高 単位はmm)
    フィアット500:3545×1625×1515
    ミニ:3700×1685×1430
    ・エンジン
    フィアット500:直列4気筒SOHC 1240cc
    ミニ:直列4気筒DOHC 1396cc
    ・最高出力&最大トルク
    フィアット500:51kW(69ps)&102N・m(10.4kg-m)
    ミニ:70kW(95ps)&140N・m(14.3kg-m)
    排気量ではミニのほうが上ですが、アルミホイールやガラスルーフが標準装備なのはフィアット500。そう考えるとやはり購入時に悩ましい2台と言えるでしょう。

      フィアット500 インパネ|発表会 フィアット500 フロントシート|発表会 フィアット500 リアシート|発表会

    この日発表されたのは豪華仕様の1.2ラウンジと、それをベースにフォグランプやボディ同色サイドモール、フルオートエアコンなどを装備した200台限定車の1.2ラウンジSS(233.0万円)の2台のみ。今後は、廉価版のポップが190.0万円で、また1.4Lエンジンを搭載するスポーツ(?)も相次いで投入される予定です。さらにボディやインテリアカラーをもっと選べるようになるようだし、パフュームディフューザーからポルトローナ・フラウ製シートまで選択可能になるらしい(らしい、ばかりですみません。いまのところそれらの具体的な導入時期やオプション類の数などが一切不明なのです)。
    まぁ、それだけカスタマイズできるようになれば、ますますミニとガチンコなわけです。

    ちなみにこの日は在日イタリア大使のマリオ・ボーヴァ氏、フィアット・オートモービルズCEOロレンツォ・システィーノ氏らが出席していましたが、中でもルパン三世の生みの親、モンキー・パンチ氏が登場すると会場はひと際盛り上がりました。
    ルパン三世の愛車といえばフィアット500、なわけですが、4月2日に発売されるDVD『GREEN VS RED』にて、ルパン三世はこの新型フィアット500に乗るらしいのです。その映像も、少しだけ見せてくれました。

    発売は3月15日(土)から。青山にはフィアット500のカフェも登場するようです。コンパクトカー好きの私としても、かなり注目している一台です。さて、日本での人気はいかに!?
      フィアット500 モンキー・パンチ氏|発表会 フィアット500 ルパン三世1|発表会 フィアット500 ルパン三世2|発表会

    <カーセンサーnet編集部デスク・ぴえいる>